何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「デビル」感想 限界まで狭くした密室での殺人 超怖い

 

どうもきいつです




2011年のホラー映画「デビル」観ました

 

1997年の同名映画とは全く関係ないです
本作は、「シックス・センス」「サイン」などの
M・ナイト・シャマランが脚本原案の作品です

 


あらすじ
高層ビルで男が転落死し
現場に急行した刑事ボーデンは
その死に違和感を感じながらも自殺と判断する
一方そのころ、同じビルでエレベーターが突然停止し
男女5人が閉じ込められる
その密室の中で
照明が消えるごとに1人ずつ無残な死を遂げるという
怪奇な事態が起きていた



感想
ホラー要素とミステリー要素が
うまく混ざり合った
なかなか面白い作品でした
狭い閉鎖空間での殺人が
緊張感もあり怖い


本作はホラー映画なんですけども
謎解きミステリー要素がかなり強い作品です

そして、タイトルにもなっている
デビル(悪魔)は、ほぼ登場しないです

なので、心霊的、モンスター的な怖さを求めて観ると
ちょっと違うかな
って思ってしまうかもしれません

でも、ホラー的な怖さもちゃんとあります



この映画の魅力は

エレベーターの中という
究極的に狭い密室の中で
起こる殺人
そして、犯人は同じ密室の中にいる
これです

なかなか斬新だと思います

1つの現場に閉じ込められて
犯人が自分たちの中にいる
ってのはミステリーでは定番ですよね
「金田一少年の事件簿」とか大体そのパターン

その事件が起きる場所を
極限まで狭くする

とても面白い発想だと思いました


こんな狭い中に人殺しがいる
とてつもない緊張感ですよ
数10センチ先には犯人がいるんです
すごい怖い

この設定だけでも十分楽しめます



そして、この映画
かなりテンポが良い
しかも、時間も80分とかなり短い
とても観やすい映画でした

このスピード感で
スリルが増して
ハラハラドキドキさせてくれます
最後まで飽きずに観れました



エレベーターの中で照明が消え
暗闇の何も見えない中で
何かが起きて
照明が点くと誰かが死んでいる

こういうホラー的な怖さもあって
ゾクゾクしますね
得体の知れない者への恐怖感があります



とても面白い作品ではあるんですが

犯人が悪魔っていうのが
なんか引っかかるんですよね

デビルっていうだけに
これありきの映画ではあるんですが

悪魔ってオカルトで超常的な存在で
言ってしまえば、何でもありなんですよ

だから、5人の内の誰が犯人であっても
納得できてしまうと思うんです
どんなにありえない人が犯人であっても
悪魔だからという理由で
押し通せてしまう

それは、ミステリーとしてどうなんだろう
と思ってしまいました


それでも、この作品は
一応、犯人の理由づけもちゃんとしてましたし
そこまでおかしくは感じませんでしたけど


オカルト的な要素を抜いて
この設定でミステリーを作れば
また違った面白い作品ができるんじゃないかな
なんてのも思っちゃいました



まあ、結構楽しめた作品でした
スリルもあるし恐怖もあります
ジェットコースターのようにスピード感があって
ハラハラドキドキです
なかなかの良作だと思います





デビル [Blu-ray]