何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「Mr.タスク」感想 何を見せられているのか? アホすぎる

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どうもきいつです


ホラー映画「Mr.タスク」観ました

人間をセイウチに変えようと
もくろむ老人の狂気により
セイウチへと変えられてしまう
男を描いた2014年のホラーコメディー

「ドグマ」などのケヴィン・スミスが
監督を務めています

 

あらすじ
ポッドキャストを運営するウォレスは
取材先のカナダで
航海の話を聞いてほしいという
老人の家を訪れる
ハワードと名乗る老人の話を聞いていると
いつの間にか眠っていたウォレス
気が付くと足の感覚が無く愕然とする彼に
ハワードは君をセイウチにすると告げる

 

感想
怖いのか笑っていいのか
よくわからない映画
気持ち悪いけど魅力は感じた

 

この映画はかなり観る人を選ぶと思う

気持ち悪いし悪趣味だし
内容も大してない
でも完全にホラーってわけでもなく
笑わそうとしている節もある

「ムカデ人間」と同じ系統の
作品だと思いました

だから、ほとんどの人が
この映画を気持ち悪いと思いそう

僕自身の感想は
そんなに面白いとは思わなかったけど
嫌いでもない映画です


前半部分は
いまいち乗れなかったですが
後半になると
正直、結構笑ってました

後半部分にこの映画のバカバカしさが
炸裂します


そもそも、この映画自体が
バカな思いつきを
勢いだけで映画にしてしまった
みたいな作品なんですよ

だって
人間をセイウチにしたいジジイ
って設定がもう意味わからないでしょ

そんなジジイが
実際に人間を改造して
セイウチにしてしまうんですから

なにこの映画?
訳わからん


ツッコミどころとか
おかしな部分とか
そういう事を考えることすら
バカバカしくなってくる内容ですよね


セイウチ人間の見た目なんかも
リアル感が無くてすごくチープ
首ひっこめた時の
首がめり込んでる感じとか
特殊メイク感が溢れ出てる

でもなんか気持ち悪いし
不快感もあるんですよね

 

勢いだけのゲテモノ映画ではありますが
前半部分は意外と
ホラーな雰囲気も醸し出していて
少し怖さも感じます

主人公のウォレスと
セイウチジジイのハワードとの
やり取りはなかなか気持ち悪い

ハワードのヤバい奴感がすごく感じれるし
ウォレスは体の自由を奪われているので
とても緊張感を感じます

改造手術の場面では
直接的なグロいものは
あまり見せられないですけど
気持ち悪さはかなりあると思う

グロが苦手な人は無理かもしれませんね


そして
ウォレスがセイウチに改造されてからは
完全に笑わせにきてる

かなり絶望的で
胸糞悪い展開のはずなのに
なんか面白いんですよね

まずセイウチ人間の見た目が
変すぎておもしろい

思っていたよりセイウチのフォルムに
なってるんですよね
でもすごく無理やりなんですよ

それに、人間をセイウチにするという
バカバカしすぎる無謀な改造手術が
普通に成功しているというのも
アホすぎる


その後のハワードのウォレスに対する
鬼畜の所業もなんか面白い
というか何がしたいのかがわからん

ウォレスを水の中に落として
泳がそうとしたり
生のサバ食わそうとしたり
しかもウォレスも食べるし

人間を完全なセイウチにしたい
とか言ってるけど
意味が分からない
じゃあどっかで
本物のセイウチを捕まえて来いよ
って思う


で、終盤になると怒濤のラッシュですよ

ハワードがセイウチとやりたかったことが
明らかになるんですが
なんじゃそれって感じです

過去、漂流した時に自分の命を
救ってくれたセイウチ
しかし、生きるためにそのセイウチを
殺して食べてしまった

その時のトラウマを解消するために
人間をセイウチにして
セイウチ人間と自分が真っ向勝負したい
という理由

いやいや、説明になってない
意味わからなすぎ


そして
セイウチの着ぐるみを着たハワードと
セイウチ人間ウォレスの
白熱のバトルが始まる

もう笑うしかない
何を見せられているのか


ラストは切ないような
やるせないような
後味の悪い終わり方ですけど

どんな気持ちで見るのが正解なのか
全然わからない

 

キャストもなんか変ですよね

「シックス・センス」「A.I.」なんかの
子役で有名だった
ハーレイ・ジョエル・オスメントが
出てます
しかもデブのオッサンになってるし

それに、なぜかジョニー・デップも出てる
こんなクソB級映画なんかに…

さらにジョニー・デップの娘も
出演してるんですよ

こんな映画で
親子共演を果たすとか謎ですよね

 

何もかもにおいて変な映画でした
そこがこの映画の面白さだとも思います

ただ、やっぱり爆発的に笑える
というわけではなかったです

悪ノリで作った変なところが
面白くて笑えますが
ユーモアがあるとは言えませんね

勢いだけで笑わそうとしてる感じです

それに、アメリカ特有の
下品な言動で笑わそうとするのが
やっぱり自分には合わない
これはこの映画だけではないですけど

アメリカ人はこういうので
爆笑なんですかね?

 

まあ、全体的にボケ倒しの映画で
ツッコミながら観ると
楽しいと思う

すごくゲテモノ映画なので
観る人によれば
めっちゃ不快に思ってしまうかも
しれませんが

 


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