何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「フォードvsフェラーリ」感想 熱い戦いに感動した レースの臨場感がすごい

f:id:kiitsu01:20200116201737p:plain

どうもきいつです


伝記映画「フォードvsフェラーリ」観ました

1966年のル・マン24時間レースをめぐる実話を
基に映画化した伝記ドラマ
レースで絶対王者に君臨していたフェラーリに
勝負を挑んだフォードの男たちを描いています

監督は「LOGAN/ローガン」などの
ジェームズ・マンゴールドが務め
フェラーリに挑む男たちを
マット・デイモン、クリスチャン・ベイルが
演じています

 

あらすじ
元カーレーサーのキャロル・シェルビーは
レースの常勝チームのフェラーリ社に
勝つようフォード・モーター社から命じられる
敵を倒すための新車開発に励む彼は
破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに
目をつけ上層部の反発を反発を受けながらも
マイルズをチームに引き入れる
そして、2人はフェラーリに勝つため力を合わせ
試練を乗り越えていく

 

感想
2人の勝利に対する熱い思いに
感動させられた
レースシーンの臨場感もすごい
音や映像がすばらしく
見ているだけで興奮する
かなり見応えのある映画でした

 

予告を見て面白そうだったので
観てきました

僕は車にはあまり詳しくないし
フォードやフェラーリもよくわからない
なんとなく自動車を作ってる会社と
知ってるくらいの知識で
思い入れも何も無いんですけども

普通にこの映画は楽しんでみれました
結構、感動しましたよ
良い映画だと思いました
個人的にもかなり好きなタイプの映画です

 

映画の内容は
全く敵わないような相手に
男たちがそれでも勝つために
立ち向かっていく
というかなり熱い物語

そんな中で
シェルビーとマイルズの友情や絆
それぞれの意地や思い

そして、本当の敵はフェラーリではなくて…

みたいな
かなり人間ドラマがしっかりとしていて
映画を観ている側も
すごく熱い気持ちになってきます

とにかく、観ているとすごく引き込まれる

いつの間にか
シェルビー、マイルズのフォードのチームを
めちゃくちゃ応援してしまってる

2人に立ちふさがる障害がある度に
頑張れ!!とエールを贈りたくなる

フォードのお偉いさんがたが
身勝手な事をしたり
理不尽な要求を押し付けたりすれば
すごく腹が立つし

ケンがフェラーリを追い抜いたときは
ガッツポーズをしたくなる


この映画を観ていると
こちら側も映画の中のチームと一緒に
一喜一憂してるんです

すごく感情を揺さぶられる映画
だったと思います


シェルビーとマイルズの2人の人物描写も
すごく良くて
2人ともとても魅力的なキャラクターに
なっていると思います

シェルビー、マイルズは共に
レースに対する思い入れがとても強く

特にマイルズはこだわりが強すぎて
自己中心的にすら見える
でも、それは純粋に速さを求めるがゆえで
その心の奥には家族への愛や
より良いものを作りたいという職人気質な
性格が溢れています

はじめは良い印象を持てなかったマイルズですが
最終的にはすごく好きになってました


シェルビーに関しても
フォード社の上層部の人間たちの思惑と
チームとしてレースで絶対に勝つ
という気持ちとの間で板挟みになり
苦悩や葛藤していく姿は
すごく感情移入してしまいます

そんな中だからこそ
彼の強い思いや信念を感じることができて
とても魅力的に見えました


そんな2人の人間関係も
とても面白く描かれていて

はじめはビジネスパートナーのように
ちょっと距離も感じられますが
壁にぶち当たり試練を乗り越える度に
徐々に2人の絆が深まっていく

そして、最終的にはレースで
勝利を掴み取る姿には
感動させられました


そんな人間ドラマに
引き込まれるような魅力があるから
車に詳しくなくても面白く観れたのでは
ないでしょうかね

 

そして、本作の目玉と言っても過言ではない
レースの場面

これが本当にすごかった

臨場感が半端なく
この映像には完全に心を鷲掴みにされました

レース中の車のスピード感
エンジンの音
操縦者の緊迫感

そのとれもが全身で
感じとることができるんですよ

僕は通常の上映で観たんですが
IMAX上映で観たらヤバいでしょ
もっと興奮できたと思います

レーサーたちがいかに限界に挑んでいるのかが
この極限を形にしたような映像から
ひしひしと伝わってくる

レースのシーンは
半端なくハラハラドキドキで
ものすごい興奮を味わえました


そして、レースの結末ですが

これはめっちゃムカつきますよね
フォードが大嫌いになる

2代目の社長も意外と良いとこあるな
と思ったけど
結局、嫌なやつだと思わされるし

会社という組織の嫌な部分を
これでもかと見せつけられましたね


ただ、そんな最悪なレースの結末で
後味が悪いのかと言うと
全然そんなことはなくて

むしろ、清々しい気持ちになる

結果的には優勝できなかったけど
達成感はすごくあるんです

それはシェルビーとマイルズが
本当の意味で戦いに勝ったからだと思います

実際に彼らが勝負に懸ける思いは本物で
最後までその気持ちを貫いている

そして、フェラーリをも押さえつけ
実質ダントツのトップに躍り出る訳です

最終的にマイルズが同着という選択を
選んだのはこのレースに満足できたから
この時にマイルズは本当に大切な何かを
手に入れることができたような気がする


この物語の結末も
とても切なく悲しいようにも思えますが

そんなに嫌な気分にはならないんですよね
なんか心が暖まるような感じもする

すばらしい人間の生きざまを目の当たりにして
こんな生き方は羨ましいな
と思わされました

こういう人間に憧れるし
自分もそんな生き方がしたいです

カッコいい男たちの姿に
感動させられました

 

こんな熱い映画は大好きです
めっちゃ感動させられ
興奮させられた

この臨場感溢れるレースシーンは
是非映画館で体感してほしいですね

とてもすばらしい映画だったと思います

 


LOGAN/ローガン [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]