どうもきいつです
アクション映画「コマンドー」観ました
誘拐された娘を救うべく
悪の組織に立ち向かう元特殊部隊員の
壮絶な戦いを描いた1985年のアクション映画
監督はマーク・L・レスター
主演を務めるのは
「ターミネーター」で一躍人気を集めた
アーノルド・シュワルツェネッガー
ビルドアップされた肉体と
それを存分に活かしたアクションを披露しています
あらすじ
かつて特殊部隊の指揮官として活躍していた
ジョン・メイトリックスは
愛娘のジェニーと山荘で穏やかに暮らしていた
しかしある日、武装集団に襲撃され
ジェニーが誘拐されてしまった
メイトリックスは愛娘を救うために
壮絶な戦いに身を投じていく
感想
最高の映画ですね
ツッコミどころ満載で
めちゃくちゃな内容
ストーリーの中身はカラッポ
でも、面白い!!
これだから映画は最高!!
吹き替えのセンスも秀逸でした
「コマンドー」は昔よくテレビでやっていました
僕が子どもの頃なんて
何回もやってたと思います
でも、ちゃんと観たことがなかったんですよ
観たことあるけど忘れてるだけ
なのかもしれないですけど
で、今回4Kニューマスターの吹き替え版が
期間限定で上映されるということで
観に行ってきました
吹き替えはテレビ朝日で放送された
日曜洋楽劇場版です
いろいろ話には聞いていた映画ですが
実際に観てみると
なかなかすごい映画ですね
これが良い映画なのかと言うと
良い映画ではないと思う
全体的に大雑把で雑だしバランス悪い
ストーリーもカラッポでただ戦ってるだけの
脳筋な内容です
もちろんメッセージ性なんて全く無い
そして、ツッコミどころ満載
明らかにおかしいことがたくさんある
いちいちツッコむのが面倒くさいほど
マジでバカな映画ですよ
なのに、めちゃくちゃ面白い
大好きな映画です
なぜ、自分は映画が好きなのか
と考えると
こんな映画が観たいから
てか、こんな映画が好きだから
映画を好きになっていた
これは僕の原点回帰です
なぜ映画が好きか思い出させられた
伏線回収が素晴らしいとか
重みのある深いストーリーとか
粋で気の利いた演出とか
そんなのどうでもいい
映画なんてこんなもんでいいんですよ
むしろ、こんなもんだから楽しい
バカになって楽しめる
そして、この映画の何がいいのか
解説しようにも難しい
たぶん、それをしだすと
普通に批判みたいになってしまいそう
だってツッコミどころしかないから
ただ、1つ言えるのは
主人公がブレないから
ストーリーもブレない
だから、いろいろ破綻した内容であったとしても
それがあるから一本筋は通っている
例え
ありえない人の殺しかたをしても
たまたま知り合った女性が
なぜか命がけで手伝ってくれたとしても
明らかな犯罪行為を行ったとしても
娘がいるかもしれない建物を爆破したとしても
主人公のメイトリックスが
娘を救うために戦うという
一本筋の通った信念があるから
全部許せるんですよ…
許せるのか…?
わからない…
とにかく、ストーリーは一本道で
とてもわかりやすく見やすい内容です
なので派手なアクションを存分に
味わえる映画になっています
アクションは
激しい爆発はたくさんありますし
カーチェイスもなかなかの迫力
銃撃戦はめちゃくちゃぶっぱなすし
とにかくすごいですよ
すごい!!
すげぇー!!
そうです、すごいんです
楽しいです
それもこれも
テンポがいいからすごく見やすいし
ストレスなく楽しめるからです
余計な描写は一切省く
そのせいでストーリー的におかしくても
そんなの関係ない
筋肉さえあれば
元グリーンベレーであろうが
大量の兵士たちであろうが
バタバタとテンポよく倒していきます
なぜそんなに強いのかというと
元コマンドーだから
それだけで十分
ラスボスも明らかに優勢な立場なのに
謎のご乱心であっけなく倒せるし
本当にテンポよくストレスを感じない
最高ですね
で、この筋肉モリモリマッチョマンの変態メイトリックスは
ただ強いだけでなくユーモアのセンスも抜群
いたって真面目な映画のはずなのに
場内は笑いに包まれていました
これはセンス抜群の日本語吹き替え版の
功績も大きいですよね
この吹き替え版は一言一句
全て覚えたくなるほどの魅力がある
今の吹き替え版って
こんな絶妙なセンスのはないですよね
この時代だからこその産物かもしれないです
「面白いやつだな 気に入った 殺すのは最期にしてやる」
からの
「お前は最期に殺すと約束したな あれは嘘だ」
は大爆笑でしたね
みんな笑ってました
「何が始まるんです?」
「第三次大戦だ」
とかも素晴らしすぎる
他にも印象深いセリフが多すぎる
新しい車に乗り換える度に
一言面白いこと言ったりしますし
本当にワードセンスが最高
筋肉モリモリマッチョマンの変態
とか一生忘れないと思う
結局は
どんなにB級アクションであろうが
無茶な展開であろうが
迷ゼリフ満載であろうが
シュワちゃんが主人公だから
謎の説得力がある
何ですか? あの筋肉
あれだけで全て納得できてしまう
どれだけありえなく強くても
あの風貌ならおかしいとも思わない
あの表情なら
どんなに変なことを言っていようが
全然絵になる
シュワちゃんだからこその名作
だとも言えると思います
本当に最高の映画でしたね
なにも考えずに楽しめる映画って
本当に素晴らしいです
すごく薄い感想しか書けませんでしたが
そりゃそうです
中身がない映画ですから
OK! ドーン!!
ほんまにアホすぎる