どうもきいつです
映画館のファーストデイでせっかく安くなるので何か観ようと思い映画館へ行ったんですが
特に観たいものが無く
なんとなく名前を聞いたことのあるこの作品を観てみました
原作は小説で結構人気があるらしいです
たぶん僕の母親も読んでたような気がします
テレビドラマにもなってましたね
僕は、ほぼ知識ゼロの状態で観てきました
なんとなくミステリー的なのかな
ってくらいの知識です
全体的に雰囲気というか空気感が凄い好きな映画でした
ちょっと田舎な雰囲気がノスタルジックで良かったです
古書店の中もなんか落ち着くような気持ちになりますね
設定も面白かったと思います
主人公の1人のビブリア古書堂の店主の栞子
彼女が、1冊の本を観察しただけで
そこから推理をしていろいろな謎を解くんですよ
この能力が新鮮で面白く思いました
栞子のキャラクターも良かったです
普段は物静かで清楚な雰囲気ですが
本に対する執着が若干変人じみてて面白いですね
でも、可愛らしさもありますよね
栞子を演じている黒木華さんも、そういうキャラクターに合ってると思いました
原作を読んでないので、原作と比べてどうなのかは僕にはわかりませんが
ただ、雰囲気や設定なんかは好きだったんですが
疑問に思う事が結構ありましたね
主人公の五浦のおばあさんの過去の恋愛シーンの入れ方がいまいち意味がわからなかったです
現在のシーンと過去のシーンが同時進行で交互に入れ替わって話が進むんですが
なんであんな構成にしたのかなって思います
最終的に2つの話は繋がりますが
直接つながるのは最後だけで
そこに至るまでは、さほど共通する部分がありません
別々の話を交互に見せられてる感じですね
だからシーンが唐突に変わるので
えっ? ってなります
現在のパートがミステリー的になってくると
正直、こんな恋愛シーン観たくないんですけど
ってなってくる
現在の謎に関わる事なら良いんですけど
全然関係ないし
最初に面白いと思った栞子の推理能力なんですが
この推理するシーンがすごく少ないのも不満ですね
もっと見たかった
最初の方は推理するんですが
肝心なメインの事件に関しては全然推理しないんですよ
むしろ終盤になるにつれて馬鹿になってるんじゃないかと思ってしまう
観てる側は、もう犯人はアイツだろ
ってなってるのに
中の人たちは全然犯人に気付かない
犯人が目の前に出てきてから
あっ!! ってなってる
あと、犯人に関しては
ちょっとわかりやす過ぎますね
最初に登場した時点で怪しいんですよ
まだ事件も何も起きてないのに
それに登場人物が少なすぎです
現在のパートはメインの2人と犯人の3人くらいだけで話が進むので
もうこいつしか犯人いないだろ
ってなります
ミステリー部分が弱いですね
どんでん返しもありませんし
なんか文句が多くなってしまいましたが
めちゃくちゃ駄作だとも思ってないです
ちょっとのんびりした日本的な空気感は結構好きです
終盤ののんびりカーチェイスとか、かなり独特な雰囲気で面白い
アメリカの映画ではありえないですよ
あんなカーチェイス
歩行者渡り切るまでちゃんと止まってるんですから
俳優さんたちも良かったです
さっき言った黒木華さんもそうですし
特に過去パートの夏帆さんと東出昌大さんが個人的には好きでした
夏帆さんの明るくて飾り気のない人妻も良かったですし
東出さんの不器用で朴訥な感じも凄い良かった
こんな2人が不倫するんですから
本当にいけないものを見ている気になりましたよ
なんだかんだ言ってそんなに嫌いな映画ではなかったです
でも、やっぱりミステリー的には微妙だと思いますが
出演している俳優さんが好きなら
全然ありな映画だと思います