何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX」感想 最初から最後まで最高 マジで最高

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どうもきいつです


特撮映画映画「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX」観ました

放送中の仮面ライダーと前作の仮面ライダーが
共演するクロスオーバー作品
MOVIE大戦シリーズの第3弾
仮面ライダーフォーゼと仮面ライダーオーズが
共演した2011年の劇場版です

監督はいくつもの特撮作品も手掛けてきた
坂本浩一が務めています

 

あらすじ
宇宙から世界中に降り注いだ隕石ともに
地球へやって来た謎の生命体SOLUを
めぐり7人の仮面ライダーと財団Xが
激しい戦いを繰り広げる
そんな中、隕石の影響で時空が歪み
40年後の世界から謎の仮面ライダーが現れた

 

感想
たった90分程度の映画なのに
それを感じさせないほどのボリューム
アクション、ストーリー
どれを取っても素晴らしいと思う
仮面ライダー映画としても
最高にテンションが上がる名作映画

 

すごく大好きな作品なんですが
久しぶりに観てみました

もう、8年くらい前の映画ですけど
今観ても最高に面白いですね

本作は仮面ライダーの劇場版の中でも
トップクラスに好きな作品です

 

この映画の何がすごいのかと言うと

まず、そもそもテレビで放映されていた
仮面ライダーフォーゼと仮面ライダーオーズが
面白いんですよ

そんな2作のクロスオーバーって
だけでこの映画には価値がある

そして、友情出演的に登場する
仮面ライダーW
これも素晴らしい作品です

この3作品が一堂に会する
それだけでこの劇場版は神映画なわけです

あの菅田将暉と福士蒼汰が共演してるのも
なかなかレアだと思いますしね


さらに、この3作品以外にも
昭和のレジェンドライダー7人までもが
登場します

仮面ライダー1号、2号、V3、ライダーマン
X、アマゾン、ストロンガー

もうヤバイですよね


過去の仮面ライダーファンへの
サービスがある上に
現代の仮面ライダーファンが
最高に楽しめる内容にもなっている


個人的には
仮面ライダーが全員集合する映画より
本作のほうが
よっぽどテンションが上がりました


しかも、ただたくさん仮面ライダーが
集まっているだけの映画で終わってなくて
ちゃんと面白いんですよ

ストーリーもしっかりしてるし
アクションもめっちゃカッコいい
それが仮面ライダーの面白さとして
作られている

 

ストーリーは
オーズのエピソードと
フォーゼのエピソードがそれぞれ展開して
最終的に2つのエピソードが
1つにつながるという構成です

そもそも2つのエピソードを
95分の中に詰め込んで成り立っているのが
すごいんですよね

それぞれに多く時間を割くこともできず
ドラマを深く掘り下げることもできない

その上、この映画はかなりアクションシーンが
多い映画でもある

普通なら破綻しそうなもんですが
ストーリーだけでも
全然観れる内容になってます


なぜそんなのが成り立つのかというと
それは仮面ライダーだからです

今までの歴史がある

これは95分の映画と見せかけて
40年の歴史なんですよ

オーズにしろフォーゼにしろ
テレビ放送でいろんなドラマが描かれている
オーズは1年間
フォーゼもこの時点では4分の1以上は
放送されていたと思いますし

だから、映画の中ではすごく短く
薄いストーリーなんですけど
そこまでの積み重ねがあるから
全然薄く感じません

むしろ、それぞれのエピソードには
重みを感じます

ちゃんとテレビで描かれてきたことを
踏襲して物語が描かれているから
短い時間の中でも
ストーリーに筋が通っていて破綻していない


他の仮面ライダー劇場版では
そんな積み重ねを無視したような劇場版も
たまにあったりしますが
そんな作品はやっぱり薄っぺらく
なってしまっていますね


そんな、歴史のあるシリーズだから

仮面ライダーWが軽く登場して
アクションをこなしているだけでも
ただのオマケだけでなく
ちゃんと物語が繋がっているように見える

昭和の仮面ライダーたちも全く説明がなくても
その存在に違和感はありません


本作は仮面ライダーの歴史の積み重ねを
しっかりと機能させて
1つの作品としての重みを
作り上げていたんだと思いました

 

そんな作品だからこそ
ストーリー以外の部分に時間を割けるわけです

で、本作の場合はアクションに
かなりの時間がつぎ込まれている

ほとんどアクションシーンみたいな映画です


変身前の肉弾戦
変身後の仮面ライダーアクション
バイクアクション、カーチェイス
CGを使ったシーンなど

かなりバリエーションに富んだ
アクションシーンの数々

ほとんどアクションシーンなのに
最後まで飽きずに観れます


それに坂本監督の手掛けるアクションって
ただ戦ってるだけじゃなくて
いろんな見せ方や工夫が凝らされて
いるんですよ


変身前の戦闘シーンなんかは
戦っている場所や置いてる物を
利用したようなアクションが多い

ジャッキー・チェンのアクションみたいな感じ
たぶんすごく影響を受けていると思います

そんなのが観ていてすごく楽しい


そして、坂本監督の作品で目立つのが
女性が戦うシーンです

これがやたらセクシーでエロい
子ども向けの特撮なのに

特に脚ですよ
坂本監督は完全に脚フェチですよね

こういうのも面白いし最高です


それだけでなく
メインでもある仮面ライダーのアクションも
見せ方が素晴らしいんです

仮面ライダーの特性や能力を活かした
戦闘シーンがめっちゃカッコいい


オーズの場合は
コンボのフォーム以外の
ごちゃまぜフォームでの戦いも
見せてくれたり

コンボのフォームも
それぞれ特性や必殺技を
ちゃんと見せてくれる


フォーゼの場合も
スイッチを使った多様な戦いかたを
面白く見せてくれます

フォーゼ特有の
ジェットパックで浮きながらの
戦いかたとかも面白いですし


他にもWやレジェンドライダーたちにも
それぞれ見せ場がありました

特に昭和の仮面ライダーの必殺技を
ワイヤーアクションやCGを使った
現代の技術を駆使した見せ方は
新鮮でしたね

昔のチープなのもいいですが
こういう見せ方もカッコよくて
テンション上がりました


お約束の大爆発や
仮面ライダーならではのバイクシーンなど

いろいろと派手なシーンも
多かったですし

まさか95分とは思えないほどの
ボリューミーな映画になっていました

 

ただ、CGはすごくショボいんですけどね…
特に終盤のラスボスとの決戦

明らかにCGとわかるレベル
というか昔のテレビゲーム並みだったりします

これは予算の問題とかもあると思うので
仕方ないことだとは思いますが

まあ、どんなにCGのクオリティが高くても
全然面白くない作品もあるわけで

そんなのに比べたら
本作は最高に面白いですしね

 

とにかく最高な映画でした
仮面ライダーが好きなら
最高に楽しめる作品です

仮面ライダーを知らないなら
W、オーズ、フォーゼを観てから
この映画を観てください

それぞれも面白いので観て損はないですし
本作がより楽しめます

 


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