何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「記憶にございません!」感想 やっぱり三谷幸喜は自分に合わない…

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どうもきいつです


コメディー映画「記憶にございません!」観ました

国民から全く支持されていない総理大臣が
記憶喪失になってしまう事¥ことから始まる
大騒動を描いた日本のコメディー映画

「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」
などの三谷幸喜が監督、脚本を務め
主演の中井貴一やディーン・フジオカ
石田ゆり子、草刈正雄など
豪華なキャストが名を連ねています

 

あらすじ
史上最悪の総理大臣の黒田啓介は
演説中に市民の投げた石が頭に当たり
記憶を失くしてしまう
国政の混乱を避けるため
記憶喪失になったことを国民や家族には知らせず
真実を知る3人の秘書官とともに
日々の公務をこなすことになる

 

感想
めっちゃ嫌いってわけではない
でも、全然ハマらなかった
普通に観ることはできたけど
ちょっと長すぎる気もした
やっぱり自分には三谷幸喜作品は
合わないとあらためて思いました

 

この映画は全く観る気がありませんでした

昔から三谷幸喜の映画はあまり好きじゃないし
わざわざ観に行く必要も無いかな
と思っていたので

でも、TOHOシネマズのフリーパスがあるので
せっかくならと、時間的にもちょうどいい時間に
やっていたので観てきました


で、予想はしていましたが
やっぱり自分には合わなかった

めちゃくちゃつまらなかったクソ映画
とまでは思いませんでしたが
なんかそんなに面白くは思いませんでした

世間一般的には人気があるし好きな人が多い
三谷幸喜の映画ですけど
個人的には全然好きじゃないですね

コメディーだけど
全く乗れないし笑えない


本当にハマらないです

これは個人の好みの問題でしょうけど

 

三谷作品の何が自分にハマらないのだろう
と考えてみると

そもそも、三谷幸喜の笑いのセンスが
自分のツボにハマらない
他には、予定調和すぎる物語が好きじゃない
豪華キャストに興味が無い

そんなところだと思います

本作もそんな感じでハマらない映画です

 

まず、ギャグシーンの話をすると

小ボケがすごく多いですよね
映画全体が小さいボケで埋め尽くされている

数分に1回以上は誰かしらが
ボケてるんじゃないでしょうか

常に誰かがボケてる状態が続く映画です

こんなのが好きな人もいるんでしょうが
僕はこんなやたらボケまくる作品は
あまり好きじゃない

観ていてすごくうるさく感じるんですよ

小ボケを挟むたびにストーリーが滞って
流れが悪くなったりもするし

これがすぐ終わるような短編映画なら
全然いいですけども
この映画は2時間以上ありますしね

2時間もこのノリで続けられたら
例え笑えたとしてもちょっとしんどい


そして、その小ボケがすごく微妙です
笑える笑えないかくらいの
絶妙に面白くないボケをかましてくる

投げる球が多い分
たまに笑えたりもしますが
基本はあまり面白くないボケが多い


僕の好みで言えば
ボケの数が少なくても
要所的に大きな笑いが生まれれば
それで満足です

コメディーだからって
全部を笑いで埋め尽くす必要も無いと思うし


それと、三谷幸喜の笑いって
ちょっと古臭い
ベタと言ったら聞こえはいいですけど
昭和を感じる笑いです

オヤジギャグに似たようなものを感じる

全部小さい笑いでインパクトが弱かったりもします
だから、あまり思い出せない
これがすごく印象に残った
って笑いが全然無いんですよね

あんなにボケの数が多いのに
ほとんどどんなボケがあったのか覚えていません


あと、ちょっとくどいな
と思うところもあります

通訳の人がいちいちアメリカ大統領の
通訳をかぶせてるのとか
面白いと思ってのことでしょうが
正直すごくうるさい

しかもシーンが映り変わっても
それをずっと続けるし

さすがにあれは邪魔ですよ

他にも同じことの繰り返しや
長々と1つのボケを引っ張ったりとか
くどい演出が多かったです


ストーリーの関しては
内容の薄さに対して上映時間が長すぎる

無駄なシーンが多かった印象です

特にアメリカ大統領の接待の場面とか
無駄に長い
ストーリー上も大して意味があると思えなかったし

ゴルフの場面とか
やたら小ボケを詰め込むだけで
めっちゃ無駄だと思った


それに、ストーリーが予定調和すぎます
全部思った通りに進んでいくし
あまり障害も無く上手く話が進んでいくだけで
カタルシスもないし

なんかつまらないストーリーでした

ラストなんかもすごくフワッと終わって
全然気持ち良くない終わり方です

主人公が成長した感じも無いですしね

最悪な総理大臣から良い総理大臣になる
って話ではなくて
最初から最後まで良い総理大臣の話なんですよ

主人公が成長しているようで
実はほとんど成長していない

最悪な総理大臣というのは
設定上での話で終わっているので
この映画で描かれているのは
優しい人が優しく過ごしているだけの物語

いろいろトラブルが起きているようで
実はそんなに波風が立っていないから
全然面白みのないストーリーだったと思います

 

いろいろと言いましたが
僕がこの映画で1番引っかかったのが

記憶を失くすことと性格が変わることが
ごっちゃになっていた事です

それがすごく腑に落ちない

最悪の総理大臣が記憶を失うことで
すごく良い人になってしまうんですが

そこって別問題じゃないのか?
って思ってしまうわけです

はじめは最終的には
その部分の辻褄が合うストーリーに
なっているのかとも思ってましたが
結局、辻褄は合わず

実は良い人だけど総理を務めるために
悪人を演じていたとか
何か大きなきっかけがあって横暴な人間に
変わってしまったとか

何かしら理由があれば
記憶を失うことで過去の自分に戻ったと
納得できるんですけど


確かに、昔は優しい人間だったけど
途中で変わったみたいな話は出てきますが

あそこまで横暴で最低な人間になってしまう理由
としては説得力に欠ける
なんかすごくフワッとした理由で納得できない

というか
昔はおとなしくて優しかった人間が
パワハラやセクハラを普通にやる人間に
なってしまうこと自体がちょっとおかしい

最終的に記憶を取り戻すけど
そのまますごく良い人で終わってしまうのも
あんな酷い奴がこんな感じになれるの?
と疑問に思ってしまいますし


そのへんが少しリアリティーに欠けますよね


他にもツッコミどころが多くて
そこがノイズになりました

石を投げた犯人が直接総理大臣に会えるとか
ありえないし
総理大臣に対するセキュリティーが
ガバガバだったり

とにかく、リアリティーが薄いです

フィクションだから
と言ってしまえばそれで終わりですけど

そういう細かい変なところが多くて
いちいち気になってすごく邪魔なんです

 

あと、総理大臣とか政界とかを
描いている作品なのに
風刺などはほとんどないのもどうかと思う

せっかくならもう少し切り込んで
ブラックな笑いとかあっても良かったと思います

総理大臣を題材に
ただのドタバタコメディーをやりました
ってだけではもったいないですよ

 

久しぶりに観た三谷映画でしたが
やっぱり面白くなかった
駄作とまでは言いませんが
薄っぺらい映画だとは思う

笑いに関しては個人の問題だとも思うので
笑える人が観れば笑える映画なんでしょう

 


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