何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「コードギアス 復活のルルーシュ」感想 コードギアス祭 そんな映画なんで構え過ぎない方がいい


どうもきいつです



アニメ映画「コードギアス 復活のルルーシュ」観ました

 

2006年から2008年にかけて放送されていた
テレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の
完全新作劇場版です

 

ギアスと呼ばれる特殊な能力を手にした
主人公ルルーシュが世界に対する
反逆の狼煙を上げる様を描いたアニメ
テレビシリーズ、および劇場版3部作の
その後の物語を描いた作品です





あらすじ
超合集国を中心に世界は再編され
人々は平和に過ごしていた
ある日、難民キャンプを慰問するナナリーに
同行したスザクは
突如として現れたナイトメアフレームによって
ナナリーと共に連れ去られてしまう
カレン、ロイド、咲世子はシュナイゼルからの
密命でジルクスタン王国に侵入する
そして、そこでC.C.と再会する



感想
よくあるテレビアニメの劇場版
みたいな感じ
コードギアスのお祭り映画です
それなりに楽しんで観れました



僕はコードギアスに関しては
特別に大ファンと言うわけではないです
好きなアニメの1つ
それくらいの熱量

テレビアニメはリアルタイムで
観ていたわけではないですし
以前公開されていた劇場版3部作も
観ていません

劇場版3部作ってのも
テレビシリーズの総集編みたいだったので
スルーしていました

でも、今回の劇場版は
この3部作からの続きって事らしいですね

3部作はテレビシリーズとは
若干内容が異なるらしいです

テレビ版では死んでいるシャーリーが
劇場版では生きていたりします
なのでちょっと混乱はしました

それでも、内容には全然ついて行けたし
そんなに支障は無かったと思います



内容は
コードギアスが好きなら
楽しめるし面白い内容だったと思います

これはライトなファンとしての意見なんで
大ファンの人たちから見れば
意見は変わってくると思いますけど


僕が本作で良かったと思った点は
あくまでおまけとして作られたコードギアス
という事です

本作はコードギアスの
10年ぶりの完全新作、続編
と謳われていますが

実際に映画を観てみると
新作、続編と言うよりは
劇場版の特別篇だと感じました

あくまでこの作品は
ファンたちに感謝の気持ちを込めて
作られたおまけ的な映画
10周年の記念に作られた映画
そういう作品だと感じます

だから、あまり構え過ぎて観ると
拍子抜けしてしまうと思います

でも、テレビシリーズが
かなり綺麗に終わっていましたし
続編を作るにしても
どうせ蛇足になってしまうと思う

もともと
続編を作るつもりも無かったでしょうし

なら、これくらいの軽い感じの
お祭り的な内容の映画で
ちょうど良かったと思います

無理に話の内容を深く重くしたり
今までの内容を無理やり
引っ張りだしてきたり
話を無理やり繋げたり

そういう事をしていたら
たぶんつまらない作品に
なっていたと思います


そんな小手先の物語や
感動、ギミックなどは省いて
ファンが見たかったものを
ちゃんと見せてくれている

それだけでこの作品は
評価できる作品だと思いました



具体的に良かったと思う部分を
言っていくと


まずはキャラクターです

コードギアスのキャラたちのその後を
違和感なくしっかり見せてくれる
でも、見せ過ぎてもいなくて
ちょうど良かったです

そもそも、このアニメは登場人物が
めちゃくちゃ多い
正直、忘れているキャラがいっぱいいます

で、本作では
印象の強いキャラたちはメインで活躍させ
薄いであろうキャラは
ちょっとだけ出てくるくらいで
セリフもほぼ無い

でも、そのちょっとの出番に
そのキャラの近況みたいなのを
さり気なく見せてくれます

テレビ版での主要キャラは
ほぼみんな登場していますし
その上、物語に支障をきたさない程度の
バランスの良さだったと思います



そして、本作は
テレビ版以上にロボットアクションが
多かったです
この部分もとても良かったと思う

このアニメって
ロボットアニメですが
その割にロボットがあまり活躍しない
アニメでもありました

本作でもその路線で行くことも
できたと思いますし
ファンもロボットより
ルルーシュの頭脳戦を見たい
って人も多いと思いますけど

でも、せっかくの劇場版
大画面なんです
そこでロボットの激しいアクションを
見せてくれたのは
かなり良かった

やっぱり大画面で見るロボットアクションは
派手だし迫力もある
ここをしっかりと見せてくれたのは
大正解だと思いました

スザクのランスロットと
カレンの紅蓮が共闘するのも
めっちゃ熱いです



ギアス同士の頭脳戦も
コードギアスらしくて面白かったです

ギアスの能力ってもともと
みんなチートなんですが

本作の敵シャムナの能力が
今まで以上にチートです

死んだら6時間前に時間が戻る
殺す事もできない上に
未来予知の能力まで兼ね備えている
無敵なんですよね

この強すぎるボス感が
劇場版のボスとしては
スペシャル感もあるし良かった

この敵の倒し方も
精神論や勢いだけじゃなく
理論的に倒してくれて
コードギアスを観てると感じさせてくれます

ルルーシュがシャムナを攻略する方法は
ルルーシュらしい執念深さも
見れてとても良かった

ちょっと頭脳戦に関しては
かなり急ぎ足で
物足りなさも感じましたが
長いからってさらに面白くなったかと言えば
そこはわからないので
ちょうど良かったのかもしれませんね



ドラマ部分も

ルルーシュとナナリー
ルルーシュとC.C.
この物語の結末を
綺麗に終わらせてくれて
満足できました

全体のストーリーの内容は
結構薄くてすっきりしてます

その分テンポはすごくいいし
とても観やすい

でも、見せる部分はしっかり見せてくれるので
物足りなさはあまり感じませんでした
ラストも綺麗な終わり方で
観終えた後にモヤモヤも残らずスッキリです



コードギアスのお祭り映画としては
とても良い出来の作品だったと思います

コードギアスが好きだった人は
懐かしさも感じると思いますし
楽しめる内容でした



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