何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

年々、仮面ライダーフォームチェンジの扱いが酷くなる一方

どうもきいつです


僕は特撮が好きで
仮面ライダーシリーズも好きなんですが
正直、ここ数年の仮面ライダーはなかなか酷くて
完全に熱が冷めました

現在放送中の「仮面ライダーリバイス」
これも一応観てましたが
観るのが億劫になりここ1ヶ月ほど録画したのが溜まってる状況

おそらくもう観ないでしょうね…
完全に見限りました


仮面ライダーがダメになった理由はたくさんあって
それを語り出すとかなり長くなる
なので、今回はその大きな原因の一つである
仮面ライダーのフォームチェンジについて語ります

 

今ではお約束になった仮面ライダーのフォームチェンジですが
その原点はやはり平成仮面ライダー1作目「仮面ライダークウガ」だと思います

昭和の仮面ライダーにも姿が変わったりパワーアップしたりと
フォームチェンジ的なものはありましたが
現在のフォームチェンジの原型は「仮面ライダークウガ」で間違いないと思う

その後、作品によってフォームチェンジが極端に少なかったり
逆に極端に多かったりと
形を変えながらもフォームチェンジは受け継がれていきます

そして、ディケイドまでの平成一期とW以降の平成二期で
フォームチェンジの扱いが大きく変わりました

一期ではフォームチェンジは多くて6種類くらい
一方、二期からは圧倒的に数が増えます
数えるのが面倒なくらい多いです

これの理由は明らかにおもちゃの販促で
フォームチェンジするためのアイテムが売れるから

特にオーズやフォーゼあたりで
フォームチェンジ用のアイテムが売れることに気付き
それに味をしめて現在もその流れが続いてるって感じですかね


そもそも、平成一期までのおもちゃは
変身ベルトを1つ買って終わりでした
まあ、武器とかも含めると種類はあるんですけど

で、二期以降になると
変身ベルト+αになります
この+αがフォームチェンジ用のアイテムです

フォームチェンジ用のアイテムの種類はかなり多いんですが
一つ一つはとても安い
ガチャガチャとかでもあります

だから、子供にねだられた親は
これくらいなら…と買ってくれますし
特撮オタクの大人たちは全部コンプリートしてくれたりもする

ガチャガチャだとダブりもあるでしょうし
これだけでもかなり儲かってるんじゃないでしょうか

これってビジネスとしては上手いやり方ですよね
経済的に潤うことで作品の向上に繋がれば
ファンとして嬉しいだけなんですが

実際は
このおもちゃの販促が作品に悪影響を及ぼしている状況です

最近の仮面ライダーは販促中心で明らかに作品の質は落ちている
販促中心が故に現在のフォームチェンジの無駄な乱発が作品をつまらなくしている原因なんですよね

 

ここからは
なぜ今の仮面ライダーのフォームチェンジが酷いかの話です


まずは良いフォームチェンジの例から挙げていきたいと思います

フォームチェンジの原点でもある「仮面ライダークウガ」
この作品はやはりフォームチェンジの扱いがすごく上手いですよね

基本の姿は赤色でパンチやキックなど仮面ライダーらしい戦闘スタイルですけども
色が変わることにより
武器、戦闘スタイル、能力が変化するわけです

青ならロッドを使い軽い身のこなしで闘い
緑はボウガンを使い神経を研ぎ澄まし遠距離の敵を狙う
紫は剣を使い鉄壁の防御力で攻撃を受けながらガンガン攻めていく

それぞれの姿に特性があり長所や短所も存在する
敵の闘いかたや能力に合わせてフォームチェンジを使いこなす
というのがクウガの戦闘の面白さでもありした

何よりもクウガのフォームチェンジが優れているのは
短所をしっかり描いているところ

ジャンプ力や素早さが上がる代わりに攻撃力が落ちる
神経が研ぎ澄まされるが故に長時間使えない
防御力が高いから早く動けない
破壊力が半端なくて簡単に使えない
みたいな

そこを物語に組み込んで面白く展開させたりしてるんですよね

そういう面でも「仮面ライダークウガ」はとても面白い作品なんです


次は「仮面ライダー電王」
この作品のフォームチェンジは根本的にクウガとそんなに違わない

色違いでそれぞれの武器や能力が違うという
クウガの二番煎じみたいにはなってるんですけど
そこに加わるのがキャラクター性

各フォームごとにキャラクターが設定されていて
フォームチェンジすれば性格も変わるというシステムです

それがあるからクウガとは違うフォームチェンジの面白さが引き出されています

性格が違うから必然的に闘いかたも変わるし
単に戦闘スタイルが違うだけでなく
そこに個性もプラスされる

それは観ていて楽しいし
各フォームに感情移入できて愛着もわきます

「仮面ライダー電王」はフォームチェンジの新しい見方を作り上げた作品でした


おもちゃ販促が成功したきっかけでもある
平成二期の「仮面ライダーW」「仮面ライダーオーズ」「仮面ライダーフォーゼ」
これらは販促成功させただけあり
フォームチェンジの扱い方はとても上手いです

Wはクウガの発展系って感じで
右と左の色の組み合わせで多様な闘いかたを見せてくれます

右は戦闘スタイル、左は属性
敵に合わせて組み合わせを変えるのは
今までのフォームチェンジにはないギミックで
やっぱりすごく面白かったですよね


オーズの場合は
Wを更に発展したような形で
頭、胴、脚とそれぞれ色分けされていて
それの組み合わせで戦います

5色で3部位なので
5×5×5
フォーム数は仮面ライダー史上最も多いです

ただ、同じ色が3色揃うと強くなったり
メダル争奪戦がストーリーの中心になっていたりと
多すぎるフォーム数を上手く扱えていました

持ってるメダルによって使えるフォームが限定されるのもこの作品の面白さでしたね


フォーゼはフォーム数自体はそんなに多くないけど
使える武器やアイテムがとても多い

多種多様なアイテムを駆使するアクションは楽しかったし
物語にも上手く絡めていました


平成仮面ライダーとフォームチェンジは切っても切り離せないもので
平成仮面ライダーの魅力でありお約束でもあるわけです

 

で、フォーゼより後の作品ですが
明らかにフォームチェンジ扱いが雑になっていきます
年々、悪くなっていく一方なんですよね

ストーリー、デザイン、キャラクターの良し悪しで好きな作品もあるけど
フォームチェンジに関してはどれもダメかな…

雑になってからの作品に共通するのが
とりあえず大量にフォームを出して
強いフォームが登場すると使い捨てていくスタイル

基本的にどの作品もパターンは同じで

序盤に複数のフォームを登場させる
強い敵が現れてピンチ
強いフォームが登場して倒す
もっと強い敵が現れてピンチ
もっと強いフォームが登場して倒す
………

これの繰り返しです
そして、弱いフォームは登場しなくなる
これを毎年やってるわけですよね

とは言え
Wやオーズなどもさほどパターンは変わらない


じゃあ近年の仮面ライダーは何がダメなのかと言うと
とにかく数を出しときゃいい
みたいな雑さ


例えば「仮面ライダーゴースト」

この作品は
かつての偉人たちの力を宿してフォームチェンジするという
なかなかアイデア自体は面白いんですが
フォームチェンジの扱いは雑なもんでした…

この作品はフォームの数はかなり多め
ただ、そのフォームを全く差別化できてないんですよね
似たような能力のフォームがいくつもあって
フォームが被ってるんです

フォームごとの特色は全く描き分けれていなく
銃を使うのが複数いるし
剣を使うのも複数いるし
フォームチェンジが渋滞してました

当然の如く
強いフォームが出れば初期のフォームは忘れ去られ
でも、たまに弱いフォームを使いだしたりする

無意味に弱いフォームとかを急に出すから
結局、だったら最初から最強フォームで戦えよ
って矛盾も生まれるんですよね


このゴーストの雑なフォームチェンジの扱いは
残念ながら後の作品にも受け継がれてしまいます


「仮面ラダービルド」もやはり同じ流れで
フォームの扱いは雑です
この作品はWと同じで2つの能力を組み合わせて戦います

しかし、完全にWの劣化版でしかなく
次から次へとフォーム数を量産するばかりで
2つの組み合わせというのも戦闘で全く生かされないし
多すぎるので結局フォームが渋滞してる

個々の能力に関しても
どんな長所があるのか
どんな敵に有効なのか
みたいなことは描かれず
主人公が適当に選んだもので適当に戦ってるだけ

これだけフォーム数があれば
戦闘の中で面白く活躍できそうなフォームもたくさんあるのに
フォームチェンジを面白く見せる工夫も無く
全部が埋もれてしまっていました


令和になってからの
「仮面ライダーゼロワン」「仮面ライダーセイバー」「仮面ライダーリバイス」は
作品の中でのフォームチェンジを差別化できてないどころか
作品ごとの差別化もできていない始末

ゼロワンの場合は
モチーフやデザインが違うだけで
フォームの扱いはほぼゴーストやビルドと同じです

セイバーはオーズの劣化版みたいなフォームチェンジだったし

現在放送中のリバイスに至っては
2年前のゼロワンと根本的には同じですからね
動物モチーフってところでも被ってる


近年の作品に言えることは
とにかく工夫や発想が圧倒的に乏しい

フォームをたくさん出すのはいいけど
それをアクションで生かすことや
ストーリーで生かすことがおざなりになっています

フォームチェンジを面白く見せようという気概を感じれないんですよね

 

それに伴って
アクションシーンなんかも雑ですよね

本来なら多様なフォームに合わせて
多様な戦いかたやアクションを見せるべきなのに
ここ数年の作品は
ただ武器で殴ってるだけのアクション
雑エフェクトの必殺技
これを繰り返してるだけ

クウガの時のような緊張感のあるアクションなんて全く見せてくれないし
Wやオーズのような個性的で面白いギミックも見せてくれない


フォーム同様に最近は仮面ライダー自体も複数登場しますが
やはり、こちらも差別化なんて全くできてなくて
おもちゃの販促以上のものは何もない

味方も敵も無闇やたらと仮面ライダーばかり増やしてるけど
じゃあ、これらの仮面ライダーの違いってなに?
と聞かれても
見た目が違う…としか言いようがない


そもそも、この大量のフォームチェンジや大量の仮面ライダーは
毎年やらなきゃならないのか?

別にフォームチェンジが多くなくても
フォーゼみたいなパターンでもよくないか?
おもちゃ販促はフォームチェンジ以外にも方法はあると思う
何故こうも毎年同じ事を繰り返すのか

もはや、制作陣も麻痺してるのかもしれない
こんなに毎年同じ事を繰り返すマンネリを良しとしてるのだから
客観的に仮面ライダーという作品を見れていない可能性は高い


話は少し反れるけども
変身ベルトの音声にしたって
何故いつもあんなにうるさくするのか

最近の仮面ライダーはベルトがほぼ喋ってます

確かに子供からすればマネしたくなったりするんだろうけど

ドラマの中で3人くらいが同時に変身したときの音声は雑音でしかない
これをうるさいと思わない制作陣はおかしくないか?

正直、これをお約束として毎回やってしまってるのは
明らかに感覚が狂っていると思う

 

僕が強く思うのは
仮面ライダーシリーズは一旦休んだほうがいいんじゃないか
ということです

平成仮面ライダーがスタートしてから20年以上も経ち
それだけやってればマンネリになるのは当然だし
感覚が狂って客観的に見れなくなるのも当然だと思う

なら、一度離れて
仮面ライダーという作品に向き合う時間も必要なんじゃないでしょうか

おもちゃやグッズで子供やファンからお金を搾り取り
提供する作品の質は低い
って状況は明らかに最悪です
仮面ライダーブランドの信頼は落ちていく一方だと思う


でも、仮面ライダーは金のなる木なのは間違いなく
おそらく限界が来るまでは続くでしょうね…

 

仮面ライダーにとってのフォームチェンジは
作品の質に繋がっているものだと思う
それが雑になっているということは
個々の作品もといシリーズ全体が雑になってる証拠

全く改善されないどころか
年々酷くなっていくこの状況に
僕は完全に仮面ライダーに愛想を尽かしました