どうもきいつです
夏と言えばホラー
ということでホラー映画を紹介したいと
思います
でも、怖いホラー映画となったら
お決まりの定番作品ばかりになってしまって
あまり面白みも無いと思うので
今回は僕が観て面白いと思ったホラー映画を
紹介していきます
なので、ちょっと変な作品だったり
全然怖くない内容の映画が多いかもしれません
でも、面白いです
それでは紹介していきます
「武器人間」
2013年のオランダ、アメリカ、チェコ合作の
POVホラー映画
あらすじ
第二次世界大戦の最中
ある任務を下されたソ連偵察部隊は
ナチスドイツの占領地域に潜入する
そして、彼らはそこの教会の地下で
ナチスの実験によって生み出された
武器人間と遭遇する
いわゆるPOV形式の映画です
内容は第二次世界大戦、ナチス、人体実験など
よくある内容で
物語もチープで中身もあまり無い
でも、それがアホっぽくて
逆になんか好きな作品
そして、POV形式というのがこの作品の
魅力だと思います
このナチスの実験場が舞台でのPOV
というのがなかなか新鮮で面白い
一人称視点がとても臨場感を演出していて
お化け屋敷的な楽しさもある作品です
そして武器人間たちのデザインも
すごくバカっぽくてチープ
個人的にはすごく好きな造形でした
怖さはほとんど無いと思いますが
妙な魅力のある映画でした
ただ、映像がグラグラ揺れるので
画面酔いしてしまいます
「オーヴァーロード」
2018年アメリカのアクションホラー映画
あらすじ
第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランスに
落下傘部隊が送り込まれる
激戦を生き抜いた兵士たちは
ナチスの要塞となった教会の塔に潜り込むが
地下の研究所で未知の敵と遭遇する
さっき紹介した「武器人間」と
ほぼ同じ内容
ということですごいバカな映画です
でもそれが良い
僕はこういう映画が好きなんでしょうね
ただ、こちらは完全にアクション映画
ホラーというよりアクション
冒頭の戦争シーンはかなり本格的で
普通に戦争映画と思ってしまうほど
大迫力です
でも、王道のホラー演出なんかも
しっかりと入っていたりしますし
実験施設での実験体の造形は
すごくセンスを感じるし魅力的
そして、終盤になると
スーパーヒーロー映画みたいな感じに
なってきます
内容はかなりごちゃまぜで
詰め込みすぎにも思うけど
テンションが上がるような要素が多くて
最後までワクワクしながら観ていました
「武器人間」と違い
物語、映像ともにチープさは無く
むしろ、映像に関してはお金もかかってそうですし
派手で大迫力なクオリティの高い映像に
仕上がっていました
ほとんどホラーじゃないけど
とても楽しめるエンターテイメント作品です
「ヘレディタリー 継承」
2018年アメリカのオカルトホラー映画
あらすじ
ある日、グラハム家の家長エレンが
この世を去ってしまう
娘のアニーは複雑な感情を抱きながら
残された家族と一緒に葬儀を行った
そんなグラハム家の周囲で不可解な現象が
起こり始める
ホラー映画の中でも
個人的にはトップクラスの好きな作品
この映画はちゃんと怖いです
本作はホラーのいろんな恐怖が詰め込まれた作品
ビックリするような演出
ジワジワと迫ってくる怖さ
不気味な空気感の表現
怖いビジュアル
人間の怖さ
スプラッター描写
オカルトな世界観
ホラーの全てを詰め込んだんじゃないかと
思えるほどの映画だと思います
はじめはとても地味な印象の
物語なんですが
終盤には怒濤の展開でかなり盛り上がる
最初の地味な展開も
徐々に恐怖を煽っていくような演出で
心に恐怖を植え付けられていきます
最後にはその恐怖心を爆発させるかのような
怒濤のラッシュで
怖さを超えて逆にハイになってくる
もう、楽しいですよ
とにかく、この作品は
最高のホラー映画なんじゃないかと思う
あと、主人公アニーとその娘チャーリーの顔が
すごく怖かったです
「屋敷女」
2007年フランスのスプラッターホラー映画
あらすじ
夫を自動車事故で亡くしたサラは
出産を間近に控えていた
ある日の夜、彼女の自宅に
黒ずくめの女が電話を貸してほしいと
訪ねてくる
とにかく、やり過ぎのスプラッター映画
痛々しすぎる
グロすぎる
そして、ストーリーなんてほぼ無く
終盤は意味わからない
もうめちゃくちゃな映画です
でも、すごく魅力のある映画
スプラッター描写もあそこまでやりきれば
もはや芸術
最高だと思います
終盤のシーンはあまりのグロさに
黒いぼかしが入れられていて見れません
ぼかし無しで見るには
今では入手しづらいDVDのアンレイテッド版を
購入するしかない
恐怖と狂気を感じる
やり過ぎな残虐映画でした
そして、作り手側にも狂気を感じる
「来る」
2018年日本の心霊ホラー映画
あらすじ
周囲から良い父親と認知されている
田原の周りで不可解な現象が起き始める
不安になった田原は知人から強い霊能者を
紹介してもらい
愛知の知れない何かの存在を知る
全然怖くないハイテンションホラー映画です
何から何までジャパニーズホラーとは
思えないほどのやり過ぎ演出
そして人が死にまくる
主要人物はほとんど死にます
この映画はホラーと思ってはいけないです
全然ジメジメした印象は無く
とてもエネルギッシュな映画
心霊的な演出も
情緒もクソも無く
すごい勢いでガンガン攻めてきます
何よりも終盤のお祓いシーンが最高
あんなの祭りですよ
やり過ぎです
このシーンだけで満足できました
登場人物がクズばっかり
ってのもポイント高いですね
最高のホラーエンターテイメントです
「バタリアン リターンズ」
1993年アメリカのゾンビ映画
あらすじ
カートは恋人のジュリーを
バイク事故で亡くしてしまう
カートは父親の研究施設で
死人をゾンビ化させる物質を利用し
ジュリーを蘇生させようとする
「バタリアン」シリーズの3作目です
コメディー色の強い前2作から
唐突にシリアスなラブストーリーに
方向転換した異質な作品
前作の雰囲気が好きな人が
本作を観ると驚くと思います
受け入れられないかも…
もはやバタリアンではないですから
でも、2人の純愛ストーリーはなかなか面白いです
ラストの展開はすごく切ないけどすごく良い
ゾンビになったジュリーの
パンクな見た目や
他のゾンビたちの独特なフォルムなんかも
すごく個性的で
ビジュアル面もすごく面白いです
前作に比べ
ゾンビの数が圧倒的に減っていたり
ゾンビの見た目もバタリアンっぽくなかったりと
完全に別物のような作品になってる
ゾンビが強すぎる
という点は前作同様です
バタリアンっぽくはないけど
逆にそれが面白い作品
「死霊のはらわた」3部作
1981年に1作目が公開された
アメリカのオカルトホラー映画シリーズ
あらすじ
楽しく休暇を過ごそうと
アッシュら5人の若者たちは
森の小屋を訪れる
そして、彼らは森の悪霊を蘇らせてしまう
とにかく観てほしい作品です
「死霊のはらわた」
「死霊のはらわたII」
「キャプテン・スーパーマーケット」
の3作です
1作目は純粋な王道ホラー
2作目はハイテンションなホラー
3作目は完全なコメディー
という、めちゃくちゃな流れのシリーズ
3作目なんてタイトルすら変わってる
1作目はちゃんとホラーとして怖いし
映像にも工夫が凝らせれていて
ストーリーもちゃんとホラーです
2作目はストーリーがほぼ無く
テンションだけのお化け屋敷のような作品
それがとても楽しめる作品
3作目はもうめちゃくちゃ
なんでこうなったんだ?
って思ってしまう変な映画
でも最高な映画だと思います
3作目に関しては
アホすぎるしイカれてるし
愛すべき作品だと思います
僕が1番好きなのは3作目です
そして、どの作品も映像が
すごく工夫されていて作り込まれている
映像の面白さもこのシリーズの魅力です
主人公アッシュ役のブルース・キャンベルの
演技が最高に素晴らしい作品でもあります
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズ
2012年から始まった日本の
モキュメンタリーホラーシリーズ
あらすじ
映像制作会社のディレクター工藤たちが
視聴者からの怪奇な投稿映像を元に
取材を行い
取材を続けているうちにスタッフたちも
怪奇現象に巻き込まれていく
劇場公開作品1作、オリジナルビデオ8作の
ホラーシリーズ
一見、「ほんとにあった!呪いのビデオ」に
代表されるようなちょっとチープで
レンタルビデオショップでたくさん置いている
ホラー物の1つ
って感じな作品なんですが
この作品は異質だと思います
こういうチープなホラー作品のお約束を
土台にした
全く新しいジャンルの作品だと思う
作品の作りは
低予算でいかにもチープな雰囲気です
取り上げている題材も
口裂け女やトイレの花子さんとか
よくあるようなヤツ
でも、その切り口が独特だったり
ディレクター工藤の
個性が強すぎるキャラクターによって
話が思わぬ方向へ展開して行ったりと
とにかく画面に引き込まれます
映像に関しても
チープさを逆手に取った見せ方や
低予算だからこその工夫が凝らされていたり
とても見応えのある映像になっています
そして、シリーズが進むにつれて
無駄に大きくなっていくスケール
はじめは怪奇現象を調査しているだけの話なのに
最終的には日本の危機みたいな話になってくる
こういう展開にはすごくワクワクしてきます
登場人物たちもみんな個性豊かでコミカル
キャラクターの動きだけでも
とても面白く感じれます
結構、笑える要素のある作品でも
あります
世界観の設定も
クトゥルフ神話なんかを取り入れていて
とても興味深い
とにかく、このシリーズは
とても面白いので是非観てほしいですね
こんな感じで
いろいろと紹介しました
怖さよりも面白さ重視で選んでみました
クセが強かったりグロかったりと
観る人を選ぶかもしれませんが
どれもとても面白い作品です
こういうのが好きな人には
是非観てもらいたいです