ホラー映画「クワイエット・プレイス」観ました
俳優のジョン・クラシンスキーが
監督、脚本を務めたホラー映画
音に反応して人間を襲う『何か』によって
人類が滅亡の危機に瀕した世界を
描いた作品です
主演はクラシンスキーの妻でもある
エミリー・ブラント
あらすじ
音に反応して襲撃してくる何かにより
人類は絶滅の危機にさらされていた
リーとエブリンの夫婦は子供たちと
決して音を立てないというルールを
固く守る事で生き延びていた
そんな中エブリンの胎内には
新しい命が宿っていた
感想
音を立ててはいけない
という設定は
ハラハラするし面白い
でも、ちょっと強引な映画でした
結構、評判が良くて
怖いって感想も聞くので
観てみました
なかなか面白い設定ですね
音を立ててはいけない
ってのは緊張感もあるしハラハラしました
序盤から静かなシーンが続き
だからこそどこかで大きな音が鳴ると
ヒヤッとなるしドキッとする
これがなかなか緊張感もあって良かったです
ストーリーもそんなに悪くなかったと思います
絶望的な世界で必死に生きる家族
だからこその家族の絆だったり
逆に家族の溝なんかも描かれている
家族愛を感じれるストーリー
だったと思います
おもしろいっちゃ面白い映画
だったんですけど
全体的にかなり強引な映画
なんですよね
だからツッコミどころが多い
この映画の1番重要な要素でもある
音に反応して襲ってくる
エイリアンみたいなモンスター
これの設定が結構ガバガバ
どのくらいの音までがダメなのか
線引きが曖昧で
音を出したら襲ってきますけど
別に音って人間以外でも発されるわけですよ
風が吹いたり土砂崩れだったり
動物たちだったり
本作の中でも滝があったりします
それで、モンスターたちは
基本的に人間が発した音だけに
反応してるようにも思えるんですよね
もし、音の聞こえる場所に集まるなら
滝の周りにいじゃうじゃいても
おかしくないはずです
でも、滝の周りには全然いない
むしろ、滝のような大きな音のある場所では
大声を出しても大丈夫とか言ってましたし
これで思ったのは
じゃあデカい音のある場所の近くで
暮らせば問題なくない?
それか、家の周りで常にデカい音を
鳴らしていればいい
人間の声に反応する
とかだったら納得できるんですけど
他にも音に関する
気になる部分はあって
音に反応するなら
音のなるものをどこかに投げれば
アイツらから逃げれるんじゃない?
とも思う
最後に父親が犠牲になって
子供たちを救いますが
あの時も持ってる武器を
どっかに投げればおびき寄せれたと
思うんですけど
その隙に逃げれそうに思う
それと、弟が草の中を逃げてる時は
めっちゃ音出してましたし
あれは大丈夫なのか?
あと、赤ちゃんについても
ちょっと納得いかない
あんな危機的状況で赤ちゃん作る?
いや、確かにあんな状況だからこそ
夫婦は愛し合い赤ちゃんに希望を
託していたのかもしれない
そう思ったとしても
やっぱり納得いかない
だって安易すぎでしょ
そこは生きることに専念して欲しい
それと出産早すぎ
花火上がってる間に産んだんですよ
しかもへその緒までしっかり切ってるし
それに、出産間近の人間をほったらかして
滝に行ってるのも意味わからない
せめて防音部屋みたいな場所に
入ってるべきだと思う
モンスターのビジュアルも
ちょっと残念でした
あんまり強そうに見えない
人類を絶滅に追い込むような
怪物に見えないですね
あれなら軍が頑張れば殲滅できそうです
銃で倒せてましたしね
数もそんなに多くなさそうですし
音が鳴ってもせいぜい2,3匹
集まってくるくらいでした
ボス的な存在もいなかったし
デザインもなんかいまいち
新鮮さもない既視感
キモさや怖さもそんなない
ちょっとインパクトが弱いです
全体的にアイデアと勢いだけで
突っ走ってしまったように思えました
もうちょっと作り込めば
もっと面白くなったんじゃないですかね
発想は面白かったし
良い部分もあっただけに
雑な部分や強引な部分が
もったいないなと思いました
とても惜しかった映画
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