何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「コララインとボタンの魔女」感想 不気味だけど魅力的 ストップモーションアニメが素晴らしい

どうもきいつです




かなり前に映画館へ観に行ったこの映画
久しぶりに観返してみました

 

2010年公開の映画だったんですね
観たのが前過ぎてあまり内容を覚えていませんでした
結構好きだったのは覚えてるんですが


この映画、全編ストップモーションアニメです
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の
ヘンリー・セリック監督が手掛けた作品です

主人公の女の子コララインが
引っ越してきた家にあった鍵の閉まった小さなドアから
不思議な世界へ迷い込みます
そこから始まる
ファンタジーでホラーな冒険の物語です



「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」でも
素晴らしいストップモーションアニメだったんですが
この映画は
更にレベルアップしてると思います

動きなんかは当然凄いんですが

質感が面白いですね
糸やぬいぐるみなどの毛羽立った質感
異世界へ繋がってる道の紙のような質感
その他にも
ほこりや泥や花の質感も良かったです
ストップモーションアニメならではの
リアルさよりも手作り感のある世界が面白く
凄く引き込まれます

そしてキャラクターの表情も
とても豊かで動きも細かい
これだけでもかなりの時間と労力を
費やしているとおもいます


それと、ホラーで不気味な世界観も魅力的です

全体的に少し暗めの色調で
登場するキャラクターの造形も
なかなか不気味です

でも、なんか可愛らしさもあるんですよね
コララインのお父さんなんかは
別に悪い人でもないのに
なかなか気持ち悪い見た目ですよ

異世界の目がボタンの人たちや
魔女は結構不気味で怖かったですね
冒頭の人形を解体して縫い直すシーンなんかも
なかなか気味が悪かった



ストーリーはわかり易いですね
原作が児童書なので子供でも
理解できる内容ですし
教訓みたいなのもシンプルです

美味しい話には裏がある
家族は大切にしよう
人は見かけで
判断しないようにしよう
みたいな


一貫して主人公のコラライン目線で
全て話が進んで行くので
ブレずに物語の中に入ることができます


コララインは
ちょっとわがままな女の子ですが
目線が子供として描かれているので
そんなに気にならないです

親が仕事ばっかりで冷たかったり
周りの人たちも
ちょっと変な人だったり
コララインに感情移入できるように
作られていると思います




久しぶりにこの映画を観ましたが
やっぱり良かったですね
アニメのクオリティーは凄い高いです
大人でも子供でも
楽しめる映画だと思います





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