何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「13日の金曜日」(2009年)感想 人がただ殺されるだけ でもこれでいいんだよ!!

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どうもきいつです


ホラー映画「13日の金曜日」観ました

1979年のホラー映画「13日の金曜日」を
新たな解釈で甦らせた2009年のリメイク作品
湖に訪れた若者たちが
謎の男ジェイソンに命を狙われる恐怖を描いたスラッシャーホラーです

制作はオリジナル1作目を手掛けたショーン・S・カニンガムと
「トランスフォーマー」などのマイケル・ベイ
監督は「テキサス・チェーンソー」のマーカス・ニスペルです

 

あらすじ
行方不明の妹を探すために
クリスタル・レイクに訪れたマーカス
彼は警察や地元の人々の忠告も聞かず捜索を始める
そして湖で出会ったジェナたち大学生と共に行動することになった
やがて彼らの前にホッケーマスクをかぶった謎の男が現れる

 

感想
ストーリーなんてほぼなくて
ただひたすらジェイソンが人を殺しまくる映画
この映画を否定したくなる気持ちはわかる
でも、「13日の金曜日」はこれでいいんだよ!!
もはや、ジェイソンがカッコよすぎる

 

以前からこのリメイクは気になっていたので観てみました

この映画は1作目のリメイクではなくて
1~4くらいまでの要素を入れたリメイクって感じです

なので、よくあるリメイクとは少し違ったリメイクになっています

もはや、リメイクというよりかは
ジェイソンという題材をもとにした
新しい「13日の金曜日」とも言えると思います

とは言え
やってることはちゃんと今まで通りの「13日の金曜日」で
そこは全くブレていない


言ってしまえば
中身なんて空っぽのアホな映画

ストーリー性、メッセージ性、感情移入
そんなもんは全然ない
そんなもんはクソ食らえと言わんばかりの低俗映画です

最初から最後まで
ひたすらジェイソンが人を殺しまくるだけの映画

で、それが怖いのかと言うと
別にそんなに怖くない
正直、やってることは今までと同じで
かなりマンネリな内容です

もうね…
ほんとにしょうもない映画なんですよ
とてもくだらない映画


この映画をつまらないと言う人は多いでしょう
無駄なエロシーンが多い
テンポよく人が死んでるだけ
ストーリーがまるでない

そんな文句を言う人も多いと思います

でも、そんな人たちに言いたい
なに「13日の金曜日」に高尚なものを求めてるんだよ!
この映画は昔からずっとしょうもないことをしてるんだよ!

本作はそんなしょうもない「13日の金曜日」に真摯に向き合い作られた最高の映画だと思います

ただ人が殺されるだけのしょうもない映画を
ちゃんとしょうもなく作ってる
だから面白いんです

ストーリーなんていらない
メッセージ性なんていらない
もはや、怖さすらいらない

ただ人が死ぬ
それだけ

でも、それでいいんだよ
「13日の金曜日」なんだから


物語の冒頭は
調子に乗った若者5人がクリスタル・レイクに訪れます
そこでキャンプすることになるんですが
とにかく早い段階で人が殺される

あまりに早いテンポで人が死にまくるので
時間的に大丈夫か?と不安になるほど

そして、まだ始まったばかりなのに全滅
おいおい…と思ったところで
新たな物語が始まるわけです

そこでなにか変化があるのかと言うと
全くなにも変わらない
また調子に乗った若者たちが湖に訪れます

次は妹を探す主人公が登場しますけど
根本的にはほぼ同じ

またしても若者たちが惨殺されていきます

1つの映画の中で同じようなことを繰り返すという
ここまで来たら斬新です


そして、人が死にまくるお約束以外にも
いろんなお約束が詰め込まれてます

無駄なエロシーンもそれで
やっぱり低俗なホラーには無駄なエロシーンが必要だなと思わされる

本作なんて無駄におっぱい見せまくり

おっぱい丸出しでのジェットサーフィンなんて
エロさよりも面白さが勝ってます
他にも無駄に長いエッチシーンもあったりするし
とにかく無駄ですよね
無駄だけど必要

それに女の子がみんな可愛いというのもよかったです
やっぱりホラーの女の子は可愛くなければ
そしてみんな巨乳

可愛い子のおっぱいが見れるのは最高ですね!

 

恐怖シーンに関しては
マンネリ過ぎて怖さなんて皆無

耐性ない人なら多少怖いだろうけど
ホラー好きな人は全然怖くないと思う
でもそれでいい
怖さなんていらない
人が死ねばそれでいい


ジェイソンが人を殺す理由なんて全然なくて
もうジェイソンだから人を殺すって感じ

人を殺さなければジェイソンではないわけです
人を殺すからジェイソン

だからジェイソンが出てきたら人を殺すんですよ
ジェイソンが人を殺せば満足です

ジェイソンが人を殺すから「13日の金曜日」であって
ジェイソンが人を殺さなければ「13日の金曜日」ではない

ということはこの映画は「13日の金曜日」です

「13日の金曜日」はジェイソンであり
ジェイソンは「13日の金曜日」でもある

すなわちジェイソンは人を殺すんです

一体、何を言ってるのか…

 

そして、今回のジェイソンは何故かカッコいい
今まで見たジェイソンの中でも1番カッコいいかもしれない

殺しかたがスタイリッシュなんですよね
鉈さばき、弓さばき、斧さばき
どれをとっても素晴らしくて見惚れてしまいます

斧をぶん投げて命中はマジでカッコよかったな…
鉈の刺しかたもセンスあるし
弓矢は百発百中だし
走ってないのにすぐに追い付くし
絶対に瞬間移動してるだろって場所から出てくるし

登場してから最後まで
ずっとカッコいいんですよ

最後の復活もよかったです
あれは1作目のオマージュを兼ねてる気の利いたシーンで
それだけでも好感が持てる

それにバッドエンドなのも最高

何よりも
一度マスクを外されてるのに
再度出てきたときはマスクをちゃんとつけてるという

やっぱり最後までジェイソンですね

水中でマスクを探して装着したんですかね?
想像したら可愛いですね

カッコいいだけでなく愛嬌もある
これぞ世界を代表するホラーキャラクター

 

無駄なものを削ぎおとし
無駄なもので溢れ返った最高の映画
ジェイソンが人を殺しまくる
それが「13日の金曜日」

つまらないと文句を言いたい奴は言えばいい
そんな奴はジェイソンに殺されるよ?

だってジェイソンは人を殺すんだから

人を殺すからジェイソン
だからこの映画は「13日の金曜日」
それだけ

 


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