どうもきいつです
アクション映画「イコライザー2」観ました
元CIAの凄腕エージェントが
世の裁けない悪人たちを19秒で抹殺していく
「イコライザー」の続編
2014年のサスペンスアクション映画です
監督は前作同様にアントワーン・フークアが務め
主演も前作と同じくゼンデル・ワシントンです
あらすじ
表向きはタクシー運転手として働くマッコール
実は元CIAエージェントで
昼とは別の顔の悪人を抹殺するイコライザーでもあった
ある日、CIA時代の友人スーザンが殺される
マッコールは彼女の死の真相を暴くため行動を始める
感想
前作と同じく最強の主人公のアクションを楽しめる
優しさと残酷さのギャップがたまらない
ちょっとストーリーの暗さや人間ドラマの薄さが気になってしまったけど…
前作がとても面白くて
続編である本作も観てみました
本作も前作同様にかなり単純なストーリー
めっちゃ強いおじさんが悪い奴をやっつける
勧善懲悪のヒーロー映画
それがこの映画の目玉でこちらも求めているものです
なので、見たいものは見せてくれる映画
最後まで超強いおじさんマッコールが
悪い奴らを躊躇なくブッ倒していく
爽快なアクションを楽しめます
そして、マッコールの優しさを感じれる
ハートフル人情映画でもある
今回もマッコールに対する安心感は半端ないです
結局、最後までピンチもほぼなく敵を無双しちゃいますからね
マッコールが負けるかも
って気持ちは微塵も生まれず
マッコールがいれば絶対に大丈夫だろう
という安心感しかない
そんな先が読める映画面白くないだろ
と思うかもしれないですけど
この映画の場合はそこが魅力でもあります
とにかくマッコールというキャラクターがとても魅力的で
それだけでこの映画を最後まで観させてくれる
マッコールの魅力って
困ってる人に無条件で手を差しのべる暖かい優しさと
悪人に対する非情なまでの残酷さ
このギャップだと思うんです
普段はタクシーの運転手で
乗客との様々な交流で優しさを見せてくれるマッコールなんですが
いざ、善良な市民に悪意を向ける悪人となると
怖いまでの非情さを見せます
そこは完全に徹底していて
敵に家族がいようとも無慈悲に殺してしまう
殺人マシーンのような人間へと変貌する
やっぱりこの変貌ぶりを期待していて
悪人を非情にブッ殺してくれるのは爽快感がある
それがマッコールに感じる安心感で
頼れる最強おじさんなんですよね
そして、そのアクションも前作と同じく
強すぎて最高
その場の状況を瞬時に把握して
いとも簡単に敵を制圧してしまう
このアクションが爽快で気持ちがいいです
演出は狙いすぎて若干ダサさもあるけど
そこが逆にカッコよくもある
前作とやってることは同じなので
少しマンネリだったりはしますけど
これを求めているところもあるので
満足はできます
それに終盤の嵐の中での戦いは新鮮さもあって楽しめました
前作ではホームセンターの中で道具を活用して戦うという展開でしたけど
今回は嵐の中を上手く立ち回って敵を淡々と抹殺していきます
ここでは新しい戦いを見れたし
嵐の中でもやはり強すぎるマッコールを見れます
いつものごとく
例え人質を取られようとも
臆することなく敵に立ち向かう安定感
ピンチなんかに陥らず
次々に敵を抹殺する姿は最高です
もはやハラハラ感なんて全くない
マッコールなら絶対に敵を倒し人質を救ってくれると信じさせてくれるんですよ
で、ハラハラ感はないけども
これからマッコールが敵を抹殺してくれる
というワクワク感はあります
アクションシーンに関しても安定感があり
そこを楽しむことができる映画です
前作同様にとても楽しめる映画でしたが
少し不満もあります
まず、全体的にちょっと暗すぎるかな
と思いました
前作も決して明るい映画ではなかったけど
もう少しライトな雰囲気があったと思う
マッコールと周りの人たちとの暖かい交流や
お人好しすぎるマッコールの姿にほっこりとさせられたり
そこに魅力を感じてた映画だっただけに
今回の復讐メインのストーリーはちょっと暗すぎるし殺伐としている
それに、マッコールの復讐がメインになるから
それ以外のマッコールが他人を無条件で助けるという魅力も少し減っています
個人的には
お人好しのマッコールが誰かのために悪人を倒す
というのを期待していたので
ちょっと思ってたのと違ったかな…
その中に人助けのエピソードも描かれるけども
やっぱりちょっと物足りない
人助けエピソードをもっと深く見たかったですね
あと、人間ドラマも少し薄いように思う
そもそも、そこまでドラマ性を求めてたわけではないけど
せっかくならマッコールと人々の交流をもっと見たかった
それぞれのエピソードでの関係性の見せ方なんかも薄くて物足りない
特にマッコールとマイルズとの疑似親子関係は
メインのストーリーに絡んでくるわりに
いまいちぱっとしない印象でした
マイルズの存在が
結局、ラストの人質のためだけのようになっていて
そこがすごくもったいない
マイルズがただ戦いに巻き込まれるだけでなく
マイルズの問題を解決するための戦いにしてほしかったかな
と思うんですよね
それと、老人とのエピソードも
さほど本筋とは関係ない上に内容も薄いので
取って付けたようになってた
ここももうちょっと掘り下げてもよかった気がします
タクシーに偶然乗った女の子を助ける場面は
マッコールの強さや存在の説明だけになっていて
唐突な展開にここだけとても浮いてます
ここも何かしら物語がほしかったですね
復讐の話も親友を殺されたからと明確な理由があるし
ある意味人助けにはなってるけど
街の見ず知らずの人々を無条件で助けるマッコールを見たかった
って気持ちがとても大きい
個人的に
この映画には必殺仕事人的なものを求めていたんですよね
とは言え
普通に面白い映画だと思います
強すぎるマッコールは爽快で最高にカッコいい
いろいろと安定感のある映画です
3作目が作られるならぜひ観てみたいと思わされるほどの作品でした
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