何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「マイノリティ・リポート」感想 ツッコミどころは多い でも面白いからええやん

 

どうもきいつです




SF映画「マイノリティ・リポート」観ました

 

2002年に公開されたアメリカのSF映画
フィリップ・K・ディックの同名短編小説を
スティーブン・スピルバーグ監督が
映画化した作品です
主演はトム・クルーズ

 



あらすじ
西暦2054年のワシントンDC
政府は凶悪犯罪を防ぐ策として
3人の予知能力者を使い
未来に起こる犯罪を事前に察知し
事件が起こる前に犯人を捕まえていた
犯罪予防局のジョンは
ある日、自分が36時間以内に
殺人を犯すと予知され
自らの容疑を晴らすために奔走する




感想
とても面白い
エンターテイメント大作
全体的に楽しめる
反面ツッコミどころも
なかなか多い



結構、有名な作品ですが
今回初めて観ました

面白かったです
普通に面白い
めっちゃ楽しめました


設定、ストーリー、アクション
映像、デザイン
どれも良かったと思います

トム・クルーズもカッコいい

エンターテイメントとして
素晴らしい出来ではないでしょうか


ストーリーが
すごく引き込まれます

次の展開が気になるように
上手く見せてる
謎が謎を呼ぶストーリー

世界観や設定と
ストーリーの絡ませ方も
すごく上手くて

世界観の説明の部分も
違和感なく観客側に伝えてくれる

世界のルールが
物語のミステリーの核心とも
繋がっているし
全てが解き明かされた時に
なるほど
と思わせてくれます

全てがパズルを組むように
徐々に事の全貌を明かしていくように
物語が進んで行くので
目が離せないですね



そして、ストーリーだけでなく
それを彩る要素も
この映画をさらに楽しませてくれる


アクションシーンも
超カッコいいですね

路地でのロケットみたいなの
背負った人たちとの闘いとか

90度に急降下している道路での
車から車へ飛び移るシーンとか

ギリギリの状況でのアクションが
ハラハラドキドキで
めっちゃ楽しいです


自動車工場での
トム・クルーズとコリン・ファレルの
肉弾戦もすごく良かった

その後に工場の機械を逃れて
完成した車の中にジョンがいたのには
笑ってしまいましたけど
さすがに無理だろ


近未来世界の映像やデザインも
そごくワクワクします

街並みの全貌も
未来の世界
って感じですし

車や建物のデザインも
未来感があってカッコいい
レクサスの赤い車
のデザインはめっちゃ好きです
どっちが前かわからないヤツ

他にも
内容が変化する新聞とか好きです

今の時代で考えれば
スマホでいいじゃん
って思うけど
こっちのほうがロマンがあって
いいんですよ


全体的にリアルなSF近未来と言うより
ファンタジーなSF表現ですよね
こういうのはかなり好きです



こんな感じで
個人的にすごく好きな映画
なんですけど
ツッコミどころがとても多いんですよ


この物語の核でもある
ジョンの殺人容疑自体が
破綻してると思います

プレコグという
予知能力者が予知した未来の映像を
見ることによって
事前に犯罪を防ぐという設定なんですが

プレコグは
未来を知らずに誰も何も行動しなかった未来を
予知するわけです
そして、未来を知っていれば未来を
変える事ができます

それを前提にすると
ジョンがプレコグの予知する未来を見て
人を殺すということは
絶対あり得ないわけですよ

そもそも、そんな未来が予知される事が
おかしな事です
プレコグは
未来に干渉しなかった場合の未来を
予知するんですから

仮にそういう未来が見えたとしても
36時間過ぎるまで
何もせず寝ていれば
それは回避できるわけで

そう考えれば
黒幕の計画は
根っこから破綻してますよね


他にも

犯罪者として認定されている
ジョンの眼球の認証で
簡単に施設に入れるのもおかしいし

プレコグのいるプールの
排水溝がいくら何でも
広すぎる
人間が2人通れる排水溝とかヤバいでしょ
危険すぎ


観ていれば
気になる箇所が
たくさん出てくる

矛盾が多い映画
というのは否めないです



まあ、矛盾が多い作品では
あるんですが
それでも、とても面白い作品でした
SF、スリル、サスペンス
ミステリー、アクション
いろいろ詰め込まれた
大味な大作映画

楽しいのは間違いないと思います
ちょっと時間は長過ぎるけど



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