どうもきいつです
ゾンビ映画「ゾンビランド」観ました
人類のほとんどかが
ゾンビと化してしまった世界を舞台に
引きこもりの青年がそんな世界を生き残るべく
自分の作ったルールをもとに
仲間とともに旅をするホラーコメディー
ゾンビ映画史上最大のヒットを記録した
2009年の作品
監督は「ヴェノム」「ピザボーイ 史上最凶のご注文 」
などのルーベン・フライシャーが務めています
あらすじ
人類の大半がゾンビと化した世界で
引きこもりのコロンバスは
ゾンビだらけの世界で生き残るためのルールを作り
それを実践して生き延びてきた
そんな中、屈強な男タラハシーや
したたかな詐欺姉妹ウィチタとリトルロックに
出会い、ゾンビのいない地を目指す
感想
コメディーとして面白いシーンが
たくさんあって笑える作品
ただ、ストーリーは雑で
後半は特に強引になっていて
あまり納得できる内容じゃない
続編が公開されたので復習もかねて
前作である「ゾンビランド」を
久しぶりに観てみました
観たのはずいぶん前なので
内容は結構忘れてた
なんとなくの流れは覚えていましたが
細かい部分はほとんど忘れていました
なので、観るのは2回目ですが
新鮮な気持ちで観れたと思います
この映画は単純に楽しめますね
バカバカしくて笑える
ゾンビ映画と言えばB級でマンネリ気味な内容
というのを逆手に取って
笑いに変えたり新しい見せ方をしたりと
面白い作り方をしている映画だと思う
ストーリーはゾンビ映画でありがちな
どうやって助かるか
どうやってゾンビと戦うか
みたいな絶望的な世界を
必死で生き残り助かるために戦う
ってわけではなく
こんな世界になってしまったのは仕方ないから
そんな絶望的な状況の中どう上手く生きていくか
そして、そんな世界に楽しみや希望を
見いだしていく物語です
ゾンビ映画なのにかなり楽観的な内容
作風もライトで緊張感なんて全然無いです
絶望的な世界観なのにすごくゆるい映画
それがこの作品の面白さでも
あると思います
と言うか、そこが1番の魅力ですよね
コメディー部分は笑えるシーンが多いと思う
基本アホらしいギャグが多め
でも、ユーモアがありますし
スベってるギャグにはなってません
冒頭のルールの説明をかねての
人々がゾンビに襲われるシーンは
なかなか好きです
ゾンビ映画らしいパニックシーンですけど
バカバカしくて面白い
その後の、主人公がルールを守って
上手くゾンビから逃げているシーンも
コミカルで笑えますしね
他にも小ボケみたいなシーンが多く
一つ一つもそれなりに笑える
特に笑ったのは
やっぱりビル・マーレイですね
ビル・マーレイが本人として出ているのも
面白いですが
あの死にかたはアホすぎる
ゾンビのふりをして脅かそうとしたら
殺されてしまうという…
そりゃそうなるだろ!!
っとツッコミたくなりますよね
あそこは1番の笑いました
基本的に笑えるし面白い映画なんですが
その反面、微妙なところも多いと思いました
この作品で一番もったいないと思うのは
メリハリが無いということ
最初から最後まで
一発ギャグみたいな笑いのシーンの羅列が
続いているだけの内容になってしまってる
だから、かなりダラダラ進んでいる印象の
映画になっていると思います
やはり、緊張と緩和が大事だと思うんです
いくら面白いギャグでも
ただギャグを並べてるだけじゃ飽きてくるし
最後のほうは
もういいよ…
って、さすがに食傷気味になってきます
それに、大きい笑いを作るのには
緊張感も大事ですしね
そこのバランスが重要だと思うわけです
で、本作はゾンビ映画なので
やっぱりもっとそこを生かすべきだったと
思います
せっかくゾンビを扱っているんですから
もっと怖いシーンやビックリシーンが
多くあっても良かったですよね
ふざけたバカバカしい見せ方だけじゃなく
生きるか死ぬかの緊張感が
張り詰めたシーンとかがあるほうが
笑いのシーンが爆発的に面白く
できると思いますし
この映画では
ゾンビと戦うシーンは
ほとんどコミカルであっさりと
ゾンビを倒してしまうから
緊張感なんて全然無いです
終盤も危機的状況ではあるけど
なんかごちゃごちゃしてるだけで
恐怖感や緊迫半は全く生まれてませんでしたしね
そして、ストーリーももう少し
真面目に作るべきだったんじゃ
ないでしょうか
この映画のストーリーはかなり雑だと思う
キャラクターの魅力は引き出せてないし
展開はめちゃくちゃだし
人間ドラマも薄すぎるし
とにかくストーリーがテキトー
コメディーだから別にいいじゃん
とも思うかもしれませんが
だからこそストーリーがしかっりしてれば
さらに笑えると思う
これも緊張と緩和ですよね
ストーリーがちゃんとしてれば
さらに笑いのシーンが際立って
もっと笑えるはず
それに、こういう作品は
キャラクターの個性や魅力も
大事だと思いますが
本作は登場人物があまり魅力的ではない
表面的には面白げな人たちですけど
キャラクターが深掘りされていなくて
何を考えてるか掴み所が無かったり
あまり好感的な印象も持てない
キモい童貞、頭おかしいオッサン
性格が悪い姉妹
それ以上のキャラになっていないので
意外性が無いし好きにもなれない
しかも、この人たちの
人間関係の描きかたもかなり雑で
最終的に絆が深まりますけど
いまいち説得力に欠けます
なぜそうなったのか?
の部分が全然描かれてない
なんとなく楽しく過ごしてる描写は
あるけども
絆が深まるのがわかるエピソードが
無いですよね
なんとなくいつのまにか
仲良くなってました
ってだけです
あと、展開が強引ですよね
目的も不明確ですし
特に終盤
なぜ遊園地に行くのかよくわからない
なぜそこが最終目的地になりえるのか?
遊園地を動かせばゾンビが
集まってくるであろうことを
予測しなかっとのか?
あんな逃げ場の無い絶叫マシーンに
乗るのは意味不明
とにかく終盤はぐちゃぐちゃ
たぶん、遊園地でのゾンビとのバトルを
見せたかったんだと思います
確かに遊園地でのシーンは
それなりに面白かったと思いますが
その為だけのこじつけが多過ぎて
そこがすごく気になる
あの姉妹がバカすぎて
もう死ねばいいのに
って思ってしまいますよね
最終決戦地を遊園地にするとしても
もっとやりようがなかったのでしょうか?
最後のあたりは
なんで?
と疑問に思うことが多くて
ラストの見せ場なのにいまいち入り込めなく
気持ちも上がりませんでした
あの大量のゾンビを
1人で片付けてしまうのも
さすがにリアリティが無さすぎですし
それに、生き抜くためのルールも
最後のほうではあまり機能していませんよね
せっかく面白い設定なのに
最初にそれを見せるだけで
後々の展開にはあまり繋がってこない
終盤にこそ
ルールを使った面白い展開を
見せて欲しかったです
なんかもったいないですよね
大人気のゾンビ映画ですか
雑なところが多くてちょっと微妙にも
思いました
ただ、面白い部分もたくさんあるし
ちゃんと笑えるコメディーにはなっています
個人的には本作を
最高とまでは思えませんでしたが
それなりに楽しめたし好きな作品でした
続編がどうなっているのか
気になるところです
あと、トゥインキー食べたい