どうもきいつです
アクション映画「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン！」観ました
ロンドンのエリート警察官が左遷され
平和な村での仕事に奮闘しながら
そこに潜む陰謀に立ち向かう姿を描いたアクションコメディー
劇場公開を求める署名運動によって
日本での劇場公開が実現した作品です
「ショーン・オブ・ザ・デッド」でその名を知られたエドガー・ライトが監督を務め
出演するのはサイモン・ペグ、ニック・フロストなどです
あらすじ
ロンドンのエリート警察官ニコラス・エンジェルは
優秀すぎるという理由で田舎の村へと強制左遷されてしまう
ほとんど事件の起こらない平和な村で
アクション映画好きのバターマンと相棒を組むことになったエンジェルは
退屈な仕事に従事する日々を送るが
ある日、村で不可解な怪死事件が発生する
感想
はじめはただのおバカコメディーだと思ってたけど
アクションもサスペンスも面白かった
最後まで引き込まれる内容の映画でした
やり過ぎなくらいのアクションは最高だった
前から観たいと思っていたけど観れておらず
そんな時に、たまたま映画館で上映されるということで
いいタイミングだと観に行ってきました
なんとなくコメディーということは知ってましたが
ほとんど内容を知らない状態で観ました
それもあってか、とても楽しめた
先の展開がなかなか読めず
最後まで映画の中に引き込まれていました
全体の構成は
前半はコメディーで後半はアクションって感じです
正直、前半部分はそこまで乗れなかった
面白いとは思うけど大爆笑って訳ではなかったです
ユーモアがあって笑える会話のやり取りも多く
そこは全然笑えるんですよ
ただ、ちょっとごちゃごちゃしすぎかな
と感じてしまいました
特に村で最初に人が死ぬまでは
ストーリーに掴み所がなくて
どこに進んでいく物語なのかいまいちわからず
笑いの手数はすごく多いんですけど
どこまでがギャグでどこまでが真面目な話なのかが
すごくわかりづらい
村に住む様々な人物やそこでの出来事
登場人物たちのやり取り
いろんなものが面白おかしく詰め込まれていて
結果的にこの部分が
伏線になっていたりはするんですけど
その伏線回収がすごくスッキリ全てが繋がるのかと言うと
そこまですごい伏線回収ってわけでもないので
後から思い返しても前半部分のパートは
やっぱりちょっと微妙に思えてしまいます
あと、笑いのパターンに関しても
同じようなのが多くて物語が進むにつれ若干飽きてました
個人的にはこの前半が微妙に感じたんですが
ただ、テンポが良かったし
それ以降になるといろいろと物語が展開していき
一気に映画に引き込まれていきました
まず、ごちゃごちゃしている割に
テンポが良くて
結構、勢いで持っていかれる
映像の見せ方とかもリズミカルで
どんどん物語が進んでいきます
だから、ごちゃごちゃしていて
いまいち何が起きているかわかりにくいけど
疑問に思う暇もなく次に進んでいる
気付けば中盤に差し掛かっているんですよね
そして、中盤になると
村で不可解な事件が起き始めて
サスペンスな展開にどんどんと引き込まれていく
事件の真相は一体何なのか？
という部分に興味を引き付けられ
それが最後まで持続します
主人公のエンジェルがおかしいのか
村の人々がおかしいのか
どちらが正しいのか疑心暗鬼になるような展開も
すごく面白いです
この真相に迫っていく過程で
スリルのある展開があったりもして
飽きず観れる
その上、かなりグロかったりもして
映像的にもインパクトもありました
全ての真相は
ちょっとぶっ飛び過ぎな気もしてしまいますが
なかなか面白い展開で個人的にはとても好き
今まで面白おかしくコメディータッチで見せられてきた
村人たちの違和感のある言動がここに繋がってくる
ここに来て思い返すと
笑って見てたギャグみたいな今までの描写が
かなり気味悪く思えるんですよね
なんか変で面白い人たちだなと思ってたら
マジで頭のおかしい連中だったという…
サスペンスやミステリーのオチとしても
良い形の展開だったと思います
そして、何よりも終盤のアクション
これが最高に盛り上がりますよね
ここまで来ると本当にめちゃくちゃなんですけど
観ていてすごく楽しくなってくる
気分がぶち上がります
とにかく銃をぶっぱなして暴れ放題みたいなシーンになってる
それとカーチェイスもある
で、敵がみんなジジイ、ババアという絵面も面白い
馬鹿馬鹿しくて笑えてきます
ハイテンションなアクションシーンに
完全に気持ちを持っていかれました
あと、登場人物たちも魅力的だし面白い
主人公のエンジェルは
正義感が強く超有能な警察官のエリート
ただ、頭が固くて仕事人間という欠点もある
相棒のバターマンは楽天的で仕事はテキトー
すごくどんくさくて抜けてる人間だけど
どこか愛嬌があって憎めない
この2人がコンビを組んで
いろいろな事態に直面していくんですが
このデコボココンビを見ているだけで
微笑ましいしなんか笑える
それにエンジェルのクソ真面目な性格が
ストーリーや展開にもすごく生きています
クソ真面目だからこそ事態が悪化したり
クソ真面目だからこそ事件が解決したり
エンジェルがストーリーの中ですごく生き生きと
活躍しているんです
他にもいろいろとキャラクターが登場しますけど
みんなどこかイカれていてちょっとおかしい
そんな変なキャラたちのやり取りは
やっぱり笑えるし面白いですよね
終盤のアクションでは
そんな変な奴らが入り乱れて大暴れなんで
よくわからんけどテンションがめっちゃ上がるんですよ
それと、本作はすごくオマージュが多い作品みたいですけど
僕はそんなに気付かなかった
元ネタの作品は観てるのもあれば観ていないものもあるって感じで
そんな作品を知ってれば楽しめる部分もあると思いますが
別に知らなくても面白いと思います
むしろ、そんなオマージュばかり気にして観てしまうと
ちょっとブレた見方になってしまうかもしれない
元ネタの映画を観ていたほうがいいのかとか
知らないと楽しめないのかとか
そんなの気にせず観るほうが本作は楽しめると思います
こういう要素はオマケ程度の感覚で見れば良いです
ちょっとごちゃごちゃした部分もあるものの
楽しめる要素もたくさんあって
最後まで楽しんで観ることができました
特に後半になるとどんどんと映画に引き込まれて
アクションにはテンションを上げられた
強引に勢いだけで楽しまされた気もしますけど
面白い映画でした
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