何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「クライモリ」感想 つまらなくはないけど没個性

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どうもきいつです


ホラー映画「クライモリ」観ました

森に入り込んだ若者たちが
森に住む謎の男たちに命を狙われる姿を描いた
2003年のアメリカとドイツ合作のスプラッターホラー
スティーブン・キングがその年の年間ベスト1の映画に挙げた話題作

監督はロブ・シュミットが務めています

 

あらすじ
車で道に迷った医学生のクリスは
キャンプ旅行中のジェシーたちの車に衝突してしまう
移動手段を失くしてしまった若者たちは
公衆電話を探すために歩き始めるが
森の中で想像を絶する恐怖に見舞われる

 

感想
わかりやすく定番のホラーでそれなりに楽しめる内容でした
でも、こんなホラーは山ほどあるし
印象に残るシーンもさほどなく
記憶に残らないような映画だったかも

 

以前から存在は知ってましたけど
全然手をつけていませんでした

続編も多く出てるみたいですが
今回初めて観てみました


期待していたわけではないですが
ありがちなホラーって感じで
最後までそれなりに楽しんで観ることができた


単純に殺人鬼から逃げる若者たちを描いたスラッシャーホラーって感じです
頭を空っぽにして観れば楽しめるアホな映画

異形の男たちが襲いかかり
お決まりのパニック
お決まりのグロ
定番のホラー演出はライトに楽しめると思う

正直言うと
グロい描写はそこまでエグくはなくて
いろんなホラーを観てきた人からすれば
ちょっと物足りない

人を殺すパターンも特に目に留まるものはなく
よくあるような見慣れた演出

ストーリーに関しても
森に迷い込んだ若者たちが
謎の殺人鬼たちに狙われる
ってだけの内容で

そんなに深いものは描かれないし
特に面白い展開があるわけではありません

ただ、お決まりのホラーな展開には
それなりにハラハラはさせられるし
そこまで悪くはないんですけどね

とは言え
新鮮さは全然なくて
面白味に欠けるのは否めません


終盤の主人公たちと殺人鬼たちとの戦いは
なかなか派手で盛り上がります
爆発とかすごいし

敵が全然死なないのはツッコミどころではあるけど
死なないからこそ最後までハラハラさせられる

ラストの実は殺人鬼が生きてたってオチも
ホラーらしいオチですよね


マンネリでありがちな微妙なホラーではあるけど
定番な事をちゃんとやってはくれてるから
そこまでつまらないって印象もないんですよね

2003年とまあまあ昔の映画ですし
こんなもんかなとも思いますが

でも、それよりずっと前に「13日の金曜日」や「悪魔のいけにえ」など
定番のスラッシャーホラーは存在するし

そんな作品の何年も後に作られた作品にしては
さすがに進化が無さすぎる気がする

それに、過去の同じような作品に比べても
明らかに印象に残る場面は少なくて
この映画だからこその個性ってのが見当たらないんですよ

奇形の殺人鬼の風貌なんかはかなりこだわられていて
普通にクオリティの高い造形ではあるけど
それでもちょっと記憶に残りづらいと言うか…

ただの奇形で終わっていてインパクトが薄い

ジェイソンやレザーフェイスのように
キャラクターとして後世に残る個性は全然無いと思います

そもそも、この殺人鬼たちが何が目的で殺してるのかも不明

人間を食べてるのか
人体をコレクションしているのか

目的が不明だし
この殺人鬼たちがただの猛獣のように見えて
サイコな恐怖感も感じれないんですよ

人体を切断したりはしてるけど
人間を食べるみたいな
ヤバいと思える場面がなくて
鮮烈に印象に残る事もないんです

とにかく、本作の殺人鬼たちには魅力が全くない

 

まあ、そういうのを含めて
ツッコミながら観れば楽しいかもしれないですね

結構ツッコミどころも多いので
友達とかとそこをイジりながら観るのもいいかも

例えば主人公の男ですけども
こいつがなかなかすごいですよね

かなり最初の方に脚を銃で撃ち抜かれたにも関わらず
普通にアクションをこなしてますから

普通あんなに大怪我を負ってたら
歩くことすらままならないと思います

でも、そんなの関係なくすごくアクロバティックです

めっちゃ高い小屋から隣の木に飛び移ったり
木から木へ渡ったり
車の底にしがみついて移動したり
最後は殺人鬼たちと普通にバトルしてるし

途中からは
怪我してることなんて無かったことになってるのか
ってくらい活躍します


後は基本的に登場人物がみんなバカ
ってのも、お楽しみポイントですね
みんな漏れなくバカですから

殺す方も殺される方も全員バカ
ホラーはやっぱりバカじゃないとね

なんでそんな事するんだよ
ってところにいちいちツッコむの楽しいです


他に印象に残ったのは
女の子が可愛いとかですかね

登場する女の子がみんな可愛いです
一番可愛い女の子が最後まで生き残るのもよかったですね
可愛い子を最後まで見れます
しかも、みんなちょっとエロい格好してます

それに主人公もなかなかイケメンでカッコよかったですね

イケメンと美女が映ってるだけてで画面映えしてました

 

もうこれ以上言う事はないかも
この映画は特別語れるものがない
ここまでも無理やり絞り出しました

全然つまらないわけでもなく
すごく面白いわけでもない
なかなか感想に困る映画

やってることは普通の定番ホラーだし
深く考察できる要素もない
なんの変哲もないB級ホラー

わかりやすいホラーで
グロすぎず怖すぎずの作品だから
ホラー映画の入り口としてはいいかもしれません

 


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