どうもきいつです
アクション映画「グリーンバレット」観ました
殺し屋の日常を描いたフェイクドキュメンタリー「最強殺し屋伝説国岡」の続編
プロの殺し屋を目指す女子6人が
最強の殺し屋国岡のもとで訓練合宿に挑みます
監督は「ベイビーわるきゅーれ」などの阪元裕吾
出演するのはミスマガジン2021に選ばれた6人です
あらすじ
プロの殺し屋を志す6人の女子が
京都最強の殺し屋である国岡がインストラクターを務める殺しの訓練合宿に参加する
個性的な6人に手を焼く国岡
そして、とあることをきっかけに凶暴な殺し屋集団フォックスハンターが現れる
感想
前作同様に絶妙でユルい掛け合いが笑える
そして、やっぱりアクションはしっかりと格好よくバイオレンス
女子6人が個性的だし面白いし可愛かった
「最強殺し屋伝説国岡」が最高に面白かったので
続編の本作も楽しみにしてました
そして期待通り面白いものを見せてくれた
本作は前作と同じように密着ドキュメンタリー風の作品
殺し屋国岡の姿を追ったフェイクドキュメンタリーです
でも、今回は前作とは大きく違い
メインは国岡ではなく殺し屋を目指す6人の女子たち
この6人の成長が描かれます
続編と言うよりスピンオフみたいな感じでしたね
前作と差別化もできているし
ちょっと新鮮な面白さも感じれました
やってることは女の子6人の青春物語なんですけど
世界観は殺伐とした殺し屋の世界
このギャップが何とも言えない味わいです
これは毎度の事
阪元監督のユルさとバイオレンスのギャップです
これが最高に面白いし
観る側はこれを欲してるわけですよ
本作も主役6人の女の子は本当に普通にどこかにいそうな女の子たちなんですよね
多少過剰なキャラ付けはされているものの
こういう子なんか見たことあるな
みたいな気持ちにさせられる
そんな普通な女の子たちが当たり前のように人を殺したりする
しかも、日常の延長線上のような振る舞いで
やっぱりこのシュールさがたまりませんよね
部活の合宿のノリで殺しの訓練を受けて実際に人も殺すし
頭がクラクラする世界観
これが阪元監督らしい作風
これを観れただけでも満足だったりします
そして、登場人物みんなが個性的で面白いです
低予算B級映画にしてはなかなか登場人物が多い本作ですが
それぞれみんな個性が立っていて
全員、目立ってましたよね
メインの6人にしても
1人1人ちゃんと性格が違うので
すぐに誰が誰なのか覚えれる
こういうタイプの作品って誰が誰かわからなくなるのも多いけど
本作の場合は見分けつきます
しっかりとわかりやすくキャラ分けされているので
登場人物が多いわりにあまりゴチャゴチャしていませんでした
その上、キャラクターがバラエティに富んでいるので
単純に観ていて楽しいし飽きません
そんなバラバラな個性が一つになっていくのも
単純に盛り上がるし面白いですよね
中でも印象に残ったキャラは鹿目ちゃん
最初は過剰なキャラクター性にめちゃくちゃ笑ってしまいますし
最後には彼女の成長に感動させられるし
それに可愛いし
めっちゃ好きになりました
それに、過剰ではあるけど
鹿目ちゃんの真面目すぎて融通が利かない性格には
どこか共感もできて感情移入してしまう
気づけば鹿目ちゃんを応援してしまってます
彼女の真面目すぎるが故の生きづらさは自分に共通するものもあるし
最後の重火器をブッ放す姿は最高にカタルシスを感じました
他の女の子たちもみんな可愛いくて
それぞれが背負っている生きづらさには
等身大の若い女の子を感じれる
やっぱりそこに共感できたりもしました
それが本作のユルさやリアリティに繋がっているのではないかと
とにかく6人全員可愛いし魅力的でしたね
役だけでなく演じている本人たちにも興味が湧きました
アイドル映画としても成功してると思います
あとは国岡の同僚で一緒にインストラクターをやっていた真中
これがめっちゃ良いキャラでした
ONE PIECEで言うウソップ、ダイの大冒険で言うポップ
みたいな役どころ
ヘタレで弱いけどここぞと言うところで男を見せてくれる
彼の存在で物語がめっちゃ盛り上がっていましたよね
国岡との会話とかも絶妙に面白かったりするし
意外と合宿を上手く回していたり
影の立て役者
めっちゃイケメンなのに三枚目になってるのも好感が持てます
ストーリーに関しては
特別に奇をてらった内容ではなく
かなりシンプルで王道
でも、堅実に積み重ねて最後は盛り上げるという
すごく安定感があって観やすい映画になってます
バラバラな登場人物たちが困難を乗り越えて最後には一致団結
ってのも定番ではあるけど
こういう展開は熱いし感動しますよね
シュールな世界観であったり
しょうもなくてくだらない会話があったりはするけど
根本のストーリーはしっかり作られているので
最後までブレずに面白く観ることができるんだと思う
アクションも毎度のことカッコいいですね
バイオレンスでありつつ
キレキレの肉弾戦やド派手な銃撃戦で魅せてくれます
低予算だからこそ見せ方に工夫も凝らされていて
チープではあるけど
そこまで安っぽい映画にはなっていなかったと思います
それと、やはり会話も毎度のこと笑えますね
ナチュラルなトークが笑えます
女子6人のやり取りは自然体でコミカル
それが笑える
そんな6人に対する国岡のさり気ないツッコミも笑えます
合宿の夜の国岡とその他2人の会話もくだらなくてめっちゃ笑いました
「トロール・ハンター」のくだりとか爆笑した
コミカルなシーンはどれも笑えて
コメディとしても完成度が高いです
本作も期待通り阪元監督らしい作風に楽しませてもらえた
今後の作品にも期待してしまいますよね
それにミスマガジン6人の今後にも注目したくなる
とりあえず6人のインスタフォローしよ