何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」感想 良いリメイク でもやっぱりオリジナルが良すぎる

どうもきいつです


韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」を「モテキ」、「バクマン。」などの大根仁監督がリメイク
日本が舞台になっています

僕は韓国版のサニーがすごく好きで
日本が舞台でリメイク、しかも大根仁さんが監督するということで期待して観てまいりました
主人公の奈美はたまたま高校時代の親友の芹香に再会する
芹香は末期ガンでもう先が長くなかった
彼女の、死ぬ前にみんなにもう1度会いたいという願いを叶えるため
奈美はかつての仲間たちを探すことになった

ストーリーはこんな感じです

高校時代の友達を探す現在のパートと、高校時代の思い出の回想シーンのパートが切り替わりながら話が進んで行くような構成になっています

全体的に韓国版をかなり忠実にリメイクされています
かといって、ただそのままコピーしたわけではなく日本だからこそのリメイクになっています
それが、1995年のコギャルブームと、その時代を彩った音楽です
その時代を生きた人は懐かしさに浸れるんじゃないでしょうか
先日引退された安室奈美恵さんや、TRF、Chara、PUFFYなど
世代じゃない人も聞いたことあるような曲ばかりです

そして、この物語は過去を思い出すことによって、いつの間にか止まっていた時間が動き出す
という話でもあります
誰しも残酷な人生を受け入れて、同じ毎日を繰り返して本当は何をやりたかったのかも忘れていく
主人公たちもそんな生活を送っていましたが、仲間たちとの再会でちょっとづつ変化していきます
これは今を生きる人たちみんなに刺さるんじゃないでしょうか?


でも、この映画は本当に笑えるし、楽しいコメディー映画です

とくに、現在パートのやりとりとかすごい面白い
その中でも、友達役の小池栄子さんと渡辺直美さんの掛け合いがめっちゃ笑えました

過去パートも、高校時代の奈美役の広瀬すずさんのブチギレたシーンはすごい笑っちゃいました
他にも笑えるシーンはいっぱいあります



この映画、非常に楽しく面白い映画ではあるんですが
気になる点も多々ありました


まず、最初のほうの女子高生が登校中に急に踊りだすシーン
ミュージカル的というか、フラッショモブみたいな…
個人的には、あれがちょっと苦手です
「モテキ」でもああいうシーンあったんですけど
なんか見ててちょっと恥ずかしくなると言うか…


それと、舞台が女子高なんですが
生徒が全員コギャルファッションってのにすごい違和感でした
いくら流行っていたと言えど、あれはちょっとおかしくないですか?
地味な子もいれば、ああいう格好が嫌いな子も絶対いたはずですよ

これでわかるように、ちょっとコギャル中心の世界になり過ぎてますよね
コギャルブーム以外の社会的風景がほぼ描かれてない
阪神大震災のことも主人公の出身ってぐらいにしか出てこないですし、地下鉄サリン事件なんかもこの時代にありましたし、他にもいろいろあったと思います
韓国版では、その当時の社会情勢もしっかり描かれていて、ストーリーにも絡められていました

正直、僕はこの頃まだ小学1年生くらいだったんで、あまり懐かしさはないんですよね
でも、こういう文化や出来事はちゃんと覚えていますし
あまりにもコギャルっていうものに限定しすぎて
懐かしさに関しては、40歳前後のコギャルやってた人達という、かなりターゲット層が狭まってしまったんじゃないかなって思いました


あと、韓国版の終盤に結構重要なシーンがあったんですけど、そこがリメイク版ではごっそり無くなっていました
結構重要なシーンだと思うんですけどね…
尺的な問題があったんでしょうかね


元の映画が名作ですし、僕自身がすごい好きなだけあって比べてしまいます

それでも、全然良い映画だったと思います
感動するし、笑えるし、日本人だからこそ感じれるものたくさんある
そんな良作リメイク映画でした





サニー 永遠の仲間たち (字幕版)