どうもきいつです
特撮ヒーロードラマ「仮面ライダージオウ」観ました
2018年9月から全49話放送された
平成仮面ライダー20作目で
平成仮面ライダーシリーズの最後の作品です
仮面ライダージオウがタイムトラベルで
様々な時空をめぐり平成仮面ライダーの力を
受け継ぐ物語
ジオウは歴代の平成仮面ライダーの力を秘めた
ライドウォッチにより彼らの力を使用し
敵と戦います
あらすじ
王様になることを夢見る常磐ソウゴは
ある日、自分を抹殺しようとする明光院ゲイツに
命を狙われ
それを阻止しようとするツクヨミに助けられる
そんな中で、自分が未来でオーマジオウとして
世界を支配することを知ったソウゴは
仮面ライダージオウに変身し戦いに身を投じて行く
感想
平成仮面ライダー20周年記念作品だけあって
なかなか見応えのある作品でした
平成最後のお祭りライダーとしてとても楽しめた
ただ、ストーリーがぐちゃぐちゃ
特に終盤は無理やりでした
平成仮面ライダー20周年記念のお祭り作品
ということもあって
放送前から期待と不安を抱いて
楽しみにしていました
そして、先日放送が終了し
これまでを思い返してみると
はじめに抱いていた期待と不安が
両方とも満たされていましたね
そういった点では思っていた通りの
仮面ライダーだったのかもしれません
最高な部分もあれば最悪な部分もある
極端なバランスだったと思います
まずは良かったと思った部分から
なんと言っても
20周年だからこそのお祭り騒ぎは
見応えがあります
歴代の平成ライダーはみんな登場しますし
各ライダーの放送当時のオリジナルキャストも
かなりたくさん登場しました
ほぼ毎週誰かしら登場してるんじゃないか
ってほどゲストが多かったと思う
歴代の主演俳優には売れっ子もたくさんいますし
大人の事情なんかもあって
全員登場というわけにはいかなかったんですけど
クウガ以外の各作品に登場していた重要人物は
オリジナルキャストでみんな登場していました
それに、主演を務めていた俳優も
想像以上にたくさん出てくれてましたね
近年のライダーに出演していた人たちは
比較的キャスティングが
しやすいのかもしれませんが
平成前期に出演していた人たちも
数多く登場してくれていたので
歴代の出演者たちの仮面ライダー愛も
感じれました
特に
冬の劇場版に佐藤健が登場したのは
かなり衝撃的でした
まさかあの佐藤健が再び仮面ライダーに
登場するなんて想像もしていませんでしたし
それだけでなく
自分が好きだった作品の
好きなキャラクターがオリジナルキャストで
登場した時はかなりテンションが上がりました
555、響鬼、カブト、ディケイド、オーズ、エグゼイドなんかは
好きな仮面ライダーだし
ジオウに登場した人も
すごく好きなキャラ達だったので
かなり気持ちが昂りました
ディケイドなんて本編に
めちゃくちゃ絡んでましたよね
ゲストどころか準レギュラーになってたし
結構重要な役どころで最終回まで残っていました
しかも、ディケイド、ディエンドともに
パワーアップしていて
さらに反則級の強さになっているのには
ついニヤケてしまった
ジオウはディケイドの続編なんじゃないのか
というほど深く繋がっていましたね
最終的に世界観もディケイドみたいになってましたし
個人的には
クウガ、Wあたりも本編で
深く触れてほしかったですね
この2作に関してはほぼ空気でした
映画で触れられてはいたけど
かなりあっさりでしたし
前期1作目、後期1作目の
かなり重要な仮面ライダーなのに
この扱いはちょっと…
主演を呼ぶのはさすがに難しそうですけどね
でも、エターナル登場は
かなりテンション上がりました
全体的に今までの平成ライダーを
リスペクトしたような内容で
オマージュやパロディもたくさんあって
平成ライダーファンなら
とても楽しめる作品だったと思います
そして、ここからは悪かったと思った所
各エピソード単体で観ると
サプライズがあったりギャグがあったり
話自体も面白かったりするんですが
仮面ライダージオウの全体を通したストーリーが
ちょっとぐちゃぐちゃでまとまりが悪いです
特に終盤は急展開だし
いろいろ詰め込みすぎで収拾が
つかなくなってしまってました
伏線回収もままならず
結末もかなり強引でしたね
そんなに悪くはない結末だとは思いましたが
納得いかないところもあって
ちょっと消化不良です
単体エピソードは結構ゆるくコミカルで
明るく楽しい雰囲気なのに
メインエピソードが絡んでくると
途端にシリアスで暗くなるので
そのギャップが大きすぎてちょっとついていけない
終盤は登場人物がみんな死んでいくし
ちょっと暗すぎだと思いました
もうちょっとバランスよく見せてほしかった
それと、説明不足や描写不足
強引な展開など
そういうのがすごく気になってしまう
仮面ライダーギンガの存在とか
マジで意味が分からないままですし
タイムジャッカーのウールとオーラに関しても
過去やどういう存在なのかは謎のまま
意味深なものを感じさせるだけ感じさせて
なにも明かされず死んでしまう
最終回もちょっとめちゃくちゃ
世界を救う方法ってのも
ドラマの中の登場人物たちは納得しているけど
いまいちよくわからない理論だし
ツクヨミが裏切るふりをしているのも
いまいちメリットを感じれない
そもそも、スウォルツが簡単にツクヨミに
騙されてしまうのも
これまでの流れからしたらありえないですしね
ラストはたくさんの犠牲を払っての
勝利にもかかわらず
すごい力で全部もとどおりでみんな幸せ
ってのも強引過ぎだし
じゃあ、そもそもそんなにみんな殺さなくても
良かったんじゃないのか?
って思ってしまいました
そんな中でも
オーマジオウの存在が1番引っかかる
結局オーマジオウって何だったのか?
最終的にオーマジオウがソウゴを導く存在
みたいな感じにもなってますけど
オーマジオウに関しては
何も解決しないまま終わてしまった
オーマジオウが元凶で始まった戦いのはずなのに
途中からはスウォルツとの戦いの話にすり替わって
オーマジオウの事はうやむやで終わってしまいます
オーマジオウのせいで崩壊した未来の世界は
何も解決していませんし
こいつが何を思ってこんなことをしているのかも
最後まで謎でした
この作品では特に重要な部分だと思うんですけど…
なので、最後まで観みても
すごくモヤモヤする部分が残る作品でもありました
あと、これはジオウだけの話では無いんですが
フォームチェンジの扱いが雑ですよね
近年の仮面ライダーで毎回思うんですけど
フォームチェンジを出すだけ出して
全然扱いきれていない
おもちゃの販促を兼ねての
大量のフォームチェンジの登場
というのはわかるんですが
それならそれで
それぞれのフォームの特徴とか個性を
もっと工夫して見せてほしい
最近の仮面ライダーは
とりあえず新しく手に入ったフォームを
むやみやたらに使っているイメージです
新しいのが手に入ったら
過去のフォームは無かったかのように
出てきませんし
能力が被ってるフォームが登場したりもするし
敵との相性を考えたフォームチェンジとか
フォームの特徴を生かした戦い方とか
いろいろ見せようはあると思うんですけど
クウガ、電王、W、オーズなんかは
フォームチェンジの扱い方が
すごく上手かったんですけどね
そういう部分があまり受け継がれていないのは
すごくもったいなく感じる
いろいろ文句も言いましたが
平成仮面ライダーのラストとしては
かなり頑張っていた作品でしたし
とても好感が持てる仮面ライダーではありました
仮面ライダーのお祭り作品として
ここまで出来るのは
本作が最初で最後かもしれません
仮面ライダーファンなら絶対楽しめる作品です
仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1