何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「禁断の惑星」感想 SFの金字塔なだけありセンスが光る でもあまり面白くはない


どうもきいつです




1956年のアメリカのSF映画「禁断の惑星」観ました

 

後のSF作品にも多大な影響を与えたと言われる
SF映画の金字塔的な作品です
1度は観てみたいと思い鑑賞しました

 


あらすじ
西暦2200年、惑星アルテアに到着した一行は
そこで以前の調査隊の生き残りである
モービアス博士に出会う
博士はアルテアの絶滅した前文明を研究しており
ロボットのロビーと娘のアルティアと暮らしている
そして、この星には正体不明の透明な生物も潜んでいた



感想
設定や世界観、デザインなどは
面白かったんですが
映画として面白いかというと微妙
時代を感じる作品でした


さすがに60年以上前のSF作品ということで
時代を感じてしまいますね

2200年とかなり未来の話なんですが
今の時代に観ると、やっぱりチープ
科学的な事も
2018年の現代より明らかに劣って見えるし

でも、それは仕方のない事ですよね
なにしろ、作られたのが大昔
僕の両親すらもまだ物心のついていない子供の頃

文句を言っても仕方がないことです


しかし、とてもセンスのある作品でもありました

過去に人類をも超える超文明が
存在していて宇宙を支配している者がいた
でも、何故かその文明は滅びてしまった
というような設定

そして、科学的なことだけでなく
人間の精神的なものも描いています

こういうものが
後のSFにも影響を与えている
ということは感じれます

やはりSF映画の原点
といえる作品ですね


それに、デザインも
とてもセンスがあると感じました

宇宙船の中であったり
惑星アルテアの荒れ地の風景
モービアスの家の内装
古代文明の遺跡など

これは、今見ても
普通にカッコよく思えたり
面白く感じれます


ロボットのロビーのデザインもとても良いです
明らかに着ぐるみで中に人が入ってるんですが
それも含めて
愛嬌があってかわいらしい

でも、結構メカっぽさもあって
カッコよくもあります


モービアスの娘アルティア
彼女の衣装デザインも良くて
普通にカワイイですね
全然、今の時代に通用する可愛さだと思います


こういったデザイン面でも
後に影響を与えて行ったんでしょうね



ただ、映画的には
あまり楽しめなかったですね


物語は設定で見せているだけで
特に、これといった大きい出来事が起こりません

そして、基本会話だけで
動きもあまりない

画面的にも
大体同じ場所で物事が進んで
変化が少ないです

アクションシーンもほぼ無いですし

エンターテイメント的にはかなり微妙です
いわゆる古典作品ってやつですかね?
だからと言って駄作というわけではないと思います



エンターテイメントとしては
面白みが無いかもしれませんが

やっぱりSF映画の原点だな
と思える部分はたくさんあります
1度観てみても損の無い作品ではないでしょうか





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