何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ロッキー・ザ・ファイナル」感想 この終わりが観たかった シリーズ堂々完結

 

どうもきいつです




ロッキーシリーズ最後の作品「ロッキー・ザ・ファイナル」観ました

 

文字通りロッキー最後の作品
「ロッキー5/最後のドラマ」以来、16年ぶりの作品です
1作目からは30年の時を経て
年老いたロッキーが
再びボクサーとして立ち上がる物語





あらすじ
ボクシング界から引退したロッキーは
かつての栄光の面影はなく
小さなレストランを経営して生計を立てていた
彼はそんな生活を日々送りつつ
心に喪失感を抱えていた
そして、彼は再びボクサーとして立ち上がる




感想
これぞロッキー
素晴らしい終わりを
見せてくれました
ロッキーの生き様と答え
これを観る事ができました



前作から16年の時を経ての続編
真のエンディングを見せてくれました

やっぱり「ロッキー5/最後のドラマ」
では終われないですよね

この作品が作られたおかげで
ロッキーシリーズは
きっちりと終わる事ができたと思います


この作品、原点回帰的な
作りではあるんですが

今までの作品があったからこその
ロッキーにとっての
ボクシングとは何か?
という問いの答えを見せてくれたような
気がしました


ストーリは単純で

やってる事はいつもと一緒

ロッキーが立ち上がり
トレーニングをして
強敵に立ち向かう


ただ今回は
ロッキーが現役を引退してから
十数年が経ち
もう60近い歳になっているということ

そんな男が
また戦うために立ち上がる
それだけでカッコいい


そして、今までは
クズな自分を変えるため
成功をつかむため
強い奴を倒すため
そういう理由で立ち上がり
戦っていたロッキーだったんですが

でも、今回は
やっぱりボクシングが好きだから
だからボクサーとして復活する

なんか、これが真理なのかな
って思えました
これまではいろいろ理由があって
戦い続けてきたけど
最終的にはそういうことなんだなと

ロッキーにとって
ボクシングとは人生だったんだな
と感じさせてくれました



そして、対戦相手の
メイソン・ディクソンも
良かったと思います

現役のチャンピオンなんですが
圧倒的な強さのため
毎回スピードKOばかり

なので、試合に面白みが無いと
ボクシングファンからは叩かれ
あまり好かれていない

本人も相手が弱すぎるだの言って
けっこう調子に乗ってる


この人物がロッキーとの対比にもなってるし

ロッキーと試合をすることで
メイソン自身の心の変化や成長も
見れるし
とても良いキャラクター
だったと思います



ロッキーやその周りの人たちの
人間ドラマも良かったと思います

ロッキー自身のドラマは
妻エイドリアンに先に逝かれてしまい
心にぽっかり穴が開いてしまい
過去の思い出に浸り続けるロッキーの姿
そこから、ボクシングに熱く燃え上がる姿
それらがとても良かった

エイドリアンはもういないですが
それでも、ロッキーとエイドリアンの
ラブラブ感が伝わってきます


ロッキーの息子は
偉大な人を父親に持つという
コンプレックスを抱いており
それに縛られている

それに対するロッキーの言葉が
心に刺さりました
今までで1番父親らしいロッキーが
見れた気がする



ボクシングシーンも
めちゃくちゃカッコ良かったです

見せ方が若干見づらかった
てのはありますが

激しい戦いには
かなり見応えがあります

あの歳の人間が
あそこまでチャンピオンに善戦するのは
現実的にはおかしいですが

でも、やっぱりカッコいいですね
ロッキーはやっぱりすごい男です


そして、最後にはロッキーが負けますが
それでも、すごい爽快感と満足感
感動です



前作では見れなかった
納得のいくロッキーの
最後を見る事ができた
素晴らしい作品でした
これでロッキーは堂々完結です
終わり良ければ総て良しですね



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