どうもきいつです
モンスターパニック映画「ビッグ・バグズ・パニック」観ました
巨大昆虫に支配されてしまった世界を
自堕落な男が生き残るために奮闘する姿を描いた2009年のモンスターパニック映画
「パッション」のブルース・デイヴィと「ドッジボール」のローズ・レイダーが製作を担当しています
あらすじ
不真面目な青年クーパーは
父親のコネで入社した会社でも怠慢を繰り返し
ついにはクビを宣告されてしまう
その瞬間、クーパーは気を失い目を覚ますと
巨大な虫に襲われてしまう
虫たちに支配された街で生き残るために
クーパーや仲間たちは悪戦苦闘しながらも奮闘していく
感想
いかにもB級でバカバカしい内容
でも、思ったよりちゃんとしてる映画で
何故か最後まで安定している変な映画
ちょっと普通すぎで記憶には残らないかも
B級映画を観たい気分で
なんとなくアマプラで配信されていた本作を選んで観てみました
タイトルやパッケージからB級臭が醸し出され
実際に観てみてももちろんB級
安っぽい内容に安っぽい映像
これぞB級というような映画で満足度は高かったです
お金を払って映画館でガッツリ観るよりは
家で軽い気持ちで観るのがちょうどいい
基本的に下らないバカバカしい内容でいかにもB級なんですけども
意外とストーリーやキャラクターがしっかりと描かれてたりする作品でもあります
B級だけど最後まで安定した面白さのある変なバランスの映画
ストーリーは
虫に支配されてしまった世界で
主人公が仲間たちとともに生き残りをかけて奮闘するという
ゾンビ映画みたいな流れです
オーソドックスなストーリーではありますが
ストーリーの作りがちゃんとしていて
最後まで面白く観れてしまいます
基本的に主人公のクーパーの成長をメインに描いているので
すごくわかりやすいし感情移入もできる
所々で見せ場のイベントも用意されてるので
飽きない作りにもなっています
キャラクターもみんな個性的で
それぞれみんな役割分担がされている
個々の見せ場もしっかり見せてくれます
特に主人公クーパーのキャラがなかなかよくて
この映画がより面白くなっています
バカでダメなどうしようもない男で
常に軽口を叩くテキトー人間
そんなダメ男が絶望的な世界の中で成長していきます
あるあるなテンプレな設定ですけど
だからこそ観やすくて面白い
それに描写も丁寧だったりするので妙にクーパーに感情移入ができて
最初はクソみたいな男だなと思っていても
いつの間にかクーパーを好きになってる
クーパーの虫との戦いや恋愛をついつい応援したくなってしまいます
心の中で
クーパー頑張れ!!と言ってしまってる
そして、ヒロインはクーパーとは真逆で
しっかりとした真面目な性格で芯が強い女性
これもテンプレなキャラ設定ですけど
アメリカの映画観てるって感じで好感を持てます
真逆な2人だから会話のやり取りが面白いし
関係性が深まっていくのは観ていて楽しい
はじめは相性悪かったのに
物語が進むにつれていいカップルになっていくんですよね
映画あるあるだけどこういうのは好きです
コミカルな場面も結構多いですが
結構ライトな感じで
爆笑とまではいかなくもクスッと笑える小気味よさはあります
下ネタなんかもさほどないしブラックすぎるギャグも無い
誰でも安心して見れるコメディー描写だと思う
くどさも無いしちょうどいいコメディー描写で悪くありませんでした
そして、敵である虫のビジュアルですが
これは正直言ってCGだと丸わかり
チープさは否めません
まあ、B級でお金もかかっていないだろうし
こんなもんじゃないですかね
虫の種類も少なくてほとんど同じ見た目
バリエーションがないのでちょっと物足りないかもしれません
デザインも普通って感じで
そんなにクセもなく巨大な甲虫みたいな奴
だからこそキモさはなくて
万人が見れるデザインかなとは思います
個人的にはもっとキモいほうが好きですけど
結果的にB級だけど普通に老若男女が観ても楽しめるような映画になってました
金曜ロードショーとかでやっててもおかしくないような内容
ただ、普通すぎて記憶には残らないかも知れませんね
これと言った強みが無いと言うか…
B級映画だけど
まともすぎてインパクトがありませんからね
どうせB級映画を観るなら
つまらなくてもインパクトを求めてるのが本音で
ここまで安定してるとちょっと物足りなさがあります
クソみたいな映画に文句言いながら観るのが楽しみだったりもするし
その点では
この映画は面白味に欠けていたと思うんです
悪くはなかったけど
もう少し個性的な映画が観たかったかも
とは言え
暇潰しに観るならちょうどよくて
最後までそれなりに楽しめる映画でした