何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ザ・サークル」感想 メッセージ性はとてもわかる でも退屈な映画

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どうもきいつです




SNSをテーマとした映画「ザ・サークル」観ました

 

SNSを運営している会社が舞台です
SNSを通じて全ての個人情報を全ての人間が共有する秘密の無い世界
そんな社会を作ろうとする会社「サークル」
この会社んに勤める事になった主人公メイの物語

 

いちおうジャンルはサスペンスです
僕が観たところ、そんなにサスペンスに感じませんでしたが


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この映画を観て1番最初に思ったことは


マジでこの会社気持ち悪いんですけど


この会社、一見すごい良い会社なんですよ
でも、社員の言動、会社風とかがすごいキモい

意識高い系の権化の様な会社

経営者の言ってる事もホントに全部胡散臭い
それなのに社員たちはみんな鵜呑みにして信頼してる

もう洗脳ですよ

ヤバい新興宗教にしか見えない


でも、この気持ち悪さがこの映画の良いところだと思います

今のSNSに依存している世間に重なる部分があると思いますね
見た目だけ盛って、どれだけ自分が素晴らしい生活をおくってるか
そいうのをアピールして「いいね」をもらう
「いいね」の数だけがステータス

そんなもの虚構だよって言われてるように感じます



この映画の1番のメッセージは
SNSって行き過ぎると、プライベートも無くなっちゃう程ヤバいものじゃない?
だと思いました

映画の中では「サクール」が街中にカメラを仕掛けて、SNS上でいつでも見れる
みたいなシステムを作るんです
途中からは主人公が、実験として常に自分の行動を全世界に中継しながら生活をおくります

現実の世界もいつかこんな風になるかもしれないよ
って事だとおもいます



メッセージはすごく伝わるし、共感できますが


この作品、映画としてはすごく退屈でした

主人公が会社に疑問を抱いて対立するわけでもなく
むしろ会社に洗脳されてる
ただ、この気持ち悪い会社で働き続けます

終盤に、これはおかしいと行動を起こしますけど


それと、主人公が何をしたいかがわからない
だから、観てる側はついていけないんですよ

急に夜中の湖でカヤックに乗るところなんか
なんで?って感じです


最後のオチもなんかね…



サスペンスとしては弱かったと思う作品でした
でも、主演のエマ・ワトソンさんは演技も良かったし綺麗で可愛い
それだけでも見る価値あるんじゃないでしょうか





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