何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ」感想 マジェスティの活躍をもっと見たかった…

f:id:kiitsu01:20200303222117p:plain

どうもきいつです


特撮映画「仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ」観ました

特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」に登場する
仮面ライダーゲイツを主役に据えたスピンオフ作品
普通の高校生になった仮面ライダーゲイツこと
明光院ゲイツたちが再び仮面ライダーとなり
戦いに身を投じていきます
ゲイツの新フォーム登場や
歴代の2号ライダーたちも多数ゲスト出演しています

監督はテレビシリーズで演出を務めた諸田敏
脚本はテレビシリーズのサブライターを務めた毛利亘宏が担当しています

 

あらすじ
普通の高校生に戻った明光院ゲイツは柔道でメダルを取る夢のため練習に励んでいた
しかし、試合で大怪我をして選手生命を絶たれてしまう
そんな彼の目の前に謎の男ウォズが現れ
ゲイツを救世主に導くためにやって来たと告げ
ゲイツにウォッチとドライバーを差し出した

 

感想
歴代の2号ライダーのゲスト出演にはテンションが上がる
でも、ちょっと戦闘シーン少なくない?
ゲイツマジェスティもあまり活躍しないし…
ドラマパートがダラダラ長くて退屈な時間が多い

 

「仮面ライダージオウ」のテレビシリーズは最後まで観てましたし
その中でもゲイツは好きなキャラクター

その上、今回の映画に登場する2号ライダーたち
ディエンド、カイザ、アクセル、バースもすごく好きなライダーで
本作は結構楽しみにしていました

このゲストの2号ライダーたちを見れるだけで
満足と言えば満足なんですが…
とは言え内容は微妙だった印象

めっちゃつまらなかったとまでは言いませんけど
別に特別面白かったというわけでもない

すごく中途半端な感じですかね…
見たかったものが見れなかった気もするし

 

僕が見たかったのは
やっぱり仮面ライダーの戦闘アクション
ゲイツやその仲間たち
ゲストの仮面ライダー

とにかく仮面ライダーが戦う姿をみたいわけです
それは、本作だけでなく仮面ライダーシリーズ全般に思っていること


ただ、本作は戦闘が少ない
全体的にドラマパートがダラダラ続いて
その合間に戦闘シーンが挟まれてるって感じです

だから、なんかテンポも悪いですし
気持ちがあまり上がってこないんですよね

戦闘シーンが入る度にストーリーが途切れるし
戦闘が終わる度に長いドラマパートが続くから
テンションも下がってしまうし

しかも、それが同じパターンの繰り返しだったりもするので段々と退屈になってくる
終盤は盛り上がるには盛り上がるけど
いまいちインパクトが弱いし

全体的に淡々としていてメリハリが無かったように思う

 

まず、ドラマパートの話をすると

別にそこまで悪くなかったようには思います

そもそも、ジオウにストーリーなんて全然期待していない
テレビシリーズは結構めちゃくちゃな内容で
最終回もかなり強引でした
まあ、それなりに上手くまとまっていて
綺麗な終わりかたをしていたと思いますが

そして、本作はその続編
その時点でかなり無理矢理なんですよ

だから、ストーリーなんてあって無いようなものだと思って観ていました

実際、本作のストーリーはよくわからない

高校生として普通の生活を送っているゲイツの前に
白ウォズが現れてゲイツが救世主がどうとか言い出し最終的には白ウォズが自分が救世主になるとかほざいて暴れだす
結局、何がしたいんだよって内容

ツッコミどころはかなり多くて
いちいちツッコんでたらキリなないほど

でも、ジオウですしそこは目を瞑って観てみれば
意外と面白い部分もあるなと思えます

ジオウのメンバーたちのほのぼの学園ドラマみたいなのはなかなか面白かった

みんなちょっとずつキャラが変わってたりする
特に元タイムジャッカーたちはみんな全然キャラが違う
ソウゴのテンションもなんかバグってたし

すごくベタでチープな学園ドラマをやってるけど
ジオウのキャラがそれをやっているというのに
面白さを感じれるんですよね

そこには変な面白さが生まれていて
結構楽しんでみれました
笑えるシーンも多かったし


でも、やっぱり内容はスゲー薄い
しかもちょっと意味もよくわからないです

怪我で柔道ができなくなったから救世主になる
というとんでも理論を展開する

柔道ができないくらいの怪我なのに
怪人と戦って救世主になることはできるんですね
とかツッコミどころもありますが
そこは置いといて

柔道の夢が途切れてしまい落ち込んでるゲイツが
新たな夢を見つけてそれに向かい前進する
というよくありそうな薄い青春ストーリーを
ダラダラと最後まで引き伸ばして余計に薄くなっています

さすがにそんな薄いストーリーで最後まで引っ張る
ものだからゲイツの決断の遅さにイライラさせられる
もうこの話いいから
みたいに思ってくるんですよ

そんな薄いストーリーはもっと凝縮して
残った時間を戦闘シーンに割り振ってほしかった

もともと、「仮面ライダージオウ」にドラマ性なんて求めてないですしね

ゲイツが変身するまでもクソ長いですから
出し惜しみしすぎというか
こんなストーリーならもっと早い段階で変身しても
全然問題ないと思うけど

 

そして、戦闘シーンの話ですが

ワンパターンすぎてちょっとつまらない

先輩2号ライダーが1人ずつ登場して
毎回同じ敵と 戦うというパターンが3回くらい続くんですが

まあ、それぞれの仮面ライダーの活躍を見れるという点ではそこまで悪くなかったけど
いつも同じパターンでそれを繰り広げるから
デジャブを見てる感覚になってしまう

もう少しパターンを変えてもいいんじゃないかと思いました

敵の種類が少なすぎるのもあるし
歴代ライダーたちが敵を追い込んで逃げられる
のパターンばかりでつまらない

せっかくなら共闘とかフォームチェンジとか
もっと見たかったし

そもそも、ゲイツが変身するのが遅すぎて
共闘の展開にならないのがね…
どうせならゲイツのファイズフォームとカイザの
共闘とか見せてほしかったけど

あと、ディエンドも変身してほしかったですね
ゲイツとディエンドが並ぶ姿は絶対に絵になるはずですよ
10周年と20周年の2号ライダーが一緒に戦う姿は
絶対に見たかったのに
そこは無駄に設定の整合性のために変身させないという…

この前の映画では設定をガン無視してたくせに


それと、敵に魅力が無かったのももったいない
アナザーディエンドという最強クラスに強そうな敵なのに
蓋を開けてみればかなりの小物

そもそも、敵の発想がザコなんですよ
自分が救世主になる
みたいなことを言い出して一気に冷めた

強そうな攻撃もほとんどなく
謎の量産型ロボットみたいなのを召喚するだけ

せめて、アナザー2号ライダーみたいなのを2、3体
召喚してくれれば盛り上がったのに


そして、何よりも不満なのが
ゲイツマジェスティがほとんど活躍しないこと

ラスト数分戦って終わり
焦らして焦らしてそれですから
出し惜しみにも程がある

その戦闘シーンも過去の2号ライダーの武器を2つくらいに使っただけで終わりですから

もっと2号ライダーたちの能力や必殺技を使う
みたいな戦いかをしてくれよ
ジオウみたいに過去ライダーを召喚するとか

サービス精神が全然ねぇよ
もっと見せてくれよ
こっちはもっと欲しいんだよ
欲望を満たしてくれよ

強くなって最強ライダーキックで倒して終わり
じゃあ物足りない

ゲイツマジェスティはタイトルにもなってるくらいだし
もっと活躍させてもよかったんじゃない?
さすがに、この活躍の少なさは拍子抜けですね


好きな2号ライダーの出演はとても嬉しいですし
そこにサービス精神も感じるのですが
それ以外は微妙でした
さすがにマジェスティは出し惜しみしすぎだと思うし
いつもの微妙な仮面ライダーのVシネマって感じの出来でしたね
ゲスト出演だけでなく映画の内容にも
もう少しサービス精神を見せてほしい

 


【メーカー特典あり】仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ ゲイツマジェスティライドウォッチ版(初回生産限定)[Amazon.co.jp特典:オーディオコメンタリー反省会CD(押田 岳×戸谷公人×白倉伸一郎 プロデューサー)] [Blu-ray]