何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「DOOM ドゥーム」感想 既視感がすごい 暇潰しにはいいかも

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どうもきいつです

SF映画「DOOM ドゥーム」観ました

人気シューティングゲーム「Doom3」を原作に制作されたSFアクション映画
火星の研究施設に出現した謎の生命体と海兵隊RTTSの壮絶な死闘が描かれます

監督は「ブラック・ダイヤモンド」のアンジェイ・バートコウィアク
出演するのはザ・ロック、カール・アーバンなどです

 

あらすじ
考古学と遺伝子の研究が行われている火星の研究所で
研究員たちとの連絡が途絶える事態が発生する
研究所の救護要請を受け
海兵隊PTTSの精鋭8人が火星の研究所に潜入する
しかし、そこで彼らが遭遇したのは異形のクリーチャーだった

 

感想
それなりに楽しめる映画でした
でも、どこかで見たことのあるような既視感だらけの映画
今さらこの映画を観なくてもいいかな…

 

特に観たい映画も見つからず
Netflixを物色していると目にとまったので観てみました


まあ、想像通りの映画というか

わかりやすいほどのSFモンスターパニックアクションって感じでした

強い男たちが謎のモンスターに挑む
という内容で
ひたすら戦っているような映画

「エイリアン」や「バイオハザード」なんかを
ごちゃ混ぜにしたような
てんこ盛りな映画でもありました

だから、かなり既視感もある
最初から最後までこんな映画観たことあるなって思ってしまいます


序盤はSFホラーのような雰囲気で進んでいきますが
途中からはモンスターパニック
そして、ゾンビ映画になって
最後は超人バトル

こんなに詰め込んでいるのはぐちゃぐちゃな気もするけど
楽しいし嫌いじゃない
アホなB級映画は個人的には好きです


アクションにしても
銃撃戦がたくさんあるし
変な超強力武器は登場するし
モンスターは暴れまわるし
ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンの肉体を見れるし

基本的にドラマなんてほぼ描かれず
謎のクリーチャーとのバトルがメイン
前置きなんかもほぼなく
早い段階から戦いが始まります

キャラも個性的で観ていて面白い
まあ、キャラに関しても
なんか見たことあるような既視感はめっちゃありますけど

ただ、アホっぽいけど
なんかテンションが上がる要素が多いです

脳筋アクション映画なので
なにも考えず暇潰し感覚で観ればそこそこ面白い映画だと思う

 

とは言え
雑なB級映画でもあるので微妙なところも多いです

隠れた名作B級映画なんかでは全然なくて
知名度が低いのも全然わかる
数あるB級映画の中に埋もれてしまう程度の映画なのは間違いないと思います


特に気になったのは画面の暗さ

この映画めっちゃ暗くてめっちゃ見づらい
普通にストレスを感じてしまうほど暗い
なにが起きてるのかわからないこともしばしばあります

雰囲気を出すための暗さとかではなく
基本的に暗い画面が続くんですよ

せっかくの激しいアクションも見づらいし
クリーチャーの造形なんかも見づらい

だから、あまり集中できません
何が起きてるのか分かりにくいから無駄に頭を使わされる
それにずっと暗いから眠くもなってくる
映画を観ながらも
どこか心ここに有らずといった感覚

この暗ささえなければ
もう少し没頭できたかもしれない


あと、状況もよくわからなかったりします
火星と地球をワープ装置みたいなので行ったり来たりしてるけど
途中からは今どっちなんだよって思いながら見てました

景色もさほど変わらないから
どっちがどっちかわからないんですよね
まあ、わかったところで大して意味があるわけでもないけど


あと、設定や世界観もなんかちょっとわかりづらい
もう少しわかりやすく説明してほしかった
原作のゲームやってればわかるのか?

結局、火星の施設の目的もよくわからんし
戦ってる人たちの部隊もどんな存在なのか

そもそも、なんのために戦ってたのかもしっくりこない

このへんも
わかったところで意味はないだろうけど
無駄に理解しがたいことが多くて
シンプルで簡単な脳筋アクション映画なのに
スムーズに観れないんですよね

見づらい要素がすごく多いと言うか…

単純に映画の撮りかたが下手なのか?

せっかくのアホなB級映画なんだから
もっと爽快に引っ掛かりなく観たかったですよね

 

それと、これは長所なのか?短所なのか?
という変なところもあったりします

序盤なんかは前置きや説明なんかは無く
さっさと部隊が火星に行きます
これは説明不足ではあるけど
テンポがよくて悪くない気もする


終盤の一人称視点は
原作がゲームだからの演出だと思いますが
ここは、唐突過ぎて驚くし
全体から見ればかなり浮いてる
ただ、このシーンがアトラクションみたいで面白いなとも思えます
ちょっと楽しいんですよね

目の前にクリーチャーが現れて
銃をブッ放して倒していくのはとても爽快
気持ちがいい


部隊で内輪揉めが始まりリーダーがラスボスになる展開も
地味なキャラが主人公になったり
モンスターはどうなったんだよ?
って変な展開ではあるけど

ドウェイン・ジョンソンが敵としてハマってるし
超人同士の肉弾戦はなかなか見ごたえがあって
普通にカッコいいんですよね

なんで銃使わないんだよ
ってツッコミどころもありますが

 

是非見てほしいとおすすめできる映画ではありませんでした
この映画を観るより他の映画を観る方が
よっぽど有意義な時間を過ごせると思います
本作の上位互換の作品は山ほどあるだろうし

まあ、暇潰しにはちょうどよくて
なんでもいいから映画をみたい
って時に観るにはいいかも

 


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