何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」感想 愛を感じる実写化 バカバカしすぎて爆笑

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どうもきいつです


アクション映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」観ました

1980年代にアニメ化もされた
北条司による人気漫画「シティーハンター」を
フランスで実写映画化した作品
シティーハンターのリョウが
誰でも虜にしてしまう香水をめぐる
争奪戦に巻き込まれていきます

「シティーハンター」の大ファンでもある
フィリップ・ラショーが
監督、脚本、主演と全てをこなしています

 

あらすじ
シティーハンターことリョウは
相棒のカオリとともに
日々さまざまな依頼を請け負っていた
そんなある日、香りをかいだ者を虜にする香水の
奪回という危険な仕事が舞い込む
48時間のタイムリミットで香水を取り戻すために
2人は奔走する

 

感想
観る前の不安をよそに
とても素晴らしい実写化でした
「シティーハンター」が大好きなのが伝わってくる
でも、ただ原作をそのまま実写化した映画でもない

 

前からすごく気になっていた作品でした

「シティーハンター」は
漫画は読んでいなくてアニメを観ていたくらい
しかも、アニメを観ていたのは子供の頃で
内容もそんなに詳しくなくうろ覚え
がっつりファンって訳じゃないです

あと、ジャッキー・チェンの実写版も
子供の頃に観た
子供ながらに変な映画だったな
って記憶はあります

そんな感じで
そこまで思い入れは無いんですが
本作の予告がすごく面白そうだったので
観てきました


観る前は
ちょっと冷やかしみたいな気持ちもあったんですが
実際観てみるとすごく面白かった

日本が舞台の漫画が
フランスを舞台にフランス人キャストとなり
どうなることかと思ったんですが
意外と違和感なく見れました

むしろ、すごくハマってた
キャストたちもなんか似てましたし

ちゃんと「シティーハンター」に
見えるんですよね
さすが日本のアニメが大好きなフランスだけの
ことはあります


まず、ビジュアル面の再現度が高いです
外国人が演じていて
見た目も完璧に外国人なんですけど
なんかそれっぽく見える

リョウなんかはリョウにしか見えないですもん
海坊主なんてまんまでしたしね
他のキャラたちも
見た目は外国人なんですけど
どことなく雰囲気は原作っぽくて
観ていて全然違和感がないんです

見た目だけでなく内面の見せ方も
原作に近い

リョウの2面性もアニメで観てた通りでした
普段はスケベで抜けているけど
やる時はやるカッコいい姿も見せてくれる
その見せ方も原作に忠実にやっている印象でした

リョウとカオリの関係性や
リョウと海坊主の関係性なども
かなり原作通り
そうそうこんな感じだった
と思えます


そして、ギャグのノリも原作の感じです
おバカなお色気ギャグ
カオリの100トンハンマー
カラスとか

シティーハンターを観てるな
って気持ちになります

いろいろと原作のオマージュが散りばめられていて
それだけじゃなくリスペクトしているのも
伝わってくる

最後のGet Wildの入り方とか
完璧でしたもんね
あれは完全にシティーハンターですよ

他にも亀仙人が出てきたりと
他の漫画のオマージュもあったりします

 

そして、この映画は
ただオリジナルの作品を
コピーしているだけじゃなく
監督の味もしっかり出ている作品だと思います

アクションシーンなんかは
映画ならではの派手さがあって
すごくテンションが上がります

カーチェイスは馬鹿らしくも
すごく派手で見ごたえありますし
終盤の銃撃戦はすごくカッコいい
リョウとカオリのコンビ技は
めっちゃカッコいいですよ

途中の一人称視点の格闘シーンも
なかなか面白いです
ここかはかなり面白い見せ方ですよね
ギャグを散りばめながらも
ちゃんとカッコよくもある

全体的にアクションに工夫が凝らされていたり
カッコよく見せていたりして
普通にアクション映画としても出来がいい

アクションのカッコよさとギャグとのギャップが
シティーハンターらしくもあります


本作のオリジナルキャラも
すごく生き生きしていて印象に残ります

原作のキャラに負けず劣らずの存在感
オリジナルキャラたちもすごくバカバカしいけど
すごく好きになれるキャラです

原作にも出てきてほしいくらい
いいキャラしてました

 

さらに、本作で一番の注目はギャグです

正直言ってギャグが多しぎる
原作はここまでギャグが多くなかったと思います

それにギャグの質も明らかに原作よりもどぎつい
かなり下品だし不謹慎だし
観る人によっちゃ不快に感じると思います

ギャグがちょっとやり過ぎているんですよ

でも、だからこそ面白い
めちゃくちゃ笑えます


これはコメディー映画がメインの監督だから
というのもあると思います
それにしてもめちゃくちゃですよね
たぶん監督は頭がイってます


エロいギャグにしても
原作はここまで下品だったかな?
と思ってしまう
実写だから余計に生々しいのかも

不謹慎さもすごく目立ちます
動物の扱いとかすごく悪い
動物愛護団体から苦情が来るレベルですよ
ハムスターの電子レンジのやつとか
アヒルのやつとか
結構ヤバいと思う

それ以外にも
人工呼吸するくだりとかかなり俗悪ですよね
人間の感情をもてあそんだり
ゲイをちょっとバカにしてたりと

観ていてヒヤヒヤするような
かなり攻めた事やってるんですよ

で、そういうのが笑えないのかと言うと
全然そうではなくて
むしろ、大爆笑です

めっちゃくだらないことばかりなんですが
めっちゃ面白いんですよね
劇場内もドッカンとウケてました
みんなめっちゃ笑ってた

やっぱりこれくらい不謹慎でくだらない
めちゃくちゃやってることのほうが面白いんですよ
真面目よりバカなほうが絶対笑えるわけで


こういうことを笑いにできるって
監督は笑いのセンスがすごくあるんだと思う

映画のほとんどにギャグを詰め込んでますけども
どれもちゃんと面白い
ただギャグを乱立させているだけじゃなく
間とかタイミングがすごく良いんですよ

ギャグが多いけどメリハリがちゃんとある
張り詰めた空気から笑いを生んだり
前フリがあってからのギャグだったり

海外の笑いってわかりづらかったりするけど
本作の場合は日本人でも爆笑できると思います
日本的な笑いに近いのかもしれません

日本の漫画やアニメから
そんな影響も受けているのかもしれないですね

 

本当に素晴らしい実写化だったと思います

この映画を観て思ったのは
日本の実写化映画が完全に負けてますよね

海外の全く文化の違う国で
ここまでの日本漫画の実写化作品を作られて
ちょっと悔しいですよ

毎年毎年、山のように
アニメや漫画の実写映画が作られている日本ですが
この映画を超えれてる作品は
ほとんど無いんじゃないですか?

僕も全ての実写化映画を観てるわけではないので
一概には言えないですが…

でも、やっぱり愛のある作品は少ないと思います
面白い作品も中にはありますが
話題性や人気作品というのがが先にきていると思う

この漫画を映画化したい
と言うよりも
この漫画を映画化してください
って感じですもんね

別にそういうのも悪くはないですけども
1年に数本は日本でも愛のある
漫画の実写映画を観てみたいですよ

 

最後はちょっと話がそれましたが
とにかく、この映画は面白かった

フランスで作られたのに
日本の漫画の心がしっかりと受け継がれています
実写化としては大成功です

要所要所にシティーハンターらしさを見せつつ
独自の面白さも生み出せていました
本当に素晴らしいです

邦画も負けてられないですよ

 


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