何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ジョン・ウィック パラベラム」感想 アクション最高 アクションでお腹いっぱい むしろ吐きそう…

f:id:kiitsu01:20191012170508j:plain

どうもきいつです


アクション映画「ジョン・ウィック パラベラム」観ました

キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋ジョン・ウィック
に扮し様々な激しいアクションを繰り広げる
「ジョン・ウィック」シリーズの第3作目
前作の「ジョン・ウィック チャプター2」の
直後から物語が始まります

監督は前2作も手掛けてきた
チャド・スタエルスキが務めています

 

あらすじ
裏社会の聖域コンチネンタルホテルで不殺の掟を
破ってしまったジョン・ウィックは
裏社会を束ねる組織に命を狙われることになる
1400万ドル賞金を懸けられ様々な刺客との死闘を
繰り広げ満身創痍のジョンは
血の誓印を交わしたソフィアの協力を得ようと
モロッコへ向かう

 

感想
ファンの求めているアクションを
全面に押し出しているのはすごく良い
でも、2時間以上がアクション全振りの内容なので
さすがに疲れたかも
いつものごとくストーリーはカラッポ

 

「ジョン・ウィック」シリーズは好きで
1作目から観ています
3作目の本作もとても楽しみに観てきました


まあ、期待通りの映画といえば
期待通りの映画でしたね

シリーズが好きな人の見たいものは
見せてくれます

そして、今まで同様に
ストーリーはほぼ無いようなもの
ジョン・ウィックの戦いだけを
見せるような映画です

ジョンが命を狙われて
それから逃れるために戦い抜く
ってだけの内容

ただ、前作の「ジョン・ウィック チャプター2」
では、いまいちジョンの目的が明確でなくて
何のために戦ってるんだろうか?
と、ちょっと疑問に思うこともありましたが

本作はジョンに死にたくないという
明確な気持ちがあるので
彼の言動にはそれなりに感情移入もできましたし
そこは良かったと思います


そんな感じの内容カラッポな映画なんで
本作からいきなり観たとしても
さほど理解に苦しむ事は無いと思います

まあ、1作目から続けて観る方が
テンションは上がりますけども

 

アクションだけでストーリーはとても薄く
この映画が嫌いな人は嫌いなんだろうな
とは思う

この映画はアクションにハマらなければ
本当にしょうもない映画だと思いますし

でも、アクションには
いろいろ工夫も凝らされていますし
かなりバイオレンスで激しい描写なんかも
あったりする

だからこそ、ここまでの人気シリーズに
なったんでしょう

僕もこのアクションが大好きで
シリーズを追っているわけですし

みんなそのアクションを見たいがために
映画館に足を運んでいます

 

今回も面白いアクションがたくさんありました

今回は今までと違って
動物がアクションで
活躍するシーンが多かったですね

馬や犬がすごく活躍してました

馬を扱ったシーンなんかはとても良かったですね
馬でさえ武器に変えてしまうジョン・ウィックは
さすが凄腕の殺し屋

馬の習性を利用して敵を倒し
窮地から切り抜ける姿はとても面白く見れました

大都会を馬に乗りながらバイクに乗った敵との
攻防戦は
シュール過ぎてちょっと笑えます


ソフィアが扱う犬のアクションも
今までに無かった戦闘シーンを生んでいて
見応えのあるアクションになってました

犬ならではの素早い動きや獰猛性が
とても画面に映えていて
観ていて楽しくなる戦闘シーンでしたね


そして、お決まりのガンフーアクションも
今まで通り楽しませてくれる

近接戦闘をこなしながら
銃で頭を撃ち抜き確実に倒していく

スタイリッシュに敵をカッコよく
倒していくのではなく
ボロボロに死にそうになりながらも
ひたすら戦い続ける泥臭い戦闘シーン

それがすごくカッコいい

やってることは毎回同じだけど
みんながこれが見たいんですよ

マンネリと言われてしまえば言い返せませんが…

ただ、マンネリではあるけど
シリーズが進むにつれてジョンの疲労が
蓄積していっているのはすごく面白い

1作目から全然休めてないですからね
ぶっ通しで戦い続けています
怪我なんて治るわけもなく
ボロボロの体で戦い続けている

たぶんスタートしてから1週間も
経ってないんじゃないですか?
シリーズが進むにつれ
体が心配になってきますもん

しかも、今回でも死にかけてる状態で
4作目に続くって感じで終わりますからね

さすがに休ませてあげてほしい…
でも、死にかけても戦い続けるのが
ジョン・ウィックですからね

 

で、今回の敵キャラは日本風の暗殺者
これは賛否分かれそう
特に日本では…

いかにもアメリカが作り出した日本観
スシ、ニンジャ、カタナな暗殺集団

個人的にはこのぶっ飛んだ日本観は
一周回ってそんに嫌いじゃない
ちょっとしたファンタジーとして
不思議な世界観を生んでると思いますし

アクションもちょっとずれてるように
思いますけども
これはこれで面白いアクションだと思います

ただ1つ文句を言うなら
無理やり日本語を言わす必要はないと思う

それが自然な日本語だったら
全然気にならないんですが
見た目は日本人っぽいのに
日本語喋れない人に無理やり日本語喋らせて
カタコトになっているのは正直萎えてしまう

この人、日本人じゃないじゃん
って思ってしまいますし

それなら最後まで英語で貫き通したほうが
いいですよね

まあ、これは日本人だから気になってしまうだけ
なんでしょうけど

 

結局は最高なアクションシーンの連続で
とても楽しめる作品ではありますが

さすがに2時間以上をアクションシーンで
埋め尽くされているのは
ちょっと観ているのに疲れたという
気持ちにもなります

もう少し箸休め的なシーンがあってもいいと思う
というか、もう少し短くても良かったと思う
内容で言ったら90分くらいで収まりそうな
薄い内容ですしね

見たいアクションはたくさん見せてくれて
最高に満足なんですが
お腹一杯を超えて
ちょっと吐きそう

途中からは集中力が切れて
少し寝そうになってしまった
結構うとうとしながら観てました


そんな事を言いながら
4作目も絶対に観に行くでしょう

 

悪い言い方をすればマンネリ
良い言い方をすれば期待通り
アクションはいつものごとく
とても楽しめる作品になっていました

キアヌ・リーブスもあの歳にして
激しいアクションをこなしとてもカッコいい

続編も楽しみです

 


ジョン・ウィック 1+2 Blu-rayスペシャル・コレクション[初回生産限定]