この前、「コララインとボタンの魔女」を観たんですが
同じアニメーションスタジオのライカの作品の本作を観ていなかった事に気付き観てみました
本作は、このスタジオお馴染みの全編ストップモーションアニメです
そして、何といってもこの作品
日本が舞台です
まあ日本と言うよりは、昔の日本をモデルとしたファンタジー世界ですかね
日本昔話のような世界観です
外国の人が作っている作品なんですが
とんでもない日本表現ではなく
日本人が観ても違和感のない表現になっています
見た目だけでなく死生観や思想的な部分も日本らしく表現されてると思いました
やっぱりストップモーションアニメの表現が素晴らしかったですね
日本の和をストップモーションアニメ美しく表現されています
本当は日本人がしなければならないのかもしれませんが
先を越されてしまいましたね
そもそも日本ってあまりストップモーションアニメの文化がないですよね
それぞれの表現が凄かったです
人物の動きなんかはすごく細かいんですけど
本作はアクションシーンが多く感じました
アクションの動きも激しくて、よくこんなのストップモーションで作ったなと
そして、表情の変化なんてホントに凄い
ストップモーションと思えないレベルですよ
CGアニメかと思います
でもよく見たらやっぱり人形で
それが凄い良い味になってます
折り紙のシーンも面白かったです
1枚の紙が折りあがって動き出す
ホントに細かいです
それと、大波の荒海なんかどうやってるんですかね
海の怖さも表現されてます
怖さで言えば
怪物や月の帝の一族とかは怖く表現されていましたね
ドクロの怪物なんかも大きいってのもありますが
闇に潜んでる感じがなかなか恐怖感が出てました
月の帝の娘たちも怖い
普通に見た目の造形も気味悪いんですが
最初に登場したシーンが凄いホラーでした
ストーリはわかりやすい少年の冒険活劇で
よくあるような感じなんです
子供が観て面白く感じる内容だと思います
アクションシーンが派手なのもありますし
家族愛みたいなわかりやすいメッセージ性もあります
でも、大人向けな一面もあると感じました
深く考えさせられるような部分もあります
物語という存在の重要さとか
物語が終わるという事とか
全編に通して物語という言葉が多用されてますし
この作品のテーマの1つだと思います
やっぱりクオリティーがもの凄く高い作品でしたね
見た目も中身もかなり高い次元の作品ではないでしょうか
ライカの作品では「ボックストロール」をまだ観ていないので
これから観たいと思います
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