何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「バジュランギおじさんと、小さな迷子」感想 回りくどくて長過ぎる映画だけど そこが魅力

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どうもきいつです


インド映画「バジュランギおじさんと、小さな迷子」観ました

インド人の青年が
迷子のパキスタン人の少女を親の元へ
送り届けるための壮大な旅を描いた
2015年インドのドラマ映画

主演は「ダバング大胆不敵」などのサルマーン・カーン
パキスタンの少女を演じたのは
5000人の中から選ばれたハルシャーリー・マルホートラです
監督は「タイガー 伝説のスパイ」で
サルマーンと組んだカビール・カーンが
務めています

 

あらすじ
声が出ないパキスタンの少女シャヒーダは
母親とインドのイスラム寺院に願掛けに
行った帰りにはぐれてしまった
そんな迷子の少女を、
ヒンドゥー教徒のパワンが保護することに
そして、パワンは少女を家に送り届けるため
長い間激しく対立するインドとパキスタンの
国境を越えることを決意する

 

感想
ベタだけどとても良い映画でした
インドらしい作風に
笑いや感動が詰め込まれている
あまり知らなかったインドとパキスタンの現状や
宗教的な価値観も知れて勉強にもなりました

 

普段インド映画はほとんど観なくて
今までも数えるほどしか観たことがないんですが
この映画は前から気になっていた作品だったので
観てみました


インド映画って歌って踊って楽しい映画
みたいなイメージがありますが
本作もそんなイメージ通りの
楽しめるエンターテイメントな作品だったと思います

でも、インドとパキスタンの国同士の深い溝や
宗教観の考えの違いなど
重たい題材も描かれている

楽しめるエンターテイメントでありながら
深いメッセージの込められた作品でもありました

 

ストーリーに関しては
わかりやすくてものすごいベタな内容です

迷子の少女を親元へ送り届ける
というだけの話
特に意表をついた展開も無いですし
ラストも想像通りのハッピーエンド

ストーリーだけを取ってみると
何の変哲もないロードムービーです


しかし、そのストーリーを彩っている要素が
ちょっと異質だったりします

インド映画特有の唐突な歌とダンスだったり
あまりにも回りくどい演出や
必要あるのか?って余計な展開が多かったり

言ってしまえば
かなりテンポが悪い映画なんですよね
上映時間が159分ですから
シンプルなストーリーの割には
かなり長い映画だと思います


例えば、インド映画特有のミュージカルシーン
キレキレのダンスにポップな音楽で
とても楽しめるシーンですが
かなり長いです

ディズニーなどの普通のミュージカルと
比べると明らかに長いですよ
倍ぐらいの長さはあります

曲に関しても同じ繰り返しになってますし
フル尺の歌を聴かせられてる感じですね


他にも、必要ないだろ
ってシーンがたくさんあったりします

主人公の生い立ちの説明も
いくらなんでも長すぎる気がするし
バジュランギが少女を助けに行くシーンも
なかなか長いですよね

もっと短くできるだろってところが
たくさんあります

だから、本題の少女を親元に帰す旅が始まるまでも
かなり時間がかかります
1時間くらいたってやっと旅が始まりますから
始まってからも、かなり回りくどい展開が多いですけど

 

で、僕個人的には
テンポが悪いのがあまり好きじゃない

こんな余計なことするなら
ちゃっちゃっと話を速く進めてくれとか
同じことを何回も繰り返すのはくどいから
観ているのが苦痛とか思ってしまいます
できるだけ簡潔にしてほしいんですよ


でも、この映画に関しては
そういう事を全く感じませんでした

むしろ、このテンポの悪さがこの映画の
魅力にもなっていると思います

 

なぜそう思えるのかと言うと

そもそも、この作品の物語自体が
遠回りをしながら進んで行く話だから
テンポの悪さが逆に物語にピッタリと
合致してるんじゃないでしょうか

ゴールに向かうためには無駄だと思えるような
言動や遠回りになるような道のり
でも、最終的にはそんな無駄があったからこそ
人の心を動かしゴールにたどり着けるような物語です


さらに、主人公バジュランギことパワン
彼の常人離れしたほどの要領の悪さが
このテンポの悪い作風にすごくフィットしてる

全く嘘がつけず、彼の信念はテコでも動かない
観てる側からすれば
もうちょっとでも頭を柔らかくすれば
全て丸く収まって上手くいくのに
とツコッミたくもなりますが
その頭の固さこそがバジュランギの魅力にも繋がっています

そんな、要領が悪く回りくどい性格の主人公が
織りなす物語だからこそ
無駄に思えるテンポの悪い演出、展開が
違和感なく入ってくる

無駄なようで実は全部に意味があるんじゃないのか
と思えてくるんですよね

 

そして、本作の1番の魅力は
キャラクターだと思います

さっきも言った主人公のバジュランギは
もちろんのこと
バジュランギからはムンニーと呼ばれている迷子の少女シャヒーダー
その他の登場人物も個性豊かで面白い


バジュランギとムンニーのやり取りとか
すごく可愛らしくて面白い

馬鹿正直で頭が固いバジュランギの
毎回お約束のような要領の悪い言動

それだけでもなかなか笑えて
面白いシーンなんですが
そこにムンニーの可愛らしい
リアクションがプラスされて
笑える上になんかほっこりして癒される

ムンニーがおでこを叩くリアクションがめっちゃ可愛いです

バジュランギはちょっとイライラするほどの
要領の悪さですが
人一倍に人の良さや優しさのある人間でもあって
全然憎めない
むしろ、その要領の悪さが可愛くて好きになる


そんな2人が旅を通して成長していく姿も
心を打たれるものがあります

最初は国のことに関してや宗教観のこと
それらに対してとても固い考えだったバジュランギが旅の中でいろんな経験や人々との出会いを経て
次第に頭が柔らかくなり
同時に心の寛容さも手に入れていきます

ムンニーもはじめはどこか暗くて寂しそうでしたが
旅を続けていく中でバジュランギに心を開いていき
とても元気で明るい表情に変化していく

重くて複雑な背景の中で描かれるドラマなんですが
2人と出会う人々との交流はとてもコミカルで
重さはあまり感じずに楽しめながらも
感動できる描かれ方をしています

 

本作は感動できて笑える面白い映画
というだけでなく

インドとパキスタンとの国の対立
ヒンドゥー教とイスラム教との宗教的な対立
というものが背景として描かれていて
そこからいろいろと考えさせられるものがあります

この映画では国や宗教の壁を乗り越えることが描かれているんですが

国、宗教の対立によって
旅する2人には様々な大きな壁が立ちふさがる
でも、そんな最悪な状況の中でも
人の優しさによって壁を乗り越えて行きます


結局、この映画のメッセージは単純で
優しさが世界を変えるすべだということなんです

正直言って
この映画で描かれていることは
かなり理想化されている世界だと思う

人々は無条件で優しすぎるし
最終的には全て上手くいってしまう
ありえないような綺麗ごとの物語


でも
こんな物語ありえない 実現するわけない
と吐き捨てちゃダメだと思う

こんな世界を目指さなきゃいけないんですよ
でないと争いなんて無くならないわけで

この映画がインドで作られたということには
大きな意味があると思います


それに、これはどこかの国の話ではなくて
日本でも当てはまることだと思う

日本は紛争、戦争は無いですけども
決して外交が上手くいってるわけじゃない
特に韓国とか

国同士の関係だけでなく
人間同士の個人の関係も同じだと思います

お互いに憎しみ合っていては
わかり合えるわけなんてことはないんです


もし、どちらか片方でも
優しさをもって相手を受け入れる事ができれば
それだけでも全然違うはず

先に折れた方が負け
みたいな変なプライドを持ち続けている間は
争いが無くなることは無いでしょうね


この映画を観ると
そんな堅い考えをちょっとでも柔らかくしろよ
と言われているような感覚です

それを感じ取れれば
少しでも優しい気持ちになれると思います

 


この映画を観ることで
平和とは何か?
ということを考えさせられました

そして、人の優しさ暖かさを
感じることのできる作品でもあります

笑って感動できる面白いエンターテイメント
でありながら
深いメッセージも感じ取れる
とてもいい映画だと思います

 


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映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」感想 障害者を扱った作品だけど 重くなくてとても笑える

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どうもきいつです


実話を基にした映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」観ました

渡辺一史の著書「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」を映画化した2018年の作品
筋ジストロフィーにかかりながらも
自らの夢や欲に素直に生き続けた鹿野靖明と
彼を支えながら共に生きたボランティアたちの
人々や家族の姿を描いた人間ドラマ

監督は「ブタがいた教室」などの前田哲
主演は大泉洋が務めています

 

あらすじ
医学生の田中はボランティアとして
身体の不自由な鹿野と知り合う
筋肉が徐々に衰える難病の筋ジストロフィーを
12歳の頃に発症した鹿野は
わがままで周囲を振り回してばかりいたが
どこか憎めない愛される存在だった
そんな中、田中の恋人の美咲がボランティアに
参加することになる

 

感想
障害者を扱った作品ですが
変にお涙頂戴の感動話になっていなかったことに
とても好感が持てました
なかなか笑えるコメディー作品です

 

気にはなっていたけど
スルーしていた作品
最近になってようやく観ました


障害者を取り上げた作品って
よくありますよね

で、そういう作品って
お涙頂戴の感動物語だったりが多かったりする
ドラマやドキュメンタリーなど

特にテレビ番組はそんなのが多いですよね
毎年夏にやってるあの番組とか…

正直、あんな番組マジで大嫌いなんですよ

障害者を使って健常者を泣かそうとする
この構図がめちゃくちゃ嫌い
完全に健常者の上から目線ですよね

差別を無くそうとか平等とか言ってるけど
こういうことに関しては
いまだに壁が高いと思う

テレビで身体が不自由なのに頑張っている人
って紹介すること自体が
差別のように感じてしまいます

 

そして、この映画の話ですが

本作は障害者を取り扱った映画ではなく
鹿野靖明という面白い人間を描いた作品
そこにとても好感が持てました

障害者だから感動する話では無くて
鹿野靖明だから感動できるし笑える作品に
なっていたと思います

障害をもって生まれてしまった
鹿野靖明という男の生き様を見せる映画でした


内容も重い話ではなく
笑えるコメディーのような作りで
頑張っている障害者を見て泣く映画には
なっていなかった

笑いの描写が
障害者だからこその不自由さや失敗なんかを
笑いに変えていたり
鹿野さんの面白い人間性が笑えたりと
押しつけがましくない笑いでとても良かったですね


そして、ただ笑える映画というだけでなくて
鹿野さんからいろいろ学べる映画でもある

それは障害者や健常者に関係なく
みんなの心に刺さる事だと思います

王様のようにわがままを振るう鹿野さんなので
はじめは観ている側もちょっとムカつくと思う
美咲が怒ったときの気持ちがすごくわかる
何様だよ!って

最後まで鹿野さんにムカつきっぱなしの人も
いるでしょうね

でも、よく考えてみると
鹿野さんって良い意味で開き直ってる人なんだと思う

自分にできないことは絶対にできないから
できる人に代わりにやってもらう
他人に迷惑をかけてでも自由に生きる


一見、自分勝手で嫌な奴にも思えるけども
実はそれが人間なんですよね
みんな他人に迷惑をかけて生きているんですよ

鹿野さんに対して自分勝手で腹立つと
思っている人は
自分が誰かに迷惑をかけて生きていることに
気付いていない人
誰かに助けてもらっていることに気付けてない

なんでも自分一人でこなして生きていると
思い込んでいるんでしょうね


でも、鹿野さんはその辛い境遇のおかげで
いろんなことに気付けている人なんです

自分自身を知っているし
自分のやるべきことも見つけている
人は一人じゃなくて誰かに支えられて生きている
ということにも気付いている
そして、人生の大切さにも気付けている人なんです

そこに気付けているということが
自分たちなんかより全然優れている人間だと思う
障害者は弱者だと思われがちだけど
鹿野さんは全く弱者なんかじゃないんです


彼の姿を見ていると
自分の人生についても考え直させられる
今の自分の生き方はどうなんだろう?とか
これから先どうやって生きていこうか?とか

自分の生き方を見直そうと思わされます

鹿野さんの姿から学べるものは
たくさんあると思います


周りから無償でただ与えられているだけ
のような鹿野さんにも見えますけども
彼もまたボランティアたちに与えている人
なんですよ

ボランティアの人たちは鹿野さんと接することで
彼の姿や生き様から
いろんなものを学んでるだろうし
いろんなことに気付けていると思う

だからこそたくさんのボランティアが
集まったんだろうと思います

鹿野さんを可哀そうだと思って
ボランティアに来ていた人は
いなかったんじゃないでしょうかね

 

そんな感じで
障害者を描いた作品としては
とても好感が持てて良かったんですが
映画としてはちょっと微妙なところもありました
邦画の悪いところも出てたと思う


まずタイトルがあまり好きじゃない
こんな夜更けにバナナかよ
だけでいいと思う

愛しき実話
っていうのがいらないですよね

このタイトルにはあまりセンスを感じれない
実話ってことを押したかったんでしょうか?

それにしてもちょっと気持ち悪さも感じる


内容に関しても
全体的にちょっとテンポが悪いし
説明不足な感じもします

登場人物の心の変化が唐突で
ちょっとついていけないんですよ

はじめはボランティアを嫌がっていた美咲が
急に乗り気になっていたり
田中の心の葛藤みたいなのが急に入ってきたり

もう少し心の描写の説明が欲しかった
どう変化していったのかという過程を
丁寧に描くだけでも全然違うと思う

 

それと、障害者を感動的に見せる映画では
なかったんですけど
映画としての感動の場面があざとく感じた

特に終盤にかけては
感動の結末みたいに持っていきがちで
セリフとかもクサすぎるし

感動できるだろ?
って押しつけを感じてしまった

 

でも、悪いだけじゃなくて
良い部分もたくあんある

鹿野さん役の大泉洋はすごく良かった
とても魅力的な人に見える
大泉洋の能力の高さをうかがえますよね

作り物キャラクターではなくて
存在する人間に見えるんですよ

鹿野さんは実在の人物ですが
不思議で変わった人でもあると思う
こんな人なかなかいないだろうな
って人物ですけど

それをしっかりと存在するような人物として
演じていたと思う


それと、高畑充希もすごく好きです

彼女が出ている作品を観ると
毎回思うんですけど

僕は特別に高畑充希が好きと言うわけでもなく
そんなに興味も無いので
はじめは別に好きじゃないんですよ

でも、物語が進むにつれてだんだん好きになっていく
最終的には完全に好きになってます

この現象が毎回起きる

これは一体何なんでしょうか?
今回も最後には大好きになっていた


役者の演技が良かったというのもあって
登場人物たちがみんな
生き生きと動いていました

それが笑いとか感動にも繋がっていたと思います

 

障害者を描いた作品としては
とても良かった映画だと思います
健常者の上から目線の作品にはなっていなかった

映画としても
それなりに笑えるし感動できるので
悪くない作品だと思います
良い映画でした

 


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夏だから面白いホラー映画を紹介したい

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どうもきいつです


夏と言えばホラー

ということでホラー映画を紹介したいと
思います

でも、怖いホラー映画となったら
お決まりの定番作品ばかりになってしまって
あまり面白みも無いと思うので

今回は僕が観て面白いと思ったホラー映画を
紹介していきます


なので、ちょっと変な作品だったり
全然怖くない内容の映画が多いかもしれません

でも、面白いです

それでは紹介していきます

 

「武器人間」

2013年のオランダ、アメリカ、チェコ合作の
POVホラー映画

あらすじ
第二次世界大戦の最中
ある任務を下されたソ連偵察部隊は
ナチスドイツの占領地域に潜入する
そして、彼らはそこの教会の地下で
ナチスの実験によって生み出された
武器人間と遭遇する

 

いわゆるPOV形式の映画です

内容は第二次世界大戦、ナチス、人体実験など
よくある内容で
物語もチープで中身もあまり無い

でも、それがアホっぽくて
逆になんか好きな作品


そして、POV形式というのがこの作品の
魅力だと思います

このナチスの実験場が舞台でのPOV
というのがなかなか新鮮で面白い

一人称視点がとても臨場感を演出していて
お化け屋敷的な楽しさもある作品です

そして武器人間たちのデザインも
すごくバカっぽくてチープ
個人的にはすごく好きな造形でした


怖さはほとんど無いと思いますが
妙な魅力のある映画でした

ただ、映像がグラグラ揺れるので
画面酔いしてしまいます

 

「オーヴァーロード」

2018年アメリカのアクションホラー映画

あらすじ
第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランスに
落下傘部隊が送り込まれる
激戦を生き抜いた兵士たちは
ナチスの要塞となった教会の塔に潜り込むが
地下の研究所で未知の敵と遭遇する

 

さっき紹介した「武器人間」と
ほぼ同じ内容
ということですごいバカな映画です
でもそれが良い

僕はこういう映画が好きなんでしょうね


ただ、こちらは完全にアクション映画
ホラーというよりアクション

冒頭の戦争シーンはかなり本格的で
普通に戦争映画と思ってしまうほど
大迫力です

でも、王道のホラー演出なんかも
しっかりと入っていたりしますし
実験施設での実験体の造形は
すごくセンスを感じるし魅力的

そして、終盤になると
スーパーヒーロー映画みたいな感じに
なってきます

内容はかなりごちゃまぜで
詰め込みすぎにも思うけど
テンションが上がるような要素が多くて
最後までワクワクしながら観ていました


「武器人間」と違い
物語、映像ともにチープさは無く
むしろ、映像に関してはお金もかかってそうですし
派手で大迫力なクオリティの高い映像に
仕上がっていました

ほとんどホラーじゃないけど
とても楽しめるエンターテイメント作品です

 

「ヘレディタリー 継承」

2018年アメリカのオカルトホラー映画

あらすじ
ある日、グラハム家の家長エレンが
この世を去ってしまう
娘のアニーは複雑な感情を抱きながら
残された家族と一緒に葬儀を行った
そんなグラハム家の周囲で不可解な現象が
起こり始める

 

ホラー映画の中でも
個人的にはトップクラスの好きな作品

この映画はちゃんと怖いです


本作はホラーいろんな恐怖が詰め込まれた作品

ビックリするような演出
ジワジワと迫ってくる怖さ
不気味な空気感の表現
怖いビジュアル
人間の怖さ
スプラッター描写
オカルトな世界観

ホラーの全てを詰め込んだんじゃないかと
思えるほどの映画だと思います


はじめはとても地味な印象の
物語なんですが
終盤には怒濤の展開でかなり盛り上がる

最初の地味な展開も
徐々に恐怖を煽っていくような演出で
心に恐怖を植え付けられていきます

最後にはその恐怖心を爆発させるかのような
怒濤のラッシュで
怖さを超えて逆にハイになってくる
もう、楽しいですよ


とにかく、この作品は
最高のホラー映画なんじゃないかと思う

あと、主人公アニーとその娘チャーリーの顔が
すごく怖かったです

 

「屋敷女」

2007年フランスのスプラッターホラー映画

あらすじ
夫を自動車事故で亡くしたサラは
出産を間近に控えていた
ある日の夜、彼女の自宅に
黒ずくめの女が電話を貸してほしいと
訪ねてくる

 

とにかく、やり過ぎのスプラッター映画
痛々しすぎる
グロすぎる

そして、ストーリーなんてほぼ無く
終盤は意味わからない

もうめちゃくちゃな映画です

でも、すごく魅力のある映画

スプラッター描写もあそこまでやりきれば
もはや芸術
最高だと思います

終盤のシーンはあまりのグロさに
黒いぼかしが入れられていて見れません

ぼかし無しで見るには
今では入手しづらいDVDのアンレイテッド版を
購入するしかない


恐怖と狂気を感じる
やり過ぎな残虐映画でした

そして、作り手側にも狂気を感じる

 

「来る」

2018年日本の心霊ホラー映画

あらすじ
周囲から良い父親と認知されている
田原の周りで不可解な現象が起き始める
不安になった田原は知人から強い霊能者を
紹介してもらい
愛知の知れない何かの存在を知る

 

全然怖くないハイテンションホラー映画です

何から何までジャパニーズホラーとは
思えないほどのやり過ぎ演出

そして人が死にまくる
主要人物はほとんど死にます


この映画はホラーと思ってはいけないです
全然ジメジメした印象は無く
とてもエネルギッシュな映画

心霊的な演出も
情緒もクソも無く
すごい勢いでガンガン攻めてきます

何よりも終盤のお祓いシーンが最高
あんなの祭りですよ
やり過ぎです
このシーンだけで満足できました


登場人物がクズばっかり
ってのもポイント高いですね


最高のホラーエンターテイメントです

 

「バタリアン リターンズ」

1993年アメリカのゾンビ映画

あらすじ
カートは恋人のジュリーを
バイク事故で亡くしてしまう
カートは父親の研究施設で
死人をゾンビ化させる物質を利用し
ジュリーを蘇生させようとする

 

「バタリアン」シリーズの3作目です

コメディー色の強い前2作から
唐突にシリアスなラブストーリーに
方向転換した異質な作品

前作の雰囲気が好きな人が
本作を観ると驚くと思います
受け入れられないかも…

もはやバタリアンではないですから

でも、2人の純愛ストーリーはなかなか面白いです
ラストの展開はすごく切ないけどすごく良い

ゾンビになったジュリーの
パンクな見た目や
他のゾンビたちの独特なフォルムなんかも
すごく個性的で
ビジュアル面もすごく面白いです


前作に比べ
ゾンビの数が圧倒的に減っていたり
ゾンビの見た目もバタリアンっぽくなかったりと
完全に別物のような作品になってる

ゾンビが強すぎる
という点は前作同様です


バタリアンっぽくはないけど
逆にそれが面白い作品

 

「死霊のはらわた」3部作

1981年に1作目が公開された
アメリカのオカルトホラー映画シリーズ

あらすじ
楽しく休暇を過ごそうと
アッシュら5人の若者たちは
森の小屋を訪れる
そして、彼らは森の悪霊を蘇らせてしまう

 

とにかく観てほしい作品です

「死霊のはらわた」
「死霊のはらわたII」
「キャプテン・スーパーマーケット」
の3作です

1作目は純粋な王道ホラー
2作目はハイテンションなホラー
3作目は完全なコメディー
という、めちゃくちゃな流れのシリーズ

3作目なんてタイトルすら変わってる


1作目はちゃんとホラーとして怖いし
映像にも工夫が凝らせれていて
ストーリーもちゃんとホラーです

2作目はストーリーがほぼ無く
テンションだけのお化け屋敷のような作品
それがとても楽しめる作品

3作目はもうめちゃくちゃ
なんでこうなったんだ?
って思ってしまう変な映画
でも最高な映画だと思います


3作目に関しては
アホすぎるしイカれてるし
愛すべき作品だと思います

僕が1番好きなのは3作目です


そして、どの作品も映像が
すごく工夫されていて作り込まれている
映像の面白さもこのシリーズの魅力です

主人公アッシュ役のブルース・キャンベルの
演技が最高に素晴らしい作品でもあります

 

「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズ

2012年から始まった日本の
モキュメンタリーホラーシリーズ

あらすじ
映像制作会社のディレクター工藤たちが
視聴者からの怪奇な投稿映像を元に
取材を行い
取材を続けているうちにスタッフたちも
怪奇現象に巻き込まれていく

 

劇場公開作品1作、オリジナルビデオ8作の
ホラーシリーズ

一見、「ほんとにあった!呪いのビデオ」に
代表されるようなちょっとチープで
レンタルビデオショップでたくさん置いている
ホラー物の1つ
って感じな作品なんですが

この作品は異質だと思います


こういうチープなホラー作品のお約束を
土台にした
全く新しいジャンルの作品だと思う

作品の作りは
低予算でいかにもチープな雰囲気です
取り上げている題材も
口裂け女やトイレの花子さんとか
よくあるようなヤツ

でも、その切り口が独特だったり
ディレクター工藤の
個性が強すぎるキャラクターによって
話が思わぬ方向へ展開して行ったりと

とにかく画面に引き込まれます

映像に関しても
チープさを逆手に取った見せ方や
低予算だからこその工夫が凝らされていたり
とても見応えのある映像になっています


そして、シリーズが進むにつれて
無駄に大きくなっていくスケール

はじめは怪奇現象を調査しているだけの話なのに
最終的には日本の危機みたいな話になってくる

こういう展開にはすごくワクワクしてきます


登場人物たちもみんな個性豊かでコミカル
キャラクターの動きだけでも
とても面白く感じれます

結構、笑える要素のある作品でも
あります


世界観の設定も
クトゥルフ神話なんかを取り入れていて
とても興味深い

とにかく、このシリーズは
とても面白いので是非観てほしいですね

 


こんな感じで
いろいろと紹介しました

怖さよりも面白さ重視で選んでみました

クセが強かったりグロかったりと
観る人を選ぶかもしれませんが
どれもとても面白い作品です

こういうのが好きな人には
是非観てもらいたいです

 

 

夏だから怖い映画を紹介したい

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どうもきいつです


夏真っ盛りですね

お盆にもなりましたし
僕が観た中で怖かった映画を紹介したいと思います

普段は感想ばっかりでこういうのは
書いていなかったんですが
なんか思いついたので書いてみようと思います


でも、ただ普通にホラー映画を紹介しても
面白くないので
ホラーじゃないけど怖い映画に限定して
紹介してみようと思います

あくまで僕が怖いと思った映画なので
あんまり怖くないかも…

それでは紹介します

 


「エクス・マキナ」

2015年イギリスのSF映画です

プログラマとして働く主人公ケイレブが
社長ネイサンの自宅に招き入れられ
AIロボットの実証実験を行う
というストーリーです


序盤ではAIロボと人間とのラブストーリーに
発展していくのかと思いきや
全然違った展開になっていく

作品全体の雰囲気も独特で
少し不気味にも感じます

この作品に登場するAIロボのエヴァ
気味が悪いロボットのはずなのに
すごく可愛いです
そしてなんか色気もある

これに惚れてしまう主人公の気持ちが
すごくわかります


この映画はSF映画でよくある
AIって怖いよね
って映画なんですが

最終的にはAI怖いよりも
女怖いって気持ちになると思います

男の馬鹿さを思い知らされる作品です

 

「トゥルーマン・ショー」

1998年アメリカのコメディー映画です

離島で暮らすトゥルーマンは平凡なアメリカ市民
しかし、実は彼の人生は
隠しカメラによってTV番組として世界中に
放映されていた
というストーリーです


コメディー映画ではあるんですが
実は怖い内容の作品だと思います

トゥルーマン以外の人間は
みんな演技をしているという世界が
ものすごく不気味に思えます

普通にコメディーとして笑えるシーンでさえ
すごく不気味で怖くなる

トゥルーマン以外の人間が
まるでロボットのように見えてきて
すごく気持ち悪い

そして、そのTV番組を楽しんで見ている
外側の人間たちにも狂気を感じるんですよ
人権なんて全く無視ですから

でも、それが他人事ではなく
自分たちに向けられたメッセージでもある
そこに考えさせられるものもあります


哲学的ゾンビの要素もある作品でした

 

「ナイトクローラー」

2014年アメリカのクライム映画です

人脈も学歴もなく仕事にありつけないルイスが
パパラッチとして成功するために
過激な映像を求めて奔走する
というストーリーです


この映画は
とにかく主人公のルイスがヤバすぎる
こういう人間がサイコパスです

そして、この映画はサイコパスの
サクセスストーリーです
サイコパスもある種の才能だな
と思わされる

ルイスのやることなすことに
人間の心が感じられず
それがめっちゃ怖い


ルイスを演じるジェイク・ギレンホールも
素晴らしい演技ですよね
ヤバい奴まる出しの演技をしています

あのギンギンの目が
マジで怖いです


サイコパスの才能が開花していく姿は
なかなか面白いと思います

 

「キャプテン・フィリップス」

2013年アメリカの伝記映画です

ケニアに向かって航海していたコンテナ船
マークス・アラバマ号は
ソマリア海域で海賊に襲われてしまう
船長リチャード・フィリップスは
20人の乗組員と引き換えに自ら拘束され
人質に取られる
というストーリーです


この映画の怖さは海賊です

海賊と言っても
ワンピースやパイレーツオブカリビアンなんかの
ファンタジーではなくガチのやつ

この海賊たちの演技がすごくリアルで
それがめっちゃ怖いんですよね

海賊の年齢も子供みたいな歳で
だからこその
無知で無鉄砲な勢いの怖さというか…

なんか昔ヤンキーにからまれた時の事を
思い出してしまいますね


しかもこれ実話ですから

実際にこれくらいの年齢の少年が
海賊として船を襲っているという怖さもある


とにかくリアルな怖さのある映画でした

 

「デトロイト」

2017年アメリカの史実映画

1967年の夏、アメリカ、ミシガン州デトロイトで
大規模な暴動が発生し街が混乱状態となる
そんな中、警察、陸軍州兵たちが
ピストルの捜査のためモーテルの宿泊客に
操作手順を無視した尋問を開始する
というストーーリーです


実際に起きたデトロイト暴動を描いた作品
その中でも白人警官による黒人への
不当な尋問…と言うより
もはや拷問をひたすら見せつけられるんですよね

しかも、その尋問シーンは
40分以上はあったと思います

とにかく生々しい恐怖を体感させられる
映像や演技のリアルさも相まって
それは地獄のような時間です

そして、その後の裁判の場面では
この世の理不尽さを思い知らされて
絶望的なやるえなさを感じさせられます


アメリカの社会問題を描いた作品で
ただ怖いだけでなく
いろいろ考えさせられる内容の作品にもなっています

この問題は過去の出来事ではなく
今現在にも続いている問題です

 

「オープン・ウォーター」

2003年アメリカのサメ?映画です

ダイビングを楽しんでいた夫婦が
海面に上がると、そこには船が無く
2人は置き去りにされていた
しかも、そこに無数のサメが現れる
というストーリーです


サメ映画と言いましたが
いわゆるB級サメ映画とは全然違います

実話を基にした海で遭難した2人を
描いた映画です

だから、この作品はサメの怖さではなく
海の怖さを描いています


これを観たら海に行くのが怖くなる

海の嫌なところ、怖いところが
存分に盛り込まれています

足をつってしまうとか、クラゲに刺されるとか
謎の魚が体をつついてくるとか
地味なんですけど
あんな広大な海の真ん中では
そんな地味な事でさえ恐怖に繋がってきます

海の真ん中でたった2人という絶望感たるや…

海の広さの恐怖
海の深さの恐怖
予測できない自然の恐怖

そんな恐怖が存分に味わえる作品だと思います

 

「ファニーゲーム」

1997年オーストリアのスリラー映画

バカンスのために
湖のほとりの別荘へやってきた一家
そんな彼らの前に見知らぬ若者たちが訪れ
その若者2人は一家皆殺しを宣言する
というストーリーです


言わずと知れたヤバい映画

ひたすら理不尽な暴力の恐怖を
見せ続けられる作品です

全然面白くない映画ですよ
胸くそ悪さと恐怖だけを植え付けられる…

映画の観客が望んでいる展開の
逆へ逆へと進んでいくストーリー
理由も目的も無くただただ行われる暴力

この映画を観るのは
正直、めっちゃしんどいと思う
この映画に救いなんてないです


でも、だからこそ込められた想いがある映画だと思います

そこに気付ければ
この映画を観たのが無駄でなかったと
思えるかもしれません

ただ、本当に胸くそ悪いし
嫌な映画だということは否定できない


とにかく人間の暴力の恐怖を
思う存分味わえる映画です

 

 

そんな感じでいろいろと紹介しました

どれも個人的には
すごく怖い映画だと思ってます

でも、怖さだけでなく
面白い映画、良い映画だとも思ってる

ジャンルもバラバラですし
人によったら不快で見れないとか
全然つまらないとか思うかもしれませんけども

僕はどの作品も全部すごく好きですね

もしヒマがあれば観てみてください

 

 

映画「ライオン・キング」(2019)感想 映像がすごいのは認める でも、それがなに?

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どうもきいつです


ディズニー映画「ライオン・キング」観ました

1994年のディズニーのアニメ映画「ライオン・キング」を
フルCGで描いたリメイク作品
アフリカのサバンナを舞台に
幼いライオンが王へと成長していく姿を
描いたファンタジー映画

監督は「アイアンマン」シリーズや「ジャングル・ブック」などを
手掛けたジョン・ファヴローです

 

あらすじ
広大なサバンナの王ムファサの子として
生まれたシンバは
いつか父のような偉大な王になることを
夢見ていた
しかし、王位を狙うスカーの策略により
ムファサは命を奪われ
シンバはサバンナを追われてしまう

 

感想
はたして超絶なリアルさは良いことなのか?
そう思わされる
オリジナルの良い部分、悪い部分が
本作によって浮き彫りになったと思う

 

オリジナルの「ライオン・キング」は
子供の頃に観て大好きだった作品

大人になってからも観ているので
話の内容や作風は覚えています


それなりに思い入れのある「ライオン・キング」
なんですが
このリメイクが発表され
まるで実写のような映像を目にして
正直、不安しかなかった

でも、実際に観るまでは判断できないので
映画館まで観に行ってきました


で、不安は的中しましたね

CGがすごい
ってことしか褒める所が無い映画に
なってしまっていました

そして、このまるで実写のようなCGは
確かにものすごい技術だし
ものすごいお金もかかっていると思う

でも、このものすごいCGが
「ライオン・キング」という作品では
全然良い働きをしていない
むしろマイナスになっている

すごいCGの無駄遣いだと思う

唯一の褒めるべき点のCG映像が
この映画の足を1番引っ張っていました

 

なぜ、リアルなCG映像がダメなのかというと
オリジナルの「ライオン・キング」の
魅力は何なのかと考えるとわかると思います


まず、オリジナルは
すごく面白いストーリーの映画
ではないんですよ

いかにもディズニーアニメって内容の
すごくシンプルな物語です

良い奴がいて悪者を倒すってだけの
簡単な話の流れ
その中で主人公シンバの成長を描いている

キャラクターの設定や関係性も
シンプルでとてもわかりやすい

言わば子供向けのアニメだと思います


でも、それが悪いというわけでもなくて
子供向けだけどディズニーらしく
ちゃんとメッセージも込められている

それでも、やっぱりすごく面白い物語かと言うと
そんなでもない
これだけじゃ面白い作品にならないと思う


そこで、そんなストーリーを補っていたのが
素晴らしいアニメ表現です
このアニメ表現があるから「ライオン・キング」は
輝ける作品になったんですよ

てか、ディズニーのアニメ映画全般が
そうなんですけど

 

そして、本作は
実写のようなリアルな世界を描くことによって
「ライオン・キング」の魅力を
全て削ぎ落としてしまった作品になってしまった

リアルにすることで表現の幅を
大幅に狭めてしまってるんですよね

アニメだからできていたことが
リアルになるとできなくなる
それが魅力だったのに…


まず、登場する動物たち
これがただのリアルな動物でしかないんです

写実的な動物だから表情の変化は
ほぼ無いですし
顔の違いもあまりわからない

個性とかキャラクター性とかが
映像を通して伝わってきません

動きの躍動感なども
普通の動物以上のものは無い


だから、喋っていたり歌ったりするのが
とても違和感に感じてしまいます

まだ、ライオンやハイエナなどの
哺乳類は感情を感じれてましには思いますが
鳥に関しては見た目と言葉が合っていない

無表情でハイテンションだったりするから
なんかサイコパスっぽく見えるし

哺乳類たちもましではあるけども
違和感は拭えてません


そして、なによりも
可愛らしさや愛嬌が全く無いですよね

確かに子供のシンバは可愛いと思いますが
それはシンバが可愛いというよりも
ライオンの子供が可愛いだけなんですよ

動物に感じる可愛さはあると思います
犬が可愛い、猫が可愛い
みたいな感情

でも、キャラクターとしての可愛さ
っていうのが完全に無くなっている

オリジナルは動物の可愛さだけでなく
それぞれのキャラクターも可愛く描けています

もちろんシンバは可愛かったですし
本作ではトップクラスのキモさを誇る
ザズーもアニメでは可愛く描かれています

スカーも悪役ではあるけども
どこか憎めない雰囲気を醸し出していたし
ズルさ嫌なヤツ感は表情から
すごく伝わってきたりもしました


でも、本作の場合は
ただの動物にアテレコしているみたいな映像が
ひたすら続くだけでなんです

だから、キャラクターの可愛さなんて
全く表現できていないし
映像に抑揚もできず
映像としての面白みを感じることができません

映像から気持ちとかその場の空気感とかが
あまり伝わってこないんですよね


そういう事があるので
キャラクターの見分けがつかなかったりもする

ライオンも多少違いはありますけども
ほとんどみんな同じ顔で
誰が誰だかわからない

ラストのシンバとスカーの戦いは
もうどっちがどっちだか…

これもリアルにしてしまったがための
弊害でしょうね

 

そして、ディズニーアニメの定番である
ミュージカルシーンも
リアルなCGが足を引っ張ていた

さっきも言いましたけども
リアルになることで表現の幅が狭まってしまう

ミュージカルなんて表現力があってこそのもの
でもあるので
ここが完全に終わってます…

動物ドキュメンタリーの映像に
歌を乗っけてるだけの映像になってました

リズム感も躍動感も無い
ただ動物が走ってるだけです

あんなすごいCGで作られてるはずなのに
こんなにチープに見えるなんて…
これぞCGの無駄遣いですね


僕はオリジナルでの
シンバとナラが象の墓場に向かう時の
ミュージカルシーンがとても好きなんですよ

急にすごくサイケデリックな画風に変化して
その中をシンバたちが
飛び跳ねて動き回る躍動感のあるシーンで
最高の場面だと思う

だから、本作ではこのシーンがどうなっているのか
注目していたんですが
ただ動物たちが走ってるだけのシーンでしたね
つまらなすぎます


スカーとハイエナたちのミュージカルシーン
ここも好きな場面なんですが
やっぱり本作ではつまらなくなっていた

オリジナルではデザイン性のある構図で
サバンナではありえないような光景に
なっている
ハイエナもありえないくらいいるし
すごくスケールの大きなシーンになっています

でも、本作では
岩場でただスカーが歌ってるだけ
ハイエナの数も普通
スケールがものすごく小さくなっていました


他のミュージカルシーンも
ことごとく微妙で
リアルな映像のマイナスな部分を
大きく感じました

 

さらに、リアルになったが故に
オリジナルでは気にならなかったところが
気になってしまったりします

子供向けアニメだったからスルーしていた部分が
スルーできなくなります


例えば
ライオンは誇り高い一族で
ハイエナは卑しく卑怯な一族
っていう構図がすごく嫌な見え方になる

グループ単位で善悪を決めつけてしまう
という描き方が
差別的にも見えてしまって
そういうところにすごく引っかかってしまいます


他には
生命の環とか言っていますけども

それほど食物連鎖の世界を踏み込んで
描いていません
人間目線での都合の良い優しい世界を
ただ見せているだけになってますよね

メッセージ性があるようで
実はすごく浅かったりします


で、こういった部分はオリジナルの
デフォルメされたアニメの世界では
そんなに気にならないんですよ

なぜなら、そんな設定や世界観も
デフォルメされていると思えるから


でも、本作のように全てがリアルになってしまうと
そういう部分もリアルに見てしまう
だから、そんな部分に違和感を感じてしまい
疑問も生まれてしまいます

リアルになってしまったことで
アニメでは見えてこなかった嫌な部分まで
浮き彫りになっていました

 

あと、リアルなすごいCGを見せつけるような
無駄なシーンが多くて
テンポがちょっと悪くなってましたね

頑張った映像を見せつけたい
って気持ちはわからんでもないけど…

 

本作は最近のディズニーアニメ実写化の
悪い部分を詰め込んだような映画に
なっていましたね

個人的には
ディズニーリメイク映画のなかでも
ワーストかもしれません

リメイクするにしても
ただリアルにすりゃいいってもんじゃないと思う
リアルにするにしても
それに見合った作風に
変化させるのも大事だと思いますよ

シュールなギャグ映画として観たら
リアルな動物が喋って歌っている姿に笑えるかも

 


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映画「移動都市/モータル・エンジン」感想 ちょっと話がゴチャゴチャしすぎ 詰め込みすぎ感が否めない

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どうもきつです

SFファンタジー映画「移動都市/モータル・エンジン」観ました

イギリスの作家フィリップ・リーブの小説
「移動都市」を原作にSFファンタジー
人々が巨大な移動都市で暮らす未来の世界を舞台に
ある目的のために戦う少女を描いています

「ホビット」シリーズのピーター・ジャクソンが
製作を務め
監督はクリスチャン・リヴァーズが務めています

 

あらすじ
大規模な戦争から1700年が経過した地球
人々は大地を這うように進む巨大都市に
暮らしていた
そんな中、少女へスターは
復讐を目的に移動都市ロンドンに
潜入しトムという青年と出会う

 

感想
世界観や映像はとても好きだった
それだけでも観れる映画だけど
ちょっと話がゴチャゴチャで
本筋がブレブレ
何をやってるかわからなくなってくる

 

世界観や映像の派手さに惹かれていたんですが
公開中には観に行けず
レンタルが始まっていたので借りて観てみました


期待通り世界観や映像はすごく僕好みで
それだけで楽しむ事はできましたが
ストーリーの内容がいまいちだった印象でした

つまらないとまでは言いませんが
ちょっと観てるのが疲れてくる
とても時間を長く感じてしまう

実際に2時間以上で長いことは事実ですが
それ以上の体感時間だったと思う

まあ、ちょっといろいろと
詰め込みすぎだったと思う

 

まず良かったところは
世界観が個人的にすごく好き

現代の文明が滅びた遠い未来の世界
というのはとてもワクワクさせられる
現代の文明やテクノロジーが
遠い過去の遺産となっているのが
またいいですね

そして、この映画の目玉でもある移動都市
これがやっぱりすごかった
巨大な大都市が街ごと地を這うように
他の小さな移動都市を吸収しながら
大迫力で進んでいきます

この映像だけでもかなりテンションが上がります

現実離れしたぶっ飛んだ世界観ですが
それを映像として美しく表現できていて
この映像だけでもかなりの満足感はある


移動都市のデザインや造形も
とてもそそられます

未来のSFの話ですが
レトロ感があってスチームパンクな雰囲気が
すごくカッコいです

正直言って
「ハウルの動く城」っぽさがあるのは
否めないですけど…

影響受けてるんですかね?

それでも、この世界の映像は
細かいとこまで作り込まれていますし
そんな巨大な街が動いている姿は大迫力でした


映像だけでとても冒険心をくすぐられるような
魅力的な世界に仕上がっていたと思います

 

ただ、この映画は映像だけだったかもしれない
それ以外はあまり印象に残らない作品だった


ストーリーがいまいちなんですよね

ストーリーでやってることは
よくありがちな内容でひねりが無く
とてもシンプルだと思います

それだけならいいんですが
全体的に話がとっ散らかっていて
シンプルな割に何をやっているのかが
わからなくなってくるんですよね

いろいろと詰め込みすぎな気もするし
物語に一本筋が通っていないので
話がすごくブレる

結局、どの登場人物も
何がしたいのか目的がよくわからない
話がどこへ向かっているのか見えてきません


はじめは主人公へスターの復讐劇で
話が進んでいくんですが
いつの間にか逃亡劇へ変わっていく
最終的には移動都市と静止都市との
戦いが始まって移動都市の攻撃をどう止めるのか
って話になっていく

主人公たちの行動が一貫していないから
最初の目的はどうなったの?
って感じで観ている側はついてけないですよ

一つの目的があって
いろんな展開が起きていくならわかるんですが
この映画の場合は
展開が変化するたびに目的もコロコロ変わって
結局なにがやりたいのかわからない

この映画が1番に何を見せたいのか
というのが不明なんです

 

ストーリー自体もよくわからないことに
なっているんですが
キャラクター単位でもそうなってるんですよね

主人公のへスターはもちろん
何がしたいのかわからないキャラです
最初は復讐とか言っていたのに
途中からはそういうのが薄れてきますし

それ以外の目標を見つける話かと言うと
そういうわけでもない

最終的に彼女は何も達成してないと思うんですよね

一応、彼女を中心にドラマも描かれていますけど
それを経てへスターが成長したようにも
あまり思えない

ドラマもその場その場で完結して
それが後の展開に続いていかないんですよ


主人公もなかなか酷いんですが
他のキャラも負けず劣らずです


へスターと行動を共にするトムは
かなり酷いと思う
はじめから最後まで
何をしたい奴なのかが全然わからない

ただ流れに身をまかせて
ヘスターついて来てるだけ

最終的にコイツは何だったのか?
と思ってしまうほど
存在に理由が無かったです

最後にトムが、世界を旅してまわりたい
みたいな事を言うけど
意味が分からない

そこまでにトムが自分の目で世界を見てみたい
って話の流れがあったのならわかるけど

ラストで唐突にそんな事を言うから
なにそれ?
って感じですよね


ヘスターを追跡するシュライクも
なんだったんでしょうね

最後までよくわからない奴でした

ただ映画を盛り上げるためだけの存在
だったような…
扱いがちょっと可哀そうです

シュライクが死ぬときに
感動っぽい感じになるのも意味不明でした

感情移入なんてする前に
死んでしまったし
そもそも、何したいのかわからないし


その他も
敵のサディアスや
途中から仲間になるアナ
アナの所属する組織
静止都市の人々

みんな何がしたいのかわからない
ただ、なんか戦ってるだけの人たちなんですよね


ストーリーの作り込みが甘すぎると思います
もうちょっと細かい部分まで
しっかりと作り込むべきですよ

 

そして、設定の作り込みも雑だったと思う
腑に落ちないことが多々あります


そもそも、なぜ移動都市が移動しているのか
ってことに疑問を感じてしまいます

巨大都市のロンドンは他に小さな移動都市を
吸収してそれからエネルギーを得て
動いているみたいで
エネルギーが足りない問題も起きてきている

じゃあ止まればよくない?
たぶん動くのにものすごいエネルギーを
使ってますよ

なぜ移動都市が動いているのかという
説明が無いから
そんな風に思ってしまいます


過去のテクノロジーで
兵器を作ったりもしていますが
それもなんか雑ですよね

いかにもSFって感じのレーザー砲みたいなのを
撃ってましたけども
あれは何なんですかね?

別に存在しないSF超兵器でなくても
実際に存在する兵器とかでもよかったような気がする
むしろ、そのほうが
現代の文明を掘り起こして見つけた人間の過ち
って感じでメッセージ性も出せそうですし

それに、USBみたいなので兵器を簡単に
止めれてしまうのもちょっと都合が良すぎると思った

 

あと、移動都市っていうのを
あまり生かせていなかったですよね

移動都市の派手なシーンは
最初の10分、20分程度で
そこからは移動都市自体がほとんど登場しないし

もっと移動都市と移動都市がバトルする
みたいなのを想像していたのもあって
そこは拍子抜けでした

 

まあ、いろいろ言ってきましたけど
結論は
この映画はなにをしたかったのかがわからない

結局なにについての話だったのか
よくわからないまま終わるし
メッセージも伝わってこないです

映像はすごく魅力的なので
それだけを観て楽しむ映画だと思います

 


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映画「アルキメデスの大戦」感想 エンターテイメントとして面白い映画 ただ、ちょっと引っかかる部分も…

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どうもきいつです


戦争映画「アルキメデスの大戦」観ました

週刊ヤングマガジンにて連載されている
三田紀房による同名漫画の実写化映画
戦艦大和の建造計画を食い止めようと
奔走する天才数学者を描いた歴史ドラマ

監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」
などの山崎貴
主演は菅田将暉が務めています

 

あらすじ
昭和8年、第2次世界大戦前の日本
日本帝国の海軍上層部は巨大戦艦大和の
建造計画を立てていた
上層部の動きに危険を感じた
海軍少将の山本五十六は数学者の櫂直を
軍に招き入れる
櫂は卓越した数学能力をもって
計画の裏で蠢く軍部の陰謀を暴くことに挑む

 

感想
エンターテイメントとして
とても楽しめる作品でした
派手な映画ではないけれど
最後まで引き込まれる魅力があった
でも、戦争映画だからこそ
ちょっと引っかかる

 

正直言うと
この映画を観るつもりはあまり無かったです

そもそも、原作漫画も知らなくて
そんなに興味が惹かれなかったのと
山崎貴が監督ということでちょっと不安もあった…

たまたま友達に誘われたので観に行ってきました


実際観てみるとなかなか面白かったです
山崎貴を舐めてました
今まで観た山崎監督作品の中では
1番面白かったかもしれない

とても楽しめる作品でした

 

まず、冒頭の大和沈没シーンがすごかった
さすがのCGクオリティだと思います

単純に派手で激しい戦闘シーンに
圧倒されましたし
ここで気持ちを掴まれます

山崎監督の作品は毎回CGのクオリティは
すごいレベルだと思います
日本トップレベルですね


そして、本作は山崎作品の割に
CG映像がそんなに使われていなかったりします

本格的に使われる派手なCG映像は
この冒頭の戦闘シーンだけで
他はたまに映る戦艦とかそれくらい
基本は会話がメインの作品です


それが逆に良かったのかもしれない

他の作品では
すごいCG映像を無駄に見せつけてくるような
演出が多くて
個人的にはそれがくどくてあまり好きじゃなかった

でも、本作はそんなすごいCGを
最初のシーンに全て凝縮していて
それがすごくバランスよくなっていたと思う

観ている時は
どこかで無理やりCG映像を
ぶち込んでくるんじゃないのかと
少しビクビクしていたけど
結局、最後まで無理やりなCGは
入ってこなかったので安心しました

 

ストーリーに関しては
史実を基にした完全なフィクションなので
結構ファンタジーな内容になっています

だからこそか
楽しめる物語にもなっています


ストーリーの切り口も面白いと思います

戦争映画ですけど
ドンパチやっている戦争シーンはほぼ無く

戦争を起こさないために主人公が頭脳を使って
軍の動きを変えて戦艦大和の建造を
阻止しようとする話


だから、ほとんどが会話劇で
かなり地味な映画だと思います

でも、そんな会話だけの場面を
飽きないように楽しませてくれる


本作のメインとなるのは
主人公の櫂と彼に付き添う田中小尉
ほとんどがこの2人のやり取りだけなんですが

この2人のやり取りにユーモアがあって
笑わせてくれます

最初はギクシャクしていた2人が
だんだんと息が合っていくのも
観ていて面白かったですね
最終的にはベストコンビになってます

それに、菅田将暉と柄本佑の演技も良くて
2人がとても魅力的に感じれました

この2人だけで最後まで飽きずに
観ることができると思います


それだけじゃなくて
他の俳優たちもみんな良かったです
それぞれがみんな存在感があるし
観ていて全員がすごく面白い

俳優の力で引っ張っていた映画だったとも
思いました

 

ストーリー的には
戦艦ヤマトは造られるし戦争も起きると
結末がわかっている話なんですが

それを阻止しようとする櫂の姿には
応援したくなる気持ちが湧くし

タイムリミットへ向けてのギリギリの戦いには
最後までとてもハラハラさせられる

物語の展開も
最後まで飽きさせないような作りに
なっていました


ラストのオチのつけ方も
矛盾なく納得できるし
カッコいい終わり方だったと思います

 

欲を言えば
櫂がなぜ天才なのかという部分に
説得力を持たしてほしかった

映画の中では天才ともてはやされていますけど
実際はただ計算が速い人以上には見えないです

櫂の天才描写が
計算をしている場面しかないので
いまいち説得力に欠けると思う

この映画の中での天才というのが
ファンタジーのように思えて
あまりリアリティを感じれないんですよね


数字の計算以外にも
櫂の頭の良さを見せても
よかったんじゃないでしょうか

例えばもっと人との駆け引きを見せるとか
天才だからこその突拍子の無い発想をするとか

そんな部分があるだけでも
天才ということに
納得できたかもしれないです

 

とは言え
全体的にバランスも良かったと思うし
エンターテイメントとして
面白い映画に仕上がっていました

 

だだ、ここで引っかかることがあります

この映画は
娯楽エンターテイメント作品ですが
戦争を描いた作品でもある

そこに引っかかってしまう


フィクション作品ではありますが
実際の第2次世界大戦を描いている

そんな作品が
ただ楽しくて面白いだけの映画で
終わっていていいのか?
と思うんですよ

てか、戦争映画に面白さっているのか?
とさえ思う


僕は昔からこういう作品を観ると
違和感を感じてしまうんですよね

戦国時代の織田信長とか
明治維新の坂本龍馬とか
英雄として描いた作品なんかも
観たことありますけど
そんな気持ちになってしまう

海外の映画だと
「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」を
観たときもそう感じた


確かに面白いしカッコいいし
感動するような作品もたくさんありますけど

こういう作品って
それでいいのか?
って気持ちになってしまうんですよね

 

本作も同じで
カッコいいしとても綺麗な話
ヒーローが悪を倒すような娯楽作品で
とても楽しめるエンターテイメント

でも、なんか違う気がする


これが戦争映画でなければ
なにも引っかからなかったと思う

特に第2次世界大戦は
今の時代に直接つながるような
身近な戦争でもあるしよりそう思います

 

こういう作品には
人間の歴史を後世に伝える
という役目もあるはず

それが、ただのカッコいい話とか
泣ける感動話とかだけで終わってしまうと
その役目を果たせなくないですか?


戦争の生々しさとか
自分の力ではどうしようもないやるせなさとか
善悪では割り切れないものとか

もっとリアルなものが必要だと思う


「火垂るの墓」
「この世界の片隅に」
とかはそういうものを感じれますよね

感動するだけじゃなく
それ以上に何かを考えさせられるものがある


海外の映画でも
「アメリカン・スナイパー」や
戦争映画ではないけど
「デトロイト」なんかは
現実を突きつけられているような気持ちになります

人間の醜さとか
何が善で何が悪かわからない世界を見せられ
とても辛い気持ちにもなる


こんな作品には
ファンタジーで終わりではなく
現実を突きつけるようなリアルさが
必要なんだと思うんです


しかし、本作にはそういったものは
全く無かったと思います

正直言って
戦争映画としては深さが全然無く
とても浅い映画だった

ただのエンターテイメントでしかないんです


これはこの映画を否定してるわけではなく
戦争映画ってなんだろう?
と思ったときに本作には疑問を感じるって話です

 

エンターテイメントとしては
面白いし好きな映画

でも、戦争映画としては
浅い内容だと思うし
ちょっと稚拙な内容かもしれない

少なくともこの映画を観るときは
フィクションであるということを
十分に理解した上で観るべき映画だと思います

 


アルキメデスの大戦 コミック 1-15巻セット