何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「魔女がいっぱい」感想 アン・ハサウェイがなんか面白い

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どうもきいつです


ファンタジー映画「魔女がいっぱい」観ました

「チャーリーとチョコレート工場」の作者
ロアルド・ダールによる児童文学「魔女がいっぱい」を原作に作られたファンタジー映画
恐ろしい魔女たちが企てる計画を
とある少年か阻止しようと奮闘します

監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなどのロバート・ゼメキス
主演は「プラダを着た悪魔」などのアン・ハサウェイが務めています

 


あらすじ
1960年代
とある豪華なホテルにお洒落で上品な女性たちがやって来た
彼女たちは大魔女と世界中に潜む魔女たちだった
魔女たちは大嫌いな子供たちを動物に変えてしまおうと計画を実行しようとする
しかし、1人の少年がその計画を知ってしまう

 

感想
いかにも子供向けなファンタジー
それなりに楽しめる映画ではありました
でも、やっぱり大人が観ると物足りないかも
それとテンポもちょっと悪かった
ただ、アン・ハサウェイのキャラが妙に面白かったです
子供向けだけどクセも強い

 

ロバート・ゼメキスの監督作ということで
なんとなく気になり観に行ってきました

原作のことは全く知らず
観る前は
児童文学が原作なので子供向けなのかな
という印象だけでした

実際に観てみても
想像どおり子供向けで
クリスマスに家族で観に行く映画としては
ちょうどいい映画かもしれません

ほどよくファンタジーやアドベンチャーをやってるから
子供が観ると楽しい映画だと思う

そのわりには字幕しか上映してないですけど…


それと、少しホラーテイストがあって
それもなかなかよかった

ギレルモ・デルトロが製作に携わっているからか
独特で奇妙なホラーの雰囲気も漂っていて
そこに魅力を感じれる

子供向けにしては若干怖すぎる気もしてしまうけど
ちょっとトラウマになるくらいの怖さが
意外と子供向け映画には向いてるようにも思います

少し怖いくらいが記憶にも残るし
大人になってもこの映画のことを思い出すかもしれない

そういった点で本作は記憶に残る映画なんだと思います

 

でも、やっぱり子供向けで終わってる映画でもある
と言うか
子供目線でもすごく面白い映画にはなってないかも

それなりに面白いけど
爆発的な面白さはなかったです

ストーリーに関してもそんなに捻った内容ではないし
序盤は少しテンポが悪くて気持ちが乗りづらい
そのわりに出来事は全部トントン拍子で無駄にテンポがよすぎたり

子供たちが活躍するよくあるファンタジー映画だけど
あまりワクワクする気持ちにはなりませんでした

特に映画が始まってから本題の魔女との戦いが始まるまでは
やたらと前置きや説明が多過ぎて少し眠くなる

主人公の少年の生い立ちや魔女の説明など
そんなのばかりで
舞台のホテルに到着するまでもなかなか長い
ちょっと長ったらしくてテンポの悪さを感じます


そして、少年たちがネズミに変えられて魔女たちとの戦いが始まると
逆に全てがトントン拍子で進んでいくので
とても物足りなさを感じてしまう

ピンチな状況にも直面しますが
思いの外さらっと解決してどんどんと物語が進んでいきます

もうちょいハラハラドキドキ感がほしい

魔女退治なんかも
かなりあっけなかったですからね…
さすがに魔女弱すぎない?


ラストのオチ
子供たちは人間に戻れずネズミのままというのは
子供向け作品にしては予想外で少し驚いたけど
それ以上の感情は生まれなかったし
そんなにインパクトもなかった


それと、おばあちゃんが病気を患っている描写があったけど
そこが後のストーリーに関わってこなかったのも引っかかる

なにかの伏線だと思ってたけど
結局、特に何もありませんでした


ストーリーに関しては
全体的に雑な気がしました
もう少しストーリーを面白く見せてほしかったですよね

 

そんな感じで
ちょっと文句が多くなりましたけど

個人的に好きな部分も結構あって
そんなに嫌いな映画でもないです

中でもアン・ハサウェイが演じる大魔女は独特な面白さを醸し出していました

この魔女は子供たちから恐れられる畏怖の対象ではありますが
怖いだけでなく変なキャラだったりもします

てか、変な要素の方が強いかも

本作のラスボスで悪いキャラクターではありますが
どこか抜けてたり
しゃべり方が変だったり
怖いビジュアルでさえ少し滑稽

かなりギャグみたいなキャラクターに仕上がっています

とても美人なアン・ハサウェイですけども
愛嬌も兼ね備えてる人だとも思うので
この変なキャラに妙にマッチしてるようにも思えます

それに、アン・ハサウェイがこんな変なキャラを演じている
ということ自体もなんか少し面白い

いつもとちょっと違ったアン・ハサウェイの演技が観れて
そこは満足できました


それと、もう1つ好きなのが
主人公の少年やその仲間の子供たち

この子供たちの異様なほどのポジティブさ
そこに狂気すら感じて好きです

親が死んでずっと悲しんでたような子が
永遠にネズミになってしまうことはすんなり受け入れてしまうという

最後なんて悲しむどころか世界の魔女を全て狩ってやるぞと
めっちゃアクティブ

どういうことだよ

もはや、人間の時よりもネズミになってからの方が生き生きとしてるし
キャラ変わってるし

ネズミになってからはキャラがはっちゃけて
すごく面白いんですよね

ネズミになってからの盛り上がりはとても好きです
このテンションが最初から最後まで続けばかなり好きな映画になっていたかも


あと、おばあちゃんの存在感もとてもよかった
このおばあちゃんが主人公みたいなもんですよ

おばあちゃんがいるおかげで
序盤の退屈な時間もしのげたような気がします

 

全体的に子供向けで
微妙に思う部分も多々ありましたけど
好きな部分もありました

アン・ハサウェイが好きならかなり満足ができる映画だと思います

家族でクリスマスに観に行くファミリー映画としては
それなりに楽しめてちょうどいい

少しのクセの強さも本作の魅力です

 


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