何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

漫画「橙は、半透明に二度寝する」感想 不思議でホラーな世界観に魅せられる

どうもきいつです




「橙は、半透明に二度寝する」すごい漫画です

 

何がすごいのか?
わからない
でも、なんかすごい

 

とりあえず読んでほしい
そんな漫画です


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とある町を舞台に、様々な不思議な出来事が起こる
オムニバス形式の漫画です


本当に独特な漫画です

まず、画風が個性的で
なんと言うか、まるで版画のようにも思える絵で
けっこう荒々しいタッチで描かれています
でも、汚くはないんですよ
この画風が独特な世界観を生み出しています



内容も独特で
なんて説明すれば良いのか
どのエピソードも、もれなく変な話です
作者の阿部洋一さんは頭おかしいです イカれてます 良い意味で

この漫画、ジャンルもわからない
ホラー的な雰囲気はあるんですが、怖くはない
グロテスク、バイオレンスな描写もあるんですが
そこまで、不快にも思わないんです
笑える部分もありますし
なんなんでしょう… 難しい

なんか全体的に抽象的な表現ですね

なので、それぞれのエピソードには何かメッセージが隠されてるのか?
そう深読みもしてしまいます

でも、作者が思いついた事をただ漫画にしているだけかもしれない
逆に全部計算して、こういう漫画を描いてるのかもしれないし
もしかしたら、感覚だけで描いて無意識で深い部分まで描けてしまう天才なのかも

ほんとにミステリーですね



ただ、思春期がテーマになってるんじゃないか
っていう事はわかります

それぞれのエピソードは、繋がっている話もありますが
大体は独立した話です
それぞれ独立した話なのですが、それぞれの物語の主役は全部女子高生です

それと、タイトル「橙は、半透明に二度寝する」
これは、最後まで読んでもいまいち意味が分かりません
でも、思春期がテーマだとすると、ちょっと意味がわかるかも

橙は赤と黄色の中間の色
橙は夕方のイメージがあります
夕方は昼と夜の中間
半透明は透明でも不透明でもない中間
二度寝は熟睡しているわけでも起きているわけでもない中間
女子高生は大人と子供の中間の存在

この漫画の世界は善悪も曖昧に描かれています

白でも黒でもないグレーなものを、この漫画は表現したかったのではないでしょうか?

でも、結局のところはわからないですね



実際に読んでみて、この不思議な世界を感じて欲しいですね
全てが魅力的な漫画でした
全2巻の短い漫画です
是非、読んでみてはどうでしょうか?






橙は、半透明に二度寝する(1) (週刊少年マガジンコミックス)