何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ビートルジュース」感想 勢いとインパクトがとても楽しい

どうもきいつです



ホラーコメディー映画「ビートルジュース」観ました

 

1988年の映画です
本作の監督はティム・バートン監督
彼の作品の中でもかなり初期の作品ですね
そして、ビートルジュース役はマイケル・キートンです

 


あらすじ
のどかな田舎町に住む夫婦、アダムとバーバラは
自動車事故であえなく死んでしまう
そして、2人は幽霊になってしまい
やがて、死んだ2人の家にニューヨークから
ある家族が引っ越してきた
2人は、その家族を家から追い出すために
人間を退治する「バイオ・エクソシスト」のビートルジュースを
呼び出そうとする



感想
なかなかめちゃくちゃで
なんかよくわからない映画でしたね
でも、嫌いじゃないです


この映画は初めて観ました

USJのモンスター・ライブ・ロックンロールショーという
ショーアトラクションにビートルジュースが登場するので
存在は知っていました
このショーのビートルジュースが
なかなか面白いんですよね

それでいつかは観てみたいと思ってた作品でした



全体的にティム・バートンらしい作品でしたね
ゴーストやモンスターの造形
ちょっと不思議な世界観
ティム・バートン作品が好きな人は
本作も好きだと思います


設定も面白いです
ホラー映画ですが幽霊目線です

死ぬ前に住んでいた家から
今住んでいる人たちを幽霊が追い出そうとする
でも、なかなか出て行ってくれない
どうやって追い出そうか幽霊が試行錯誤する

普通のホラーとは逆転した設定で
新鮮な気持ちで観れます



ストーリはそんなに深くなく
物語上で起きている出来事はハチャメチャで
正直、あんまり意味がわからなかったりする
基本的に、ノリと勢いだけの映画ですね

でも、それが楽しかったりするし
この作品の良さでもあると思います



ゴースト、モンスターも視覚的にとても楽しいです
ティム・バートン的なセンスを見せつけてくれます
幽霊たちはそれぞれかなり個性的
同じゴーストでもみんな見た目が違う

不自然なほど頭が小さかったり、体がぺちゃんこだったり
ちょっと気持ち悪かったりするんですが
なんか愛嬌もあるんですよね
ゴーストたちを見てるだけでも楽しいです

アダムとバーバラの2人の幽霊も
普段は普通の人間の見た目ですが
人を驚かすために異形になるんです

でも、このシーンが面白いんですよね
驚かすために、首を吊って顔面の皮を剥いだり
首を切り落としたりするんですが
普通の人には見えないから無視される

顔を引き伸ばして
なんかもう何なのかわからないめちゃくちゃな顔を作って
その顔で普通に会話してたり

結構笑えました



そして、ビートルジュースのインパクト

演じているのはマイケル・キートンです
最近では「スパイダーマン:ホームカミング」のバルチャー役が
記憶に新しいです
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の主演なんかもとても印象に残ってますね

でも、このビートルジュースは全然印象が違って
とにかくテンションが高くて勢い任せのキャラ
1994年の映画「マスク」のノリに似てます
こういうキャラは好きなので
見てるだけで楽しかったです



楽しい映画だとは思うんですが

やっぱり30年も前の映画で
その上、低予算で作られていると思います
だから、かなりチープさはあります

そして、勢い任せな作品でもあるので
粗が目立ちます
なので、楽しく思う反面
あまり乗り切れなかったというのも事実

The昔のB級映画
って感じの作品でしたね

観る人によったら
とことんつまらない映画だと思うかもしれません



粗削りな作品ではありましたが
そんなに嫌いじゃない作品でした
広い心を持って観れば楽しめる内容だと思います

調べてみたら
ビートルジュースの続編が制作されるらしい
ちょっと期待してしまいますね





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