何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ドニー・ダーコ」 結局、意味が分からない


どうもきいつです



SF映画「ドニー・ダーコ」観ました

 

一度では理解できない複雑な
ストーリーによってリバースムービーと
呼ばれ話題になった2001年のSF映画

 

高校生ドニー・ダーコが経験する
不思議な出来事を描いた作品です





あらすじ
ある晩、ドニー・ダーコの前に
銀色のウサギが現れる
ドニーはウサギに導かれるように家を出る
そこでウサギから世界の終わりを告げられた
翌朝、ドニーはゴルフ場で目を覚ます
帰宅するとジェット機のエンジンが
ドニーの部屋に直撃していた



感想
とにかく意味が分からない
何かが起きそうな雰囲気はあるが
結局、何も起きずに終わっていった
そんな感じの映画でした



この映画、とても複雑で難解
そして、1度観るだけでは理解できない
そんな映画らしいです

ただ、致命的なほど
この映画は面白くない

だから、もう1度観ようとも思わないし
考察をしようと思うほど
この映画に興味もわかない

全く魅力を感じれませんでした


この映画を観ても何も感じません
全編通して意味が分からないんですよね
一体何がしたかったんでしょうか?

ストーリーもよくわからないし
主人公の目的も謎
それぞれのキャラクターの
考えている事も不明
オチもなんだかわからない

そもそも、この映画の謎が何なのか
それがわからないんですよ
謎が謎なんですよ

問題も出されていないのに
答えを求められてる感覚です


全体的に雰囲気はあるんですよ
不気味で不思議な独特な空気感
すごく何か起きそうな雰囲気を
ずっと醸し出しています

でも、雰囲気だけで特に何も起きないんですよね

しかも、ドラマといったドラマも展開されず
物語の終着点や主人公の目的が不明確のまま
ダラダラとストーリーが進んでいくので
自分が何を観てるのかもわからなくなってくる



僕はもともと考察するのは好きだし
謎の多い意味不明な作品は割と好きです

ただ、本作には全く魅力を感じない

本作には複雑で難解
それ以外には何もないんです


意味のわからない難解な作品でも
魅力的なのはたくさんあります

アニメの「新世紀エヴァンゲリオン」は
僕も好きですが
これもなかなか意味不明だし
最終回とかは本当に酷い
でも、とても魅力的な作品です

それは
アニメのクオリティだったり
魅力的なキャラクター
爽快なロボットアクション
などなど
謎以外にも魅力的な要素がたくさんある

そういう要素があるからこそ
作品に興味が湧くし
もっと深く作品を知りたくなる
だから考察をする
作品について語り合いたくなります


しかし、本作はそういった魅力が全くない
ただ意味不明なだけの作品なんです

製作者はこの作品にいろんな意味を込めたり
難解だけど考えれば何かが見えてくるような
作品として作っていると思います

でも、それって作品を
好きになってもらわなければ
叶わない事だと思うんですけど

この作品はそういったことは
全く考えられていなくて
観客は置いてけぼりなんですよね

これは監督の自己満足でしかないと思います



僕はいつも
つまらなかった作品なんかは
粗や矛盾とかをつい掘り返して
揚げ足を取ろうとしてしまうんですけど

本作に関しては
あまりにも意味が分からないし
作品の着地点も理解できないので
何が矛盾してるかもわからない
どこが悪かったかどこが良かったか
全くわかりません


この映画のラストは
おそらく自分を犠牲にして未来を変えた
そういう事だと思うんですが

これって
どんでん返し的なオチとして
作っているんですかね?

もしそうだとしたら
全然どんでん返しになっていないです

そこに至るまでに何をやってるのか
全然わからない上に
オチもいまいちわかりにくい

意味がわからなければ
驚きも何もないです



この映画を好きという人もいると思いますが
ごく少数じゃないでしょうか
確かに考察すれば楽しいかもしれません
ただ、そのモチベーションが上がらない
考察したいと思わせる魅力が
感じられない作品でした





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