何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「アンチャーテッド」感想 ベタだけどこんな映画が好き

f:id:kiitsu01:20220301202117p:plain

どうもきいつです


アクション映画「アンチャーテッド」観ました

人気アクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」を映画化した作品
トレジャーハンターにスカウトされた主人公が50億ドルの財宝を求め冒険に出ます

監督は「ゾンビランド」「ヴェノム」などのレーベン・フライシャー
主演はトム・ホランドです

 

あらすじ
バーテンダーのネイサン・ドレイクは器用な手さばきを見込まれ
トレジャーハンターのサリバンにスカウトされる
50億ドルの財宝を探すことになったネイサンは
同じ財宝を狙う組織との争奪戦に巻き込まれていくのだった

 

感想
めちゃくちゃベタで今さらな映画ではありますが
やっぱりこういう映画はワクワクして楽しい
頭を使わず楽しめるエンタメ映画でした
ゲームの「アンチャーテッド」らしさも盛りだくさんでよかった

 

ゲームの「アンチャーテッド」はとても好きなゲームで
それの映画化ということで楽しみにしてました


まず、はじめに言いたいのは
予告で見せすぎですかね…

見せ場のシーンも予告で普通に見せてしまっているので
そのせいでサプライズ感には欠けます
そこは残念でした…

まあ、そもそも見せ場になるアクションシーン自体が少ないというのもありますが…

 

いきなりそんなマイナスなところもあるんですけど
個人的には楽しめる映画でした

ゲームを知ってるからこそ楽しめた部分もありますし
そんなの関係なしに楽しめる映画だとも思います

 

本作のストーリーはいたって単純で
ただお宝探しするだけの映画です

中身カラッポな映画ではありますけど
お宝探しのために世界を飛び回り
遺跡を探索し
悪い奴らとお宝争奪のバトル
そんな部分にワクワクさせられる映画

これは原作のゲームも同じで
ゲームをそのまま映画にしたような作品です

ストーリーは映画オリジナルだし
キャラクターの雰囲気はちょっと原作とは違っているけど

原作を思わせる場面はすごく多くて
ゲームの魅力的だった部分を映画として表現できていると思います


冒頭のシーンから「アンチャーテッド」全開で
なんじゃそりゃ!?
って状況からスタートする

原作で言えば
確か「アンチャーテッド3」の始まりかたがこんな感じでしたよね

原作ゲームはこんな感じのギリギリの状況に追い込まれるのはお約束で
本作は冒頭かららしさが溢れてる

冒頭のアクションシーンが迫力満点で
掴みとしてはなかなか良いです
「アンチャーテッド」の入り口として完璧だと思います

その後の遺跡探索の謎解きなんかも「アンチャーテッド」って感じですし

細かい部分でも原作ゲームを連想せられるものがとても多くて
ゲームのファンとしては好感が持てます


中でもやはり
ネイトが登るクライミングアクション

「アンチャーテッド」ってとにかく登るゲームなんですよ

本作でもちゃんとネイトが登るシーンがあります
冒頭のアクションとかも
ありえない状況でネイトが登っていくし
オークション会場では電飾みたいなのを飛び移ったりしてます

そんな「アンチャーテッド」らしいアクションをちゃんととおさえてくれてるんですよね


他には屋根の上を走っての追いかけっこも「アンチャーテッド」だなって感じ
ゲームではよく屋根の上を走ってました


てか、基本的にどの場面も「アンチャーテッド」らしさを見せてくれてる
どこを取ってもゲームのワンシーンを見てるような感覚にさせられます

これはゲームを忠実に映画化しようとしてるのもあるだろうし
原作が映画化しやすいというのも
あると思う

「アンチャーテッド」は実写化に向いているゲームなのは間違いないです

 

で、その実写化のしやすさが
この映画のマイナス点でもあります

そもそも、原作のゲームは
映画みたいなゲームとして作られた作品です

映画みたいな世界とストーリーで起きる
映画みたいな演出の中で
映画の登場人物みたいなキャラを操作する
というところに面白さのあるゲーム

映画みたいなゲームだから
映画にするのは難しくない

ただ、問題なのは
映画みたいなゲームだからこそ
映画にしてしまうとただの映画になってしまう

原作は「インディー・ジョーンズ」のようなアドベンチャー映画の影響は多大に受けていて
かなりベタな内容でもあるんですよね

そんなベタな映画みたいな世界をゲームとして楽しめるゲームなわけです

なので、そんなゲームからゲームの部分を取ってしまうと
「インディー・ジョーンズ」っぽいベタな映画になってしまうんです

そこがやはりマイナスで
ありがちなアドベンチャー映画で終わってしまっています

こんな映画は見飽きたと言う人はいるだろうし
もっとひねった映画を観たいと思う人もいるでしょう

これと言った特徴的な部分はないので記憶に残りづらい映画かなと思う

 

とは言え、個人的には
このベタさが一周回って良かった気もするんですよね

最近、逆にこういうベタな宝探しアドベンチャー無くないですか?
今さら過ぎてみんな手をつけてないのかも

僕は最近こんなベタな宝探しのアドベンチャー映画は観ていなかったです

だからこそか
この映画を観たときに童心に戻れて
単純にワクワクさせられました

派手なアクションシーンも興奮したし
宝の船を見つけた時はテンション上がったし

ベタだからこそ頭を使わずシンプルに楽しむこともできますよね

たぶん、子供の頃にこの映画を観ていたら大好きになってたと思います

こういう映画って普通に楽しい
映画なんでこんなんでいいでしょ

 

あと、もう1つ思ったのは

原作のゲームって
呪いとか超常的なものがあったり
怪物のようなクリーチャーが登場したり
こんなのどこにあるんだよってほどの壮大な遺跡が存在したり
ファンタジー色の強いゲームでもあります

でも、本作ではそういう要素は全く無い

そんなファンタジーな要素も取り入れていたら
もう少し派手でインパクトのある映画になってた可能性はあります

ただ、これに関しては
たぶん、続編のために温存してるのかな
とは思いますが

1作目で全部出しきると
いざ続編となった時にインパクトが弱まりますし

まあ、続編が作られるのかどうかは
今のところ不明ですけどね

 

ゲームの映画化としては
最近観た中では1番良かった

テーマ曲もちゃんと流してくれてましたしね
モンハンの映画はテーマ曲すら流してなかったし…

原作ゲームが好きなら「アンチャーテッド」らしさを存分に楽しめますし
それが無くても童心に戻って楽しめる映画だと思います

 


【PS4】アンチャーテッド コレクション PlayStation Hits