何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

漫画「風都探偵」感想 想像以上に正統派続編 いろいろクオリティが高い

どうもきいつです




特撮ドラマ「仮面ライダーW」の正統続編が「風都探偵」という名で
漫画として週刊ビックコミックスピリッツで連載されています

 

僕は仮面ライダーが好きなんですが
その中でも仮面ライダーWがかなり好きで
続編が始まると知ったときはかなりテンションが上がりました


でも、やっぱり元が実写のドラマなので、それを漫画にするのは無理あるんじゃないのか
って不安もありました

で、読んでみたところ
期待以上にちゃんと漫画化されていました



まず、キャラクターがちゃんと再現されています
見た目に関しては漫画なのでデフォルメされているんですが
性格、雰囲気、喋り方、などがちゃんとドラマの頃から引き継がれています
脚本の三条陸さんが、ドラマに引き続き漫画でも脚本を担当されている事もあって
違和感なくドラマの続きとして漫画に入ることができました


そして、デザイン的なところもしっかり再現されてる
ベルト、道具、バイクなどのメカデザインもホントにすごく細かく描かれています
仮面ライダーのデザインも違和感なく再現されてます
たぶん、これ描くだけでもかなりの労力と時間がかかると思いますよ
それだけで、本気で漫画にしようとしてる事が伝わってきます



でも、アクション面は漫画にするには難しいですね
やっぱり止まってる絵より、動いている実写の方が迫力や面白さが上なのは否めません

しかし、そこは考えて作られていると思います

この漫画、戦闘シーンは意外と少ないんです
その代わりにサスペンス部分に重きを置いています

もともと仮面ライダーW自体が、探偵をテーマにした仮面ライダーだったので
サスペンス要素も入っていました
ただ子供向け番組ですし、やっぱり戦いメインでそんなに本格的ではなかったんです

漫画では、そのサスペンス面を重視することで
アクション面の弱さを上手く補えていると思います



僕が1番漫画化が成功していると思う点は
漫画だからできる事をしているところ
日曜朝の仮面ライダーじゃできないことをやってくれてる

それは、さっき言ったアクションを削ってサスペンスを重視する
っていうのもそうですし
漫画だとちょっと大人な表現もできます
グロテスクなシーンや猟奇的な殺人などの表現
そしてエロいシーンなんかも
こういうのが意外と仮面ライダーWには相性が良いんだな思いました


それ以外にも敵の造形も良いです
実写ならスーツの中に人が入らなければならないので
ある程度形は制限されてしまうんですが

漫画ではそんなの関係ないので
ありえないくらい細い、めちゃくちゃデカい、人体の構造的におかしい
そういう造形も実現できます
これは漫画だからこその利点ですね


続編だからこその問題点
登場人物たちが成長しきっている
登場人物たちの関係性が固まり過ぎている
こういう問題があると思うんですよ

でも、ここは新キャラクターを登場させる事で解消されています
新キャラがもともとの人間関係をかき乱したり
主人公たちの新しい一面を引き出したりもしてくれます



実写のドラマの続編を漫画で描くという、結構レアな作品だと思います
しかも、なかなか上手く作られていて
仮面ライダーWの続編としては、かなり良い出来なんじゃないでしょうか
Wファンの人にはぜひ読んでもらいたい作品です





風都探偵 (1) (ビッグコミックス)