何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ロッキー4/炎の友情」感想 いろいろバランスが悪い 迷走してる


どうもきいつです




ロッキーシリーズ第4作目「ロッキー4/炎の友情」観ました

 

1985年のボクシング映画
「ロッキー3」から続く続編作品
ストーリに冷戦などの社会背景や
世界平和などのメッセージも織り交ぜた
今までとはちょっと違った作品になっています





あらすじ
再びチャンピオンへと返り咲いたロッキーは
国民的ヒーローとして
家族や友人に囲まれながら
幸せな生活を送っていた
そんな中、ソ連のボクサー、イワン・ドラゴが
訪米し世界王者であるロッキーに
対戦希望を表明した
それを聞いたアポロが
ロッキーに代わってドラゴとの対戦を
受けると申し出た



感想
前作以上にエンタメ要素が
とても強い
でも、いろいろと雑
特にドラマが薄すぎる
見どころもあるが
あまり面白い作品ではなかった



シリーズが長く続けば
こういうことも
ありますよね

正直言って
かなり微妙な作品だと思います

前作以上にエンタメ重視
やり過ぎてて
ちょっと現実離れしてるほどです

それで面白かったら別にいいんですが
演出などもあまり上手くなくて
面白くも無いです

なんか無駄が多かったですね

そして、ロッキーらしさも
あまりなかった



本作は今までと違って
なんかちょっと現実離れしたような
要素が多々あって

例えば、謎のロボットの登場
ロッキーの家にいる
たぶん人工知能を
備えているであろうロボット

あの時代にしてはかなり早いですよ
SFですよね

それと、ドラゴの科学的っぽい
謎トレーニング

ロッキーの謎の
雪山トレーニング
とか


それぞれ、単体で見ると
変だけど面白くも思えるんですが

全体的なストーリの中で
それぞれが全く機能してない

ただ変なシーンが所々に入ってくる
ってだけなんです

だから、それらが
無駄に思えてしまいます



他には

洋楽が流れているシーンが
無駄に長い

挿入歌などで
歌が流れて
それを背景に進んで行くシーンが
すごい長い

ロッキーの回想シーンなんか
ホントに長かった
1曲分くらいあったんじゃないですか?

アポロの試合の入場シーンも
無駄に長かったと思うし

ロッキーのトレーニングのシーンも
無駄に長い
しかも、今回はトレーニングシーンに
いつものロッキーのテーマ曲が流れない
代わりに当時流行ってたであろう
曲が流れる

なんで?

無駄に長いシーンが多いんで
すごく退屈になってきます



そして、無駄なシーンが多いわりに
肝心のドラマ部分は
カスほどしか描かれない

エピソード的には
いろいろ起こっているんですが

キャラクターの内面などは
ほぼ描かれてないので

個々の言動の意味が
全然わからないです

アポロが何故戦うのか?
ドラゴの戦う理由は?
ロッキーは何故ドラゴに挑むと
決意したのか?

みんな唐突に動いている様に
しか見えない


サブタイトルが炎の友情ですが
全然、友情っぽいシーンも
無いですし



当時の社会背景をテーマとした
メッセージ

このメッセージ性は
全然悪くはないと思うんですが

入れ方がかなり強引な気がします

試合が終わって
ロッキーが平和的なメッセージは
言うんですが

ここは死んでいったアポロに
何か言ってやれよ
とも思いましたし

全体的にちょっと意識し過ぎだったんじゃ
ないでしょうかね

ドラゴとの試合自体は
なかなか見応えもあったし
面白かったんですけど



今回はロッキーの
戦いに対する気持ちも
なんかフワッとしていて
あまり気分が上がりませんでした

4作目にもなると
やっぱり変な感じになってくるんでしょうね
全体的に変な映画でした





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