どうもきいつです
ヒーロー映画「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」観ました
マーベルコミック原作のMCU作品
「スパイダーマン ホームカミング」の続編で
「アベンジャーズ エンドゲーム」の
直後の世界でのスパイダーマンの活躍を
描いています
監督は前作「スパイダーマン ホームカミング」も
手掛けたジョン・ワッツが務めています
あらすじ
スパイダーマンこと高校生の
ピーター・パーカーは夏休みに
学校の友達たちとヨーロッパ旅行に出かけた
そんな彼の前に、アベンジャーズを陰から
支えてきたニック・フューリーが現れる
そして、ピーターは夏休み返上で
戦いに巻き込まれていく
感想
思ったよりエンドゲームとの
つながりは薄い
だからこそ面白かったのかも
締めくくりの映画ではなく
新たな始まりの映画だと思う
当然のごとく本作を観てきました
スパイダーマンは大好きですし
MCU作品を観るのは
もう義務のようになってしまってきてる
すごく期待していましたし
スパイダーマンは面白い
と決めつけた気持ちで観てきましたが
期待通り面白い映画でした
アクションはカッコいいし
ストーリーはシンプルでわかりやすい
そして本作は想像以上に
コメディー映画でした
エンターテイメントとしては
とても完成度が高かったと思います
逆に言うとかなりライトで
深さがあまりない
ジャンクフードのような映画
でも、それがスパイダーマンらしい
とも言えます
本作はMCUシリーズの
フェイズ3の締めくくりの作品です
本作以降からは
フェイズ4となり新しいシリーズが
展開されていくみたいです
そういう前情報があったので
本作はエンドゲームとのつながりが
とても強い作品になるのかな
と想像していて
正直ちょっと不安でもありました
エンドゲームの前に公開された
「キャプテン・マーベル」が
エンドゲームにつなげるためだけの
かなり酷い内容だったので…
でも、本作は思ったより
つながりがかなり薄かったです
直接物語に関わってくるのは
アイアンマンが死んだということ
くらいで
むしろ、この映画単体で観ても
全然楽しめる内容だと思いました
エンドゲームどころかホームカミングですら
観ていなくてもいいかもしれない
そう思えるくらい単体の映画として
成り立っている作品です
シリーズの締めの作品というよりも
新しいシリーズのスタートのような
作品になっていると思います
ストーリーに関しては
かなり単純でわかりやすい
ピーターの恋愛模様や
世界を脅かす敵
1度負けてから復活など
わかりやす過ぎるほどの
王道でベタな展開です
正直、全部思った通りに展開していく
でも、そのベタな展開が
心地よくもあります
それはやっぱり物語の見せ方や
アクションシーンの楽しさ
笑いのバランス
それらが丁度良くて
つまらない映画になっていないからだと思う
今回のヴィランの正体も
どんでん返し的ではありますけど
このキャラの正体って
ちょっとスパイダーマンに詳しかったら
予告映像の時点でわかってましたよね
こいつってそういうキャラで
そういう能力使ってますから
それにキャストが
「ナイトクローラー」のあいつだし
もう敵にしか見えない
だから、そこにも驚きはないわけですが
それでも面白いと思ってしまいます
とは言え
味気なさもありますが
例えばピーターとMJとの関係が
あっけなく発展していて
ちょっと物足りなかったり
トニーからの意思を受け継ぐ
というテーマも
サラッと描いてるだけだったり
全体的に薄い内容ではありました
話が重くないからこそ
テンポが良くて楽しい映画にはなってるんで
これはこれで良かったのかも
そして、スパイダーマンの映画自体が
アニメ含めてもう8作目なわけで
スパイダーマンお馴染みの
ウェブアクションがマンネリに
なってしまいそうなものですが
そこもそうならないよう
工夫を凝らしていたと思います
まずは舞台がヨーロッパに
移ったということで
映像的に新鮮になっています
今まではニューヨークの高層ビルを
ウェブで飛び回るというのが
定番になってましたけど
今回はヨーロッパの石造りの街並みを
スパイダーマンが飛び回ってるってだけで
新鮮に映ります
建物自体があまり高くなかったり
ヴェネツィアの川の上を飛び回るのも
なかなか良かった
ミステリオのホログラムも
映像的にとても面白い
本物と偽物との見分けがつかない中での
スパイダーマンの戦いが
今までにない面白さですし
スパイダーマンが追い込まれていく姿は
とても見応えがありました
終盤の大量のドローンとの戦いも
とてもカッコよかったです
スパイダーマンのウェブアクションを
しっかり見せつつも
あんなにがっつりとした空中戦は
今までに無かったですし
観ていてすごくテンションが上がりました
アトラクション的な楽しさが
アクションシーンに詰め込まれていて
それだけで大満足です
4DXで観ても楽しそうですね
さらに、今回はアクションだけでなく
コメディーも良かった
劇場内もかなりウケていました
正直言うと笑いのレベルは
そんなに高くないですが
だからこそわかりやすくて
笑えるんですよ
アメリカの笑いって日本人には
いまいち理解しがたいですが
本作のギャグは万国共通の笑いだと思う
ちょうどいいバカバカしさなんですよね
少年向けのギャグマンガみたいな
アホすぎて笑ってしまう感じです
ドローンが同級生を
追撃しようとする場面はめっちゃ笑った
それに笑いもくどすぎないので
バランスが良かったです
アホすぎるギャグが多すぎても
しんどくなって冷めてしまいますけど
ちょうどいいタイミングに
笑いを入れてくるので
最後まで笑える映画になっています
ほとんどコメディー映画みたいな作風に
なっているのも
エンドゲームからのつながりを
良い意味で絶っていたんだと思います
この映画がエンドゲームから
直接つながってる話とは思えないですもんね
やっぱりスパイダーマンは面白いと
思わされました
続きも気になるし
続編にも期待してしまいます
個人的にはエンドゲームより
こっちの方が好きかも
スパイダーマン:ホームカミング IN 3D(初回生産限定) [Blu-ray]