何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」感想 ホラーとしてぬるい気はするけど それなりに楽しめた

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どうもきいつです


ホラー映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」観ました

児童文学「誰かが墓地からやってくる」シリーズを映画化したホラー映画
本に綴られた恐ろしい物語が現実になり
それが主人公たちに襲いかかる

「シェイプ・オブ・ウォーター」などのギレルモ・デル・トロがストーリー原案、企画、製作を手掛け
監督は「ジェーン・ドウの解剖」「トロール・ハンター」などのアンドレ・ウーブレダルが務めています

 

あらすじ
ハロウィンの夜
幽霊屋敷に訪れた高校生のステラたちがそこで古い本を見つけ
本の中には数々の怖い話が綴られていた
そして、ステラは本を持ち帰るが
その本には新たな物語がひとりでに書き加えられていき
物語の主人公となった人物たちが消息不明になっていく

 

感想
ホラーが好きでよく観ている人には少し物足りないかも
子供向けのホラー映画って感じでした
でも、童心に戻って観てみるとなかなか面白いと思う
それなりに楽しめる映画でした

 

ギレルモ・デル・トロが携わっているということで
以前から楽しみにしていた映画だったので
観に行ってきました

児童文学が原作なので一応子供向けのホラーなんですかね?
そのわりには怖すぎる描写も多々ありましたが

とは言っても
それは子供が見たら怖く思うかもってくらいで
大人、ましてやホラーが好きな人が見れば
全然怖くないと思います

正直言って物足りないです
ホラーと言うからにはもっと怖いものを期待していたというのが本音

本作はホラーはホラーでもかなりファンタジー色が強いホラーだと思います

ギレルモ・デル・トロが関わってるホラーって
だいたいそんな作品が多いですよね
「永遠のこどもたち」「MAMA」とか
どこかファンタジーの要素を含んでいる
逆にファンタジーがホラーっぽかったりもしますが

本作もそれらと同じくファンタジー要素が強いです
登場するお化け屋敷的な存在たちも
とてもキャラクター性があって

怖さというよりもちょっと面白かったり興味深かったり
デザイン性が重視されていると思いました

予告にも出てくるあの太った女の人みたいなオバケなんて
インパクトがすごくあって印象深い風貌ですが
怖いのかと言うと怖くない
むしろ、ちょっと面白かったり可愛くも見えたりする

他のオバケたちも同じで
案山子とか体がバラバラになる奴とか
インパクトがあって記憶には残るけど全然怖くはない

こういうキャラクター性重視という部分でも
ファンタジーな雰囲気がとても醸し出されているんですよ


それに残酷すぎる描写や気持ち悪すぎる描写なんかもなく
ちょっと残酷、ちょっと気持ち悪い
みたいなライトな表現が多かったと思います

普段からやりすぎなホラーを好んで観ている人からすれば
この映画のホラー表現はぬるすぎると思いますし
全然物足りないでしょうね
もっと刺激が 欲しいと思ってしまいます


ストーリーに関してもちょっとぬるい気がしてしまう
仲間たちが犠牲になっていく物語ではありますが
主人公を含めた主要人物2人は最後に助かりますし
ハッピーエンドな結末を迎えます
犠牲になった仲間たちも死んだという描写はなく
もしかしたら助かるのかもと思わされ希望を感じれる
嫌な奴は完全に案山子になってましたが

あまり理不尽な物語ではないんですよ
全ての元凶であるサラも
最後はすごくものわかりがいいですしね


ここでも、ホラーならもっと理不尽に主人公たちを追い込んで欲しいと
もっと刺激を求めてまう


全体的にホラーとしては刺激が少なく物足りないんです
もっと怖いものを
もっと気持ち悪いものを

この映画を観ているとそういうのが欲しくなってしまう


ただ、これって過激なホラーを求めてしまってるからそう思ってしまうだけで
そこを取っ払って観てみるとそこまで悪い映画ではないように思います
むしろ、結構面白くて楽しめるお化け屋敷ムービーになっていると思った

この映画を観てるとどこか懐かしい気持ちになったんですけど
これ子供のころに観た「学校の怪談」とかに雰囲気が似てる

子供目線で観ると
すごく怖い
けど、なんかワクワクもする
怖いけど楽しい映画って感じがするんですよね


ストーリーはかなりシンプルでわかりやすく
複雑さや小難しさは一切ない

単純に
本を手にした主人公たちが得たいの知れない何者かに順番に狙われていくって内容で
それだけで最後まで一気に突っ走っていくようなストーリーです

勢いだけで進めていくストーリーですけど
それがあるから軽い気持ちで楽しめる

ライトに怖がれてライトにワクワクできるわけです
お化け屋敷のようなアトラクションを楽しんでるような感覚


ちょっとファンタジーな雰囲気が漂う世界観も
そう思ってみると意外といい味を出していて
楽しめる要素になってくる

個性豊かなオバケたちも魅力的だし
そこから怖さだけでなく楽しさも生まれてきます


ホラー演出に関しても
かなりベタでわかりやすい
ホラー好きならこれも単純すぎて物足りないかもしれないけど
シンプルでわかりやすいから
軽い気持ちで怖がれて楽しめる

王道の演出だからこそ
お化け屋敷的な面白さが生まれてるんだと思います

主要人物たちは高校生で
子供が観ればとても感情移入しやすい年頃ですし
大人が観てもちょっと懐かしいような気持ちで観ることができる

主人公たちも上手くキャラ分けされていて
とても好感的です

主人公のステラは悩めるオタク系の女子

他にも
別の街からやって来た転校生的なポジションのキャラや
お調子者だけどビビり、気は弱そうだけど危機感のないヤツ
典型的ないじめっこ
イケてるっぽい女の子
みんなキャラクターがわかりやすい

個性的なキャラクターたちが揃っているので
その点でも観ていて楽しめる映画だと思う

 

魅力的な要素がたくさんありましたし
全体的にバランスもよかったので
普通に楽しめる映画

刺激的なホラーを観る気持ちで挑むより
軽くファンタジー映画を観るような感覚のほうが
この映画を楽しめるんじゃないかと思いました

童心に戻った気持ちで観ると
ワクワクさせられたし面白く観ることができました

 


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