何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「インクレディブル・ファミリー」感想 安定のピクサー でもちょっと物足りない

 

どうもきいつです




ディズニー、ピクサーのアニメ映画「インクレディブル・ファミリー」観ました

 

2004年のアニメ映画「Mr.インクレディブル」の続編
ピクサーの長編映画としては20作目の作品です
一家全員が超能力を持つ5人家族の
スーパーヒーローとしての活躍を描いた作品





あらすじ
法律でスーパーヒーロー活動を禁じられながらも
人々を救うために戦うMr.インクレディブルことボブとその家族
そして、ある事をきっかけに妻のヘレンが
正義のヒロイン、イラスティガールとして
再び活躍するようになる
そこでボブは、彼女に代わって
家事や子供たちの世話をすることになる



感想
やっぱりピクサー
安定した面白さ
安心して観る事ができます
でも、普通に面白かっただけで
新しいものは見せてくれなかった


前作の「Mr.インクレディブル」を観たのは
かなり前だったので
内容はあまりはっきり覚えていなかったです

それでも
続編である本作は
普通に観れました
大体の設定さえ知ってればついて行けます


そして、ピクサーの
いつも通りの安定した面白さでした
子供向けアニメとしても
面白いと思いますが
ヒーロー映画としても
とても面白かった


アクションシーンもとても楽しい
派手さもあるし
超能力バトルもすごく面白い

グラフィックが綺麗というのもあって
臨場感もあります

イラスティガールの
バイクのシーンなんかは
超カッコいい



ストーリーは
分かりやすいしテンポも良いので
とても観やすい

女性の社会進出や
父親の家庭への向き合い方
みたいなテーマも
分かりやすく組み込まれています

今回は
ヒーローとして活躍するのが
妻のヘレン
ヘレンが家族のために外で働く

一方、ボブは
家庭で家事や子育てに奮闘する

いかにも、今だからこそのテーマ

特にボブの
家事、子育てを経験して
良いパパになっていく様子は
とても好感が持てます



全体的に面白かった作品なんですが
ちょっと気になる点も
ありました


それは
それぞれの出来事やテーマが
結局、バラバラのまま終わっていった

女性の社会進出
父親の家庭問題
ヒーローが必要かどうか

それぞれ1つ1つは
ちゃんと描写してるし
分かりやすいんですが

全部が独立してしまっています


最終的にそれらが
1つの場所に収束して
それぞれが影響し合うような描写が
あっても良かったんじゃないかな
とも思いました


それと、敵が出した問題提起に
答えを出さずに終わったのも引っかかりました

ただ敵を倒しただけなので
そこはすっきりしなかった



安定して面白かったんですが
めちゃくちゃ面白かったってわけではなく
普通に面白かったて感じでしたね

特に新しいものは見せてくれませんでした
安定し過ぎてるんですかね?

テーマなんかも
良く観たことがあるようなテーマだし
ヒーロー的な描写も
今じゃやりつくされた感がある

個人的にはもっと攻めたものを見たい
というのがあるので
この映画に関しては
ちょっと物足りなかった


まあ、そもそもみんな
ピクサーに攻めたものを望んでるわけでは
ないでしょうが

でも、1つぐらいすごいものが
見たかったですね



とにかく、良くも悪くも安定した作品
ファミリー映画としては
十分楽しめます

いつもの面白いピクサー映画です





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