何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「シン・ウルトラマン」感想 ウルトラマン好きでなければ敷居が高いかも

どうもきいつです


SF特撮映画「シン・ウルトラマン」観ました

1966年に放送された特撮テレビドラマ「ウルトラマン」を
現代を舞台に再構築したリブート作品
謎の巨人ウルトラマンと日本を脅かす巨大生物“禍威獣”との戦いが描かれます

企画、脚本を務めるのは「シン・ゴジラ」などの庵野秀明
監督は樋口真嗣
出演するのは斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊などです

 

あらすじ
次々と現れる巨大生物“禍威獣”に日本は脅かされていた
通常兵器が通用しない禍威獣に対抗するため
政府は禍威獣対策専門の通称“禍特隊”を設立する
神永新二ら様々なスペシャリストからなるメンバーたちが任務にあたる日々だったが
ある日、銀色の巨人が出現し禍威獣を倒してしまうのだった

 

感想
オリジナルをリスペクトしてるであろう作風は独特な表現が多くて
それだけで面白いと思わされました
ただ、ストーリーは散漫で登場人物は描写不足
いまいちに思う部分も多かった
ウルトラマンを知らなければあまり乗れない映画かもしれません

 

僕は特撮が好きですけども
ウルトラマンシリーズに関してはあまり触れてきませんでした

最初から最後まで全部観た作品はありません
初代ウルトラマンに至ってはおそらく全く観たことがないと思います
そんな僕が「シン・ウルトラマン」を観てきました

 

本作は庵野秀明が監督ではないけど
深く携わっている作品なだけあって
らしい作品だなと思わされました

ウルトラマン大好きなオタクが本気でウルトラマンを作っちゃいました
みたいな

僕はウルトラマンを全然知らないけど
この映画を観るとウルトラマンを大好きな人が作ったんだろうな
というのはめちゃくちゃ伝わってきます

漠然とだけどオリジナルへの愛は感じれて
そこにはとても好感が持てる

オマージュや小ネタなどはが満載なのかなと思います
正直、僕はその辺が全くわからないので
そこにテンションを上げられたりはしなかったですが

知識の無い僕からすれば
明らかにチープだったり変だなってシーンがあったり
なにこの表現…?
ってのが多かったですね

庵野秀明のことだから
おそらくオマージュや引用してるんだなというのは理解できます


ウルトラマンを知らない人からすれば
その辺がどう目に映るのか差が出そうですね

僕の場合はそんな独特な表現が斬新にも思えて
観ていてとても楽しかったです
特撮の面白さにみたいなものは表現できていたと思う

ウルトラマンが高速でグルグル回るのとか
めっちゃ変なシーンだったけどインパクト抜群で記憶に残りますよね

飛んでる敵と平行してウルトラマンも飛びながらビーム出すのも面白かった

すごく巨大なウルトラマンが全く重みを感じないのもとてもシュールですね
禍威獣はドシンドシン音が鳴ってるのにウルトラマンはめっちゃ静か

他にも外星人との駆け引きなんかはワクワクさせられたし
ゾーフィの出てきかたが独特だったり
なんか面白い

ウルトラマンとメフィラスがブランコや居酒屋で会話する場面とかすごく好きです


あと、禍特隊の超早口の会話シーン
何を言ってるのか聞き取りづらいし内容も難解で全然理解できないけど

ウルトラマンを現実的に本気で考察したオタクの会話を映画にぶち込んだ
って感じで面白く観れました

例えこの会話を理解したところで意味ないだろうし
この無駄な感じがちょっと笑える


個人的にも面白いと思える場面はたくさんありました

 

ただ、やはりウルトラマンを知っている人が楽しめる作品というのは否めないですかね…

面白いと思えた反面
なんか乗り切れないなという気持ちもありました

本作を絶賛している人のほとんどがリスペクトやオマージュの部分を誉めていて
実際に本作の1番の魅力はその部分だと思う

だから、ウルトラマンを知らない人からすれば疎外感があります
1番の魅力の部分は楽しめないわけです

オタクからオタクに向けたような作品なので
その外側の人が取っ付きにくいのは間違いないです

ウルトラマンどころか特撮にすら造詣が無い人なら
あえてのチープさをただショボいとしか思えないかもしれないし
ウルトラマンと禍威獣とのバトルにもテンションが上がらないかもしれない

より乗れない可能性は高いです

一見さんにはちょっと敷居が高いのかなと思いました

 

それと、ファン以外が乗れない理由として
ストーリーがちょっと掴み所ないですかね…

複数のエピソードを一つにまとめたような構成なんですが
そのせいでかなりストーリーが散漫としています

中心となる軸のストーリーが無いので
この物語がどこに向かっているのかよくわからなくなってくる


それと同時に登場人物の描写も薄いなと感じました

ウルトラマンが人類のために戦う理由はそんなに理解できなかったし

禍特隊の面々は個性的ではあるけど
バックボーンは全く描かれずちょっとハリボテ感が強かった

外星人の目的は理解できるけど
あまりにも淡々と物語が進むので作業的にエピソードを処理してるようにも感じてしまいました

何よりも
主人公の神永の人物像が不明なまま早い段階でウルトラマンになってしまうので
結局、彼の存在感が薄すぎる気がしました

最後はウルトラマンの力を神永が受け継いで幕を閉じましたが
神永がどんな人間なのか不明なので
このオチがすごく弱くなってましたよね

終盤はあまりカタルシスを感じれず置いてけぼりになった感覚でした


こういう部分に関しても
ウルトラマンが好きなら脳内で補正できるのかもしれないけど
知らなければちょっとついていけないかな
って感じです

 

断片的に面白い場面やエピソードはたくさんあったけど
全体を通して見るととてもフワッとした印象でしたかね

ウルトラマンと禍威獣のバトルは大画面で見ると迫力があって
特撮好きとしては十分に楽しめたし
禍威獣の造形も良かったし
ちゃんとヒーローをやってたので全然嫌いな映画ではないんですけど

やはり、ウルトラマンを知らない自分には
大きな壁を感じてしまったのは事実です

ウルトラマンを好きになってから観れば印象が変わるのかもしれない

 


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映画「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」感想 ヒーローとホラーが面白く融合

どうもきいつです


アメコミアクション映画「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」観ました

元天才外科医で最強の魔術師ドクター・ストレンジの活躍を描いた「ドクター・ストレンジ」の第2作目
マルチバースの扉が開いた世界でドクター・ストレンジの前に強大な敵が現れます

監督は「スパイダーマン」シリーズなどのサム・ライミ
主演は前作と同じくベネディクト・カンバーバッチが務めています

 

あらすじ
ドクター・ストレンジはかつての恋人クリスティーンの結婚式に参加していた
しかし、突如現れた怪物が暴れているのを確認し結婚式を抜け出して対処に向かう
怪物から救い出した少女アメリカ・チャベスはマルチバースを移動する能力を持っていた
ストレンジは彼女の能力を狙う何者かから彼女を守るため
スカーレット・ウィッチことワンダのもとを訪れる

 

感想
サム・ライミらしいホラー表現が満載で面白い作風になっていた
チープなホラーとアメコミヒーローの融合が独特
ストレンジらしい映像表現も楽しかったです
ただ、ドラマシリーズありきなのはやっぱり好感を持てない

 

前作の「ドクター・ストレンジ」は嫌いではないかなってくらいの印象で
最近のMCU作品はどれも個人的には微妙で
だいぶ熱も冷めてましたが

本作はサム・ライミが監督
ということで少し期待して観てきました

 

「アベンジャーズ エンドゲーム」以降は
MCU作品には幻滅させられることが多かったんですけども
今回はとても楽しませてもらえました

サム・ライミ全開の内容でかなり僕好みの映画だった


サム・ライミが全開だからこそ賛否も分かれる映画かもしれません

今回は今までのMCU作品には無いような描写がかなり多くて
いつもの感じで観に行った人は面食らう可能性が高い

言ってしまうと
本作はかなりホラーな描写が多いです
しかも、低俗なB級ホラーみたいなノリ

サム・ライミの代表作「死霊のはらわた」に通ずるような作品なんですよね
てか、ほとんど「死霊のはらわた」みたいな映画です

だから、やっぱり受け付けない人も多いのかなと思う
MCUが好きな人ってホラーとか全然観ないような人もいるだろうし…

本作はめちゃめちゃグロいってわけでも
直接的な表現があるわけでもなくて
「死霊のはらわた」とかに比べればかなりマイルドではあるんですけど
ホラー耐性の無い人からすれば気持ち悪いかもしれませんね

 

しかし、そんな作風だからこそ
僕みたいな人間がすごく楽しめるのも事実

むしろ、普通のアメコミ映画より
これくらいやってくれた方が好感も持てますよ

MCU作品の中でもかなり攻めた作品なのは間違いない


で、やっぱりホラー表現が面白いですよね
人によってはチープに感じるだけかもしれないけど
それがいいんです

始めに戦うタコみたいなのは目玉くり貫いて倒します
サム・ライミと言えば目玉潰したり飛び出したり
それが本作でも見れて満足

ワンダが迫ってくる描写なんかもめちゃくちゃホラーで最高でした
反射する水溜まりから手が出てくるやつとかめっちゃ怖いし
追いかけてくるだけでもホラーだし

そもそも本作でのワンダのキャラクターがホラーにぴったりです
彼女の存在自体がホラー


別の次元のヒーロー集団イルミナティのバトルなんて
MCU史上で1番残酷で低俗だったと思います
ファンタスティック4のゴム人間なんかギャグだし
サプライズゲストのプロフェッサーXはあんな死に方するし

ヒーローの扱い方があまりに軽薄で反感すら買ってしまいそうだけど
僕は大いに笑えたので全然OKです

あと、ゾンビストレンジもめっちゃ良かった

てか、ストレンジほとんど逃げてばかりでしたね
プロットが完全にホラーなんですよ
オチは古くさいホラーみたいでたまりませんでした

 

そして、ストーリーですが
マルチバースとか言ってるだけに難解ではあるけど
やってることはシンプルですっと頭に入ってきます

そもそも小難しいことは理解しなくてもいい映画です
そのへんはなんとなくでも大丈夫

根本はワンダというオバケからストレンジたちが逃げてるホラー映画だと思ってください

テンポも良くてどんどんと畳み掛けるように物語が進むので
ジェットコースター的な楽しさもあります

 

それと、ドクター・ストレンジらしい映像表現も健在

今回はそんなに多くはないんですけど
マルチバースを移動する時の映像はめっちゃ良かった

いろんな世界を突き抜けていくシーンは
これぞドクター・ストレンジって感じで
すごくワクワクさせられました

 

概ね最高な映画でしたけど
やはりクロスオーバーありきの作風はちょっと萎えますね

本作はドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」が大きく関わっているようで
僕は観ていないので
正直よくわからんなって部分は多かったです

今までアベンジャーズの一員だったワンダがなぜヴィランになったのか
という部分は全くわかりませんでした

ドラマまで観なきゃならないのはさすがにしんどいです…
ディープなMCUファン向けの映画になってしまってるのは残念


ただ、サム・ライミの手腕なのか
細かい部分はわからずともワンダに感情移入ができてしまったりする

何故そうなったかの原因は不明だけど
ワンダの目的ははっきりしてるし
どんな想いで暴走してしまってるのかも理解できる
むしろ、今までのワンダよりも魅力的に感じた

破滅に向かっていく彼女の姿が儚くも美しく
そして怖い
魅力的なヴィランになっていたと思います

ワンダが敵になったり
結末が悲しかったりもするので
それを不快に思う人もいるだろうけど
僕はこのワンダがすごく好きになりました

 

あまりにも「死霊のはらわた」をやっちゃってるので
サム・ライミ暴走気味だなとも思うけど
それがこれまでのヒーロー映画にない面白さにも繋がっていた
僕はこの映画が大好きかもしれません

それにしてもワンダ強すぎない?
この強さなら1人でサノス倒せただろ

 


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映画「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」感想 サッカーボールは万能

どうもきいつです


アニメ映画「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」観ました

人気アニメ「名探偵コナン」劇場版25作目
コナンと公安警察の降谷零が謎の爆弾犯プラーミャの正体に迫ります


監督は満仲勧が務め
声のキャストは高山みなみなどオリジナルキャストが集結しています

 

あらすじ
ハロウィン間近のある日
コナンたちは高木刑事と佐藤刑事の結婚式に招待される
一方、公安警察の降谷零は脱獄した連続爆破事件の犯人を追跡していた
そして、犯人を追い詰めた降谷だが
そこに現れた謎の人物に首輪爆弾をつけられてしまう
爆弾解除のためコナンと降谷は協力し爆弾犯の正体を追うことになる

 

感想
ほぼ推理はしてないけど派手だしカッコいいので楽しめる
終盤はツッコミどころ満載で笑うしかない展開ですが
それを吹き飛ばすほどの勢いがあるので
結局、盛り上がってテンションを上げられました

 

コナンの劇場版を映画館で観るのは20年ぶりくらい
子供の頃はテレビアニメは毎週欠かさず観てましたし
漫画も読んでましたが

大人になってからは
テレビをつけてやってたら観る程度で
劇場版もテレビでやってるのをたまに観るくらい
観てない作品もたくさんあります

登場人物の設定や関係性は知識としてなんとなく知ってるくらいですかね


そんな感じなので
ディープなコナンファンと比べると見かたがちょっと違うかもしれませんが
結構、楽しんで観ることができたと思います

そんなに詳しくない僕にも
ファンが喜ぶものを見せてくれてるんだろうなというのは伝わってきます


特に近年の劇場版は
人気キャラにスポットを当てそのキャラを派手に活躍させる
という作風が続いていて
今回も同じくその路線の劇場版です

しかも今回は
中でも大人気の降谷零こと安室さんをフィーチャーした劇場版で
それだけでヒット間違いなしですよね

 

正直言うと
中身はあまりなくてかなり薄っぺらいと思います
キャラの活躍と派手な演出に特化した作品で
推理とかはあまりちゃんとしてないですし
ドラマ性もさほど無い

ツッコミどころもかなりあって無理のある展開も多いです
終盤なんてさすがにギャグみたい


ただ、それがコナンの劇場版らしいというのも間違いなくて

ファンの人からすれば失礼に思われるかも知れないけど
僕はB級映画を観る感覚で楽しんでました

ちょっと雑で強引な展開ですらも
コナンだからと許せてしまう

ある意味、コナンというジャンルの映画として確立していて
コナンじゃないと見れないものがとても多いんですよ
コナンならではのお約束も出来上がってますしね

それがコナン劇場版の人気の要因だと思います


コナン劇場版と言えば
なんと言っても万能すぎるサッカーボール
本作もご多分に洩れずサッカーボールが大活躍です

犯人を追い詰めるためにボールをぶつけて攻撃するのは当たり前で
爆発して花火になるし
巨大化して交差点を埋め尽くしてしまうし

前作ではリニアモーターカーを止めてましたからね

コナンの世界でサッカーボールは絶対的存在です

そんなサッカーボールの大活躍も楽しめる作品です

さすがに終盤の混ぜるな危険の液体をサッカーボールで塞き止めるのは無理あるけど…
下水で混ざって爆発するだろ


サッカーボール以外にも
スケボー、メガネ、サスペンダー、探偵バッジなどお馴染みのアイテムも大活躍します

やっぱりこういうアイテムが活躍するとテンション上がる

結局、1番すごいのは阿笠博士ですよね

 

それと、やはり登場人物もちゃんとカッコよく見せてます

今回は安室さんを中心に警察学校組の面々も活躍するので
ファンは嬉しいんじゃないでしょうか

特に大人気キャラの安室さんは優遇されてますね
とにかくカッコいい

隔離された部屋から指示を出すのとか
なんかクールですし
いいところで登場して全部かっさらっていくのもカッコいい

身体能力が異常なのもいいですよね
ビルからビルへジャンプしてしまったり
ビルの屋上からヘリに跳び移ったり
常軌を逸した身体能力を見せつけてくれます

とにかく安室さんが大活躍するので
この映画を観に行く層の人たちは大満足間違いないかなと思います


それに、コナンも大活躍です
ちゃんとコナンもカッコいい

さっきも言ったけど
終盤の展開が本当にギャグみたいなんですよ

でも、コナンの活躍ですごく盛り上がって普通にカッコいいと思ってしまうんですよね

そのカッコよさもすごくダサいんですけど
それが良いというか

月を背景にスケボーに乗ったコナンとか明らかにダサい
ただ、それがコナンのカッコよさで
なんか童心に戻れる

あの頃好きだったコナンは全くブレず
いまだにコナンをちゃんとやってる
そこに少し感動すらさせられた


クサくて寒さすら感じる恋愛描写とか
ウザい少年探偵団とか
正体を隠す気が全くないコナンとか
そういうのもコナンらしくて唯一無二なんですよね

やはり、コナンならではの要素がとても魅力的で
だからこそすごく楽しんで観ることができるんです

 

とは言え
もっと頑張れるだろ
って所もたくさんあるのは否めない

中でも推理部分はもっとできたと思います

一応、犯人探しがメインのストーリーだけど
早い段階で犯人がわかってしまうし
もうちょっと捻ってもいいと思うんですよね

さすがに推理がおまけになりすぎてるかな…
あまりにもシンプル

伏線回収とかミスリードとかどんでん返しとか
いろいろと仕掛けがある方が面白くなると思います

別にミステリー要素が多少複雑になっても
キャラの活躍に支障をきたすわけでもないだろうし
むしろ、もっと面白くなりますよね


それに伴って
犯人の扱いも雑すぎてちょっと可哀想

既存キャラに力を入れるのは全然いいけど
それと同時にオリジナルキャラにも力を入れてあげればいいのに

今回の犯人は動機も大してなく
バックボーンも描かれていないので
ただの悪いやつで終わってるんですよね

犯人に全然魅力がなくて
完全に安室さんとかの既存のキャラに存在感を食われてしまってる

犯人はコナンや安室さんの対比のキャラでもあるので
そこをもっと魅力的に描いていれば
さらに物語が盛り上がったと思います

それにしても村中さんかわいそう…

 

あと、毎度お馴染みオープニングの登場人物紹介
これが今回なんかスタイリッシュになってましたね

これは賛否どうなんでしょうか?

個人的にはいつもの感じのが見たかったんですけどね

まあ、カッコいいっちゃカッコいいですが

 

久しぶりに映画館でコナンを観たからか
すごく楽しめた気がします

万人が面白いと思えるかは謎ですけど
コナンだからこその魅力は存分に味わうことができました

 


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映画「N号棟」感想 ミッドサマーっぽいなにか

どうもきいつです


ホラー映画「N号棟」観ました

2000年に岐阜県富町で起きた幽霊団地事件をモチーフに描かれたホラー
幽霊が出ると噂される廃団地を訪れた大学生たちが怪現象に襲われます

監督、脚本は「世にも奇妙な物語」シリーズに携わってきた後藤庸介が務め
主演は「成れの果て」などの萩原みのりです

 

あらすじ
女子大生の史織は同じ大学の啓太と真帆と共に心霊現象が噂される廃団地を訪れる
しかし、廃墟のはずの団地には多くの住民が住んでいた
そして、史織たちの前で心霊現象が発生し自殺する住人まで現れる
そんな中、住民たちは顔色ひとつ変えず
怯える若者たちを仲間にしようと迫ってくるのだった

 

感想
「ミッドサマー」っぽくしたい作品なのはわかります
ただ、それっぽ過ぎて
もはやオリジナリティが無い
主人公の言動が支離滅裂だしストーリーは説明不足だし
結局、何を伝えたい映画なのかわからなかった
ホラーとしてもあまり面白くない

 

前から気になっていたので観てきました

予告を見る限り怖そうなジャパニーズホラーって印象でしたが
実際に観てみると完全に「ミッドサマー」でしたね

「ミッドサマー」を観たことある人なら
これはみんな思うことでしょう

 

正直言うと
「ミッドサマー」には全然及んでいないし
オリジナリティもないし
ホラーとしても特別な魅力はないし
結局、なんだかよくわからないし

全体的に中途半端で面白い映画ではないです

 

まずは「ミッドサマー」っぽいという話から

そもそも何らかの作品の影響を受けて
それっぽい作品を作ること自体は悪くないと思います

既存の作品を自分なりの解釈でアップデートしてみたり
自分なりの表現をしてみたり
そこから新しい道が開けていくこともあると思います

本作の場合は
「ミッドサマー」に影響を受けているのは十分に理解できて
そういう作品を作りたかったんだろうなと思います

ただ、あまりにも「ミッドサマー」の要素が多すぎますよね
全体の流れも「ミッドサマー」だし所々の細かい部分も「ミッドサマー」

若者たちが異様なコミュニティの中に入り
どんどんと侵食されていく流れはそのまんまで

主人公のメンヘラっぽいキャラ設定だったり
大学の課題のためその場所に訪れたり

さらには
外での食事会や謎のダンス
得たいの知れない飲み物
コミュニティの誰かが自殺しても全く動じない住民たち

コミュニティが必要以上に個々との繋がりにこだわっているのなんて
まさしく「ミッドサマー」

てか、考察ありきの作風が「ミッドサマー」そのものですし

さすがに何から何まで「ミッドサマー」過ぎるんですよ

これはパクりと言われても文句は言えないです


影響を受けてオマージュするのは構わないけど
やり過ぎればオリジナリティが損なわれる

せめて、全体の流れを似せるのならば
細かい要素や場面などはオリジナリティのあるもので勝負すべきだと思うし

逆に食事やダンスみたいな場面をオマージュで差し込むのなら
全体の流れはもう少しオリジナリティのあるもにすべきだと思うんですよ


まあ、作っている側もこれじゃあ「ミッドサマー」過ぎると思ったのか
本作では「死」というテーマが扱われています

でも、9割くらい「ミッドサマー」でやっちゃってるので
このテーマの整合性が悪い

「ミッドサマー」に無理やり別のテーマをねじ込んだような居心地の悪さもあり
結果的に「死」というテーマが全然しっくりこない

テーマがしっくりこないのは
「ミッドサマー」要素を詰め込みすぎて
「死」というテーマが地に足ついていないからだと思います

 

で、「ミッドサマー」っぽ過ぎる件を抜きにしても
本作は微妙な部分が多いです

特に感じるのは説明不足

公式に考察型ホラーみたいなことを言っているみたいですね

これを言っちゃってる時点でダサいんですけども…

考察するかどうかは観る側のこっちが決めることで
そちらから考察しろと言われましても…
って感じですよ


それに考察するにしても
そこに至るまでの説明やヒントは絶対に必要で
何もないところから考察なんてできないわけです

本作は確かに意味深な場面とかはいろいろとあるんですが
じゃあその意味深なものには本当に意味があるのかな?
と考えたところで
あまり意味があるようには思えない

「死」というテーマもどういう意味合いで扱っているのかが曖昧で
それを通して何を伝えたいのかはあまりわからない

幽霊の存在に関しても中途半端に扱っていて
最後まで観ても
結局、この作品においての幽霊の立ち位置がよくわからん

意味深だけど最後まで放ったらかしなことが多くて
意味がわからないで終わってしまう


その点では「ミッドサマー」は
細かいところまで伏線が散りばめられていて
説明すべきところはしっかり説明しています
考察するための土台はちゃんと用意してくれているわけです

「ミッドサマー」の表面的な部分はいろいろ拝借してるのに
根本の部分には全く影響を受けてなくて
それが本作がダメな所以なのかもしれません

 

そして、登場人物たちの言動が支離滅裂ですよね
これは単純に観ていて不快になるレベル

主人公の史織なんて本当に酷いもんで
最初から最後まで何のために行動しているのか全く理解できません
全てが唐突で理解不能
行動原理は不明だし情緒不安定だし
感情移入ができなければ好きにもなれない

この女がただのヤリマンメンヘラ女にしか思えません

てか、死に対して異常に恐怖を抱いているという設定なのに
死のリスクがあるにも関わらず
危険な行動を自ら進んで行っているのは明らかに矛盾ですし

で、そんなリスクを伴う行動には強い意思や行動原理があるわけでもなく
なんとなく行動してるだけ
何故かわからないけど無駄に行動力だけが先走ってるんです

そもそも、元カレについて団地に行く理由が謎だし
嘘をついてまで団地に居座るのも謎
団地の住人を必要以上に敵視してたり疑ってたりするのも謎
急に団地の真相を解き明かそうと行動し出すのも謎

こいつ一体何をしたいんだよ
目的がわからん
汚い廃墟の団地で友達の彼氏とセックスがしたかったんですか?
ただの痴女やん


元カレの啓太や友達の真帆も
フワッとした理由で団地住民に取り込まれてしまう

主人公を含めた三角関係はいまいち機能することなく
ただ気持ち悪いだけだったし


団地の住人たちは
何に執着してるのかよくわからん
何を思いこのコミュニティに属してるのかは不明です


登場人物たちがみんな
ただストーリーを進めるための駒でしかないですよね

なぜ行動しているのか
どんな思いなのか
そんなものは全く描かれず
淡々とストーリー進行に合わせて動いてるだけ

もはや彼女たちに意思はない
ゾンビです

この映画はゾンビ映画だったんですね

 

幽霊の扱いやゴア描写に関しても
インパクトのあるものは見せてもらえず
ホラーとしても全然楽しめませんでした

そんなことなら幽霊のような超常的なものは無しにして
シンプルにカルト集団の怖さみたいなのだけでいけば良かったんじゃないでしょうか

オカルトなのかカルトなのかどっち付かずで
そういう所も中途半端でしたね

 

団地の見せ方やロケーションの良さはありましたけど
それを全く上手く生かせず
ただ「ミッドサマー」っぽいだけの映画でした

大して練られてもいない意味不明なものを考察しろはただの横暴

なにも言わずとも
観る側が考察したくなる映画を作ってくれ

 


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映画「バブル」感想 中身がすごく薄い 泡のようにフワフワした映画

どうもきいつです


アニメ映画「バブル」観ました

突如現れた泡によって重力のバランスが崩れ水に沈んでじった東京を舞台に
不思議な少女と出会った少年の物語が描かれる長編アニメーション
劇場公開に先行して
Netflixで2022年4月28日から全世界で配信されています

監督はアニメ「進撃の巨人」シリーズの荒木哲朗
脚本は「魔法少女まどか☆マギカ」などの虚淵玄
キャラクターデザインを「DEATH NOTE」などを描いた漫画家の小畑健が手掛けています

 

あらすじ
謎の泡が世界中に降り注ぎ
その影響で重力のバランスが崩壊し東京は水に沈んだ
そんな東京ではビルからビルへ跳び回るパルクールチームのバトルが行われていた
渋谷を拠点にするブルーブレイズのエースであるヒビキは海へ転落するが
不思議な少女ウタに命を救われる
この2人の出会いが世界を変える真実へと繋がっていくのだった

 

感想
アニメーションはとても綺麗だけどそれだけだった
ストーリーや設定は中途半端で観ていて全然気持ちが乗ってこない
説明的な場面が多いくせに説明不足で
とにかく観るのがしんどい映画でした

 

以前から映画館でよく予告を目にしていて気になっていた作品
Netflixで先行配信されているということで観てみました

正直言うと
予告の時点で期待半分、不安半分でした

制作陣が豪華なのがあり期待しつつも
予告を見る限り
この映画大丈夫かな…?
という漠然とした不安も抱えていました

で、実際に観てみると予感が的中
なんかすごく微妙な映画でしたね

一言で言うと
すごく薄っぺらい映画


確かに映像は美しく
背景のクオリティもなかなか高いと思います
アクションシーンなんかも悪くないと思うんですよ
映像のクオリティは平均以上なんじゃないかと思う

土台となる世界観も悪くないと思うんですよね
どこかワクワクさせられるような荒廃した世界で美しさも感じられる

パルクールという題材も悪くなくて
日本のアニメ的な表現にパルクールをミックスするのは面白いです

 

ただ、問題なのは
ストーリー、キャラクター、設定があまりにもおざなりで壊滅的
普通につまらないと思わされるレベルでしたね

 

まずはストーリーの話ですが

ストーリーは無いです
それくらい薄っぺらい

本作の何がダメかと言うと
主人公の目的がないんですよね

目的がないままダラダラと話が進んでいくので
何をやってるのかわからないんですよ

最終的にはラブストーリーに持っていってますけども
最後の方でラブストーリーっぽくなっているからラブストーリーと解釈できますが
途中まではラブストーリーだと気づかないですから

主人公のヒビキの感情もヒロインのウタの感情も全く描けていなくて
この2人が恋愛関係にあるということに全く納得がいきません

百歩譲ってこの映画がラブストーリーだと受け入れたとしても
目的が不明なのは揺るぎなくて

終盤の展開でウタが何をしたいのか完全に謎だし
ウタを助けようとするヒビキも
何をもってウタを助けたことになるのかは不明で
結局、目的は明確でない

ただ、終盤はウタを助けるという方向性が示されているのでまだいいです

そこに至るまでが本当に酷いですよね
終盤の展開になるまで
マジで何もやってないですから


そもそも、ユル過ぎるんですよね
序盤なんて特に

それぞれのチームが
パルクールでグループ抗争してるんですけど
勝っても負けても問題ない空気感なんです

荒廃した世界で異常事態なんだから
それだけで緊張感はありそうなもんだけど

なんか無駄に平和で
グループ抗争もただのスポーツ感覚

何故この世界観でこんなにもユルくしてしまうのか謎です

もっと殺伐とした空気にして
パルクールの勝ち負けを生死に関わるくらい重くすれば
パルクールで勝たなければならないという目的が生まれるわけです

そうすれば必然的にそれが主人公の目的となって物語の原動力になる

そこからチームの絆を深めることにも意味が生まれてくるし
仲間が誘拐された時にはもっと緊張感が生まれるはず

主人公と仲間たちの関係がギスギスしていれば
チームプレイが成功したときにカタルシスが生まれるし
敵グループとの抗争がシビアで激しいほど
力を貸してくれた時には熱い展開になる

その中でヒビキとウタの恋愛描写を深く描けばいいだけなんですよ
そこから終盤の展開に持っていけばいい

何故これをしなかったのか?
普通はそうするでしょ


それにウタの正体を隠しすぎですよね
早い段階で正体が明かされれば
2人が結ばれるには何をすべきなのかという目的が生まれます

ウタの正体をギリギリまで隠してたけど
そこに全く意味はなかったですし
そんなことなら無駄に引っ張るより
テンポよく物語を展開していった方がいいです


次にキャラクターですが
本作のキャラクターはみんな存在感がないです
主人公ですら存在感がない

基本的に登場人物たちの人間ドラマは描かれず
ほぼ世界観の説明みたいな内容

みんなストーリーを進めるためだけのの駒みたいな扱いで終わってしまう

だからどのキャラにも感情移入できません

主人公のヒビキとヒロインのウタ
そもそもこの2人が何を考えてるのかわからないキャラで
そんな2人が物語の中心だと全く気持ちが入っていきませんよね

せめてどちらか一方は気持ちのわかるキャラにしてくれよと思う

ウタなんて不思議少女じゃなくて不気味少女でしたからね
ヒロインとして全然可愛くもないし魅力が無かった

 

そして、設定ですが
根本は悪くないと思うけど
無駄に複雑で完全に制作側の自己満足でしたね

説明的な場面が多いわりに
結局は何も解明されず終い
なんか馬鹿にされた気持ちになった

設定が雑なのかただの説明不足なのかわからないけど
無駄に複雑な設定が
観ていて本当にくだらないなと思えてしまいました

中途半端に説明するくらいなら
いっそのこと丸投げで全く説明がなければ
逆に雰囲気アニメとして支持を得れたかもしれない

本作はどっち付かずの中途半端さのせいで
結果的にどの層からも不評になってしまったんだと思う

 

あと、気になったのが
本作はおとぎ話の人魚姫がモチーフらしいけど
それも微妙でしたよね

劇中で人魚姫の話をわざわざ引き合いに出すのなら
本作なりな新しい解釈を描くなり
人魚姫へのアンチテーゼを描くなりするべきだと思うんですが

本作は普通に人魚姫をやってるだけという…

なら劇中で人魚姫を引き合いに出す必要はなかったと思うんですけどね…

こういう所もなんか中途半端

 

アニメーションのクオリティは高いと思いますし
やりたいこともわからんでもないけど

全体的に中途半端すぎで
全く面白いとは思えませんでした
豪華制作陣の無駄遣い

この程度の内容でOKとなった理由が1番の謎ですね

 


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映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」感想 こいつら焼肉食ってるだけやん

どうもきいつです


特撮映画「機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」観ました

新旧のスーパー戦隊が共闘するスーパー戦隊VSシリーズの第28作目
2021年3月から放送されていた「機界戦隊ゼンカイジャー」と
その前年に放送されていた「魔進戦隊キラメイジャー」が共闘します

監督は「魔進戦隊キラメイジャー」などを手掛けてきた山口恭平が務めています

 

あらすじ
キラメイジャーたちはカナエマストーンを探すためゴーカイトピアを目指す
一方、ゼンカイジャーたちはクリスタリアの女王マブシーナからカナエマストーンの収集を依頼される
そんな2組のスーパー戦隊が
カルビワルドの能力によって焼肉屋空間に閉じ込められてしまい
次々と出てくる焼肉フルコースの完食に挑むのだった

 

感想
テレビシリーズのゼンカイジャーと同じく劇場版でも頭がおかしかった
安定のクレイジーさに癒される
キラメイジャーもみんな可愛いし
求めているものを与えてくれた

 

スーパー戦隊VSシリーズはいつも映画館に観に行っているので
今年も行ってきました

その上、ゼンカイジャーとキラメイジャーはかなり好きな作品でもあったので
それなりに期待もしていた

実際に観てみると
期待していたものは存分に見せてくれましたし
サービス満点の内容でもあって
個人的には大満足

ゼンカイジャーやキラメイジャーが好きな人なら満足できる内容だったと思います

 

本作は良くも悪くもゼンカイジャーらしい作風で
テレビシリーズでのふざけきった内容が受け付けない
という人はあまり好きじゃないかもしれません

ゼンカイジャーって完全にコントみたいな内容でしたし
毎週しょうもないことをひたすらやってるわけですよ
かなりクレイジーな戦隊でした

で、本作も本編と同じで
なかなかクレイジーな内容でした

スーパー戦隊VSシリーズは
新旧2作のスーパー戦隊が力を合わせて強敵に立ち向かう
みたいな内容が多いんですが

今回は戦う場面より肉を食ってる場面の方が多いんじゃないかと思うほど
肉を食ってるだけの映画です

ゼンカイジャーとキラメイジャーが肉を食ってます

ストーリー性やドラマ性なんて皆無で中身カラッポ
みんなわちゃわちゃしながら肉を食ってるだけ

じゃあ面白くないのかと言うと
面白いんですよね


本作はゼンカイジャーの1エピソードを
キラメイジャーをゲストに映画でもやっちゃいました
って感じです

ゼンカイジャーファンとしては
劇場版だからと言って変に真面目にやられるよりも
やっぱり意味不明なコントみたいなのをやってもらいたいんですよ

ゼンカイジャーが好きな人は
みんなこれを求めているはず

そして、期待通りやってくれている


今回はゼンカイジャーとキラメイジャーが焼肉空間に閉じ込められ
焼肉フルコースを食べきるまで脱出できなくなります
そして焼肉はどんなに食べても復活します


本来の真面目なスーパー戦隊なら
異空間に閉じ込められても
敵のルールなんて無視して
頭を使ったり敵を倒したりして脱出を試みますけども

ただ、ゼンカイジャーは脱出できるまで肉を食おう
になるわけですよね
これぞゼンカイジャーです
ご飯大盛り追加までしちゃう始末
最高です

途中からさすがに食べれないとなるけども
そこからの対策もふざけ続ける

サウナスーツを着て踊るとか
カレー作り出すとか
万力で頭締め付けられたり
マジで頭おかしい

こいつら全然真面目にやらない


最終的には大食いの黄色の人たちとかデカレンジャーとかを召喚して解決してしまう

解決法方も全然真面目じゃない
デカレンジャーと牛角がコラボしてたことなんて誰が覚えてるんだよ


そして、脱出してからは
いつものVSシリーズと同じく
新旧のスーパー戦隊が全員揃ってのバトルが始まり
お約束の名乗りシーンが来るわけですが

ここでもふざけます
名乗りがいつもと違うやん

特にゼンカイジャー全然真面目にやらん
キラメイジャーの決めポーズやってるし


とにかく
いつものゼンカイジャーと同じく全く真面目にやってませんでした

だからこそ最高なんですよね

大いに笑わせてもらえました
あまりにも期待通りに頭がおかしいので興奮さえしてしまう


あと、キラメイジャーっていうのも良かったのかもしれません
キラメイジャーも明るくコミカルな作風だったので
ゼンカイジャーの変なノリにも全然ついていけてた

こんな変なノリの作風だからこそ
キラメイジャーの可愛らしさが際立っていたと思いますし

もしこれがリュウソウジャーとかのシリアス路線の作品だったら
違和感がすごかったんじゃないでしょうか


それに本作は
ただクレイジーなことをやってるだけではなく
以外とメリハリが効かせられてたりして
ダラダラとギャグをやってるだけでもないんですよね

メインの人たちがふざけながら焼肉を食ってる間に
追加戦士たちやゲストのゴーカイレッドとルパンレッドが
真面目にストーリー進行をしていたり
真面目に格好いいアクションシーンをしていたり
引き締まる部分はちゃんと引き締まってる

ゴーカイレッドやルパンレッドはちょい役のゲストかなと思っていたら
がっつりストーリーに絡んで登場してましたね

追加戦士とゲストにストーリーを全て担わせ
メインが肉を食ってるだけってのは
結局クレイジーなことに変わりないけど…

1番主人公らしいことしてるのがステイシーというね…

ステイシーのお陰でラストは綺麗に収まってたりするし
なんかすごい変なバランス

 

その上、きっちりとサービスも見せてくれます

本作はクレイジーなシュールギャグ連発で
子どもたちが置いてけぼりなのは否めません
ヒーローが肉食ってるだけの姿なんて子どもは求めてないだろうし

ただ、さっきも言った通り
追加戦士やゲストがちゃんと戦ってくれてたりもするし
終盤はしっかり全員でバトルします

ゼンカイジャーとキラメイジャーの共闘も堪能することができました

それに、ツーカイザーとゴーカイレッドが戦うという
みんなが望んでいたであろう共演も見せてくれたりしました


何よりも歴代レッド登場が良かったですよね
全部ではないけどゴーカイジャー以降のレッドが本作で大集合します
しかも全員分の名乗りも見せてくれる

これはやっぱり子どもたちもテンション上がりますよ

こういうのを見ると
やはりバランスを考えているんだなと感じます

シュールなギャグで大人を笑わせるだけでなく
ちゃんと子どもに向けたサービスも盛り込んでるわけです

めちゃくちゃやっているようで
意外と練られた作品だと思う

 

あとはエンディングの歌ですが
これもまた変な歌

ゼンカイジャーのOP曲とキラメイジャーのED曲をミックスした歌で
テンポの違う曲を無理やり混ぜてるからスゲー気持ち悪い

これは賛否分かれそうだけど
映画の内容がカオスだったので
むしろこの気持ち悪い曲がマッチしてるようにも思えます

個人的にこのエンディング曲は好き
ダンスもちゃんとやってたし

 

真面目な人からすれば
あまりにもふざけすぎてるので腹が立つ可能性はあるけども
ゼンカイジャーらしいクレイジーさを映画館で観れたのは嬉しいことです

ゼンカイジャーが好きなら最高に楽しめるイカれた作品
僕は最高に楽しめました

 


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映画「女子高生に殺されたい」感想 変態映画かと思ったら斬新なサスペンス

どうもきいつです


サスペンス映画「女子高生に殺されたい」観ました

「帝一の國」などで知られる古屋兎丸による漫画「女子高生に殺されたい」の実写化映画
とある高校教師が女子高生に殺されたいという願望を叶えるための犯罪計画が描かれるサスペンス

監督は「アルプススタンドのはしの方」などの城定秀夫
主演は田中圭が務めています

 

あらすじ
女子高生に殺されたいという欲望を叶えるため高校教師になった東山春人は
人気教師として日常生活を送る一方で
理想的な殺され方を実現するため9年間をかけて完璧な計画を練り上げてきた
そして、平穏な学園内でその計画を実行していくのだった

 

感想
突拍子のない馬鹿げた設定から繰り広げられるしっかりとしたサスペンス
最後まで引き込まれました
殺されるための犯罪計画というのが斬新で面白かった

 

妙に評判が良く気になったので
原作は未読でしたが観てきました

タイトルだけを見ると
異常性癖を描いたサブカル系の気持ち悪い映画
って印象があったけど
実際に観てみるとなかなか完成度の高いサスペンスでした
普通に面白い

タイトルで敬遠してしまう人も多そうだけど
これはおすすめしたくなります


タイトル通り主人公は変態で
女子高生に殺されたいという異常性癖の持ち主です
そんな彼が如何にして女子高生に殺されるのかを描いている
その過程をサスペンス仕立てにしているわけです

これがやっぱり斬新で面白いですよね

サイコパスな殺人鬼が綿密な計画を立てて人を殺す
みたいな作品はたくさんあるけど

本作の場合は
自分を殺してもらうための計画を立て
それを実行に移します

自分を他人に殺してもらうための殺人計画なんてあまり見たことのない設定だったし
この設定だけで映画の中に引き込む力がありますよね

その上、その目的が自分の欲望を満たすためというキモさもなかなか良い


殺されるための殺人計画って設定自体は突拍子がなくて
主人公の目的も性的欲求を満たすためだし
“女子高生に殺されたい”って言葉がもはやギャグみたいで
下手したら寒いギャグ映画になってしまいそうではあるけど

中身はかなり練られた物語になっていて
真面目にサスペンスとして面白く作ろうとしている作品です
ギリギリのラインでシリアスな映画を貫いている

だから、最後までハラハラドキドキと飽きずに観ることができたんだと思います


サスペンスの作りはかなりしっかりしていて

最初は全貌が掴めず謎が多い中で物語が進んでいき
そこに興味を惹かれます

主人公の目的や気持ちがわかってきたところで
次は計画がどのように進んでいくのか
という部分で興味が持続する

さらにキャサリンというキーパーソンの存在で
謎が深まっていったりもします
4人の女子高生の誰がキャサリンなのか?
キャサリンとはいったい何者なのか
という部分でミステリーとしても引き込まれる要素になっていました

終盤はスリルのある展開で勢いが増して
どんどんと見入ってしまいます

ミスリードもそれなりにあったりするし
物語がどう転んでいくのか予測しづらいものもあって
最後まで全然飽きずに楽しめました

謎が散りばめられた物語がラストに向けて収束していくのも気持ちがいい


それと、主人公の春人のキャラクターもすごく良かったと思います

言ってしまえば
ただの変態なんですが
それを滑稽で気持ち悪い人間としては描かずに
いたってまともな人間として描いている

それが人間の深みにもなっていて
面白いキャラクターに仕上がっていました

自分の欲望のために行動している人間なのに所々で良識もうかがえて
悪人ではないんですよね

自分を殺した女子高生に罪を着せないために完全犯罪を計画しているわけですし
失敗したときの保険も用意してますし
なんか優しさを感じてしまう

だから春人の変態的な計画を
どこか応援してしまっている自分もいました

とは言え
結局やってることは自分の欲望のために他人を利用してるだけのサイコパスで
自分勝手な人間なのは間違いない

この二面性が面白いキャラクターでしたね

春人を演じている田中圭もすごくハマり役で
彼が演じてるからこそより面白いキャラクターになっていたと思う

やっぱり田中圭ってとても爽やかで
その爽やかさには嫌みもなく嘘っぽくない

その反面、その爽やかさの裏のヤバさにも説得力があって
実はヤバイ奴でしたとなっても
それはそれで嘘っぽくないんですよね

田中圭という存在が
変態だけどキモくないという絶妙なラインにぴったりだったと思います

「哀愁しんでれら」でも思ったけど
爽やかだけどヤバい奴を演じる田中圭って
最高にハマってますよね

 

サスペンスとしてとても面白い作品でしたが
ちょっと引っかかる部分もあって

それは
なぜ女子高生でなければならないのか
という部分が曖昧

そういう趣味趣向だと言われてしまえばそれで終わりだけど
無理矢理にでも女子高生でなければならない理由を語ってくれれば
もっと説得力が生まれたと思います

別に深い理由がなくとも
ただのロリコンでした
でもいいと思うんですよ

それらしい御託を並べてカッコつけてたけど
結局はただ可愛い女の子が好きなだけのロリコン女好きだった
ってだけのしょうもない理由でも面白くなったかも

女子高生ならだれでもいいのか
可愛い女子高生に殺されたいのか
そのあたりの言及があってもよかったかもしれませんね

本作はラストで主人公の本性が現れても
カッコつけてるのかダサいのかどっち付かずでちょっと曖昧

カッコつけるのならもっと哲学的な考えさせられるようなオチにすればいいし
ダサくするのならとことんダサくして笑い飛ばせるようなオチにすればいい

最後にはどちらかに振り切ってほしかったですかね


あと、不思議少女というか超能力少女?のあおいなんですが
彼女の特殊さがノイズに感じてしまいました

地震予知できたり動植物の声が聞けたり特殊な能力を持ってるんですけど
物語の中でその能力にさほど意味もなく
ただキャサリンの正体へのミスリードでしかない

ミスリードのためだけなら
わざわざそんな特殊な設定にしなくてもよかったのでは?

ただでさえちょっとブッ飛んだ映画ではあるので
さらに超能力まで出してしまうと
さすがに盛りすぎかなと思ってしまいました

 

多少、文句も言ってしまいましたが
そんなの気にならないくらいの面白さがありました

フレッシュな若手女優の演技を観れるという点でもこの映画は素晴らしかった

発想が斬新だし
最後まで楽しめるサスペンスでした

 


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