何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「リボルバー」感想 これはマジで意味不明

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どうもきいつです


クライムサスペンス映画「リボルバー」観ました

出所したギャンブラーを中心に
カジノ王、謎の2人組、情緒不安定なヒットマンたちの運命が交錯する
2005年のクライムサスペンス

製作と脚本を手掛けるのはリュック・ベッソン
監督を務めるのはガイ・リッチー
主演はジェイソン・ステイサムです

 

あらすじ
ギャンブラーのジェイク・グリーンは
冷酷卑劣なカジノ王マカの陰謀で7年間の投獄を余儀なくされてしまうが
刑務所の中であらゆるペテンの技術を学び出所してきた
そして、マカのカジノで大金を巻き上げることに成功する
しかし、逆上したマカに命を狙われるのだった
そんなジェイクの前に謎の男2人組が現れる

 

感想
最初から最後までなんじゃそりゃ
という映画
正直、意味不明の連続でした
観る人の解釈に委ねられ
観る人によって解釈が異なるであろう作品です
かと言って
つまらないわけでもない
独特な魅力が醸し出されていました

 

ジェイソン・ステイサムを見たくなったので
本作を観てみましたが
そんな軽い気持ちで観ると
痛い目を見る映画でした

自分の知っているジェイソン・ステイサムらしい単純明快なアクション映画とは真逆

めちゃくちゃ難解で意味不明
どういうこと?の連続で
それが最後まで続きます

そして、最後まで観ても
どういうこと?って思ってしまう映画

完全に観る側に解釈を委ねている
悪い言い方をすれば投げっぱなし

これは賛否が分かれそうです
ってか、否がめっちゃ多そう

 

まず、本作はジェイソン・ステイサムが主演ですが
ほとんどアクションがありませんし
爽快感のかけらもない作風

戦う強い男ジェイソン・ステイサムは全く見れないんですよね

そんなのもあって
やっぱり評判は悪いんじゃないでしょうか

私たちの求めているジェイソン・ステイサムは
この映画にはありません

本作のジェイソン・ステイサムがロン毛なのも
この風貌でいつもと違うことを示唆してるんじゃないか
とかも考えてしまったり

とにかく、良くも悪くも
いつもと全く違うジェイソン・ステイサムが見れるわけです

 

そして、ストーリーですけども

主人公ジェイクとカジノ王マカの戦いと駆け引きを描いていると思えば
そこまで難解なストーリーではないと思う
ストーリーの本筋はシンプルな気がします

ただ厄介なのが
ジェイクの心理描写であったり
ジェイクをこき使う謎の2人組の存在だったり
意味深な演出や設定だったり

そういうものが詰め込まれていて
まあ、めちゃくちゃ難解な映画に仕上がっています

その上、この映画には
これといった答えが全く用意されていない

この物語自体が
現実なのか妄想なのかも結局のところ不明です

ジェイクの身に起きていることも謎
謎の2人組の正体はわかったようなわからないような…
そもそも、この映画は一体何を伝えたいのか…?

この映画を観ている人間が
全て自分自身で消化して考えて答えを出さなければならない

すごく面倒くさい映画ですよね


ちょっと調べてみると
こんな難解な映画にありがちな
キリスト教的な要素もかなり詰め込まれているみたいです

やはり仏教圏の日本人からすれば馴染みが無くて
こういう要素はわかりづらく
理解しがたい部分は大いにあります

知識が豊富なら本作の比喩や暗喩にも気づけて
より深くこの映画を考察できるんでしょうが
知識がなければついていけない

たぶん、本作の場合は
キリスト教圏の人が観ても
それなりに詳しくなければ置いてけぼりかも

 

ただ、とても難解だけど

劇中にしょっちゅう出てくる
“最大の敵は思いがけぬ場所に隠れている”
“上達する唯一の方法は強敵との勝負”
“投資した金を守れ”
“戦争回避は敵を利するのみ”
という4つの格言を踏まえて観ていれば
それなりについていけるかなとは思います

本作のメインは勝負と駆け引きで
キリスト教的な比喩や暗喩について考えるよりも

ジェイクとマカの勝負を
この4つの格言と共に考えるほうが
本作の本質に近づけるような気がする

勝負に勝つにはどうすべきか?
というのが
この映画の中心で最も重要な部分だと思うんですよね

ジェイクの心理描写や謎の2人組の存在にしたって
ジェイクの自分自身との戦いや葛藤だったりするわけで

マカやヒットマンも彼ら自身の葛藤が描かれています

自分自身にどう打ち勝つか
自分の敵に勝つにはどうするか
この映画ではその過程が描かれていてる

特にチェスの場面はとてもわかりやすい
ここでは如何に勝負に勝つかを
直接的な言葉で説明してくれますし

このチェスの戦略こそが
本作の本質じゃないかなと思います

相手に勝ってると思わせ手のひらの上で転がし
最終的には勝ちをもぎ取る
この映画でやってることは全てこれですよね


とは言え、難解なものは難解で
わかったような気がしても
やっぱり意味不明なのは間違いない

よくわからん場面はとても多いです
この映画を100%理解するのは難しい

 

そんな感じで
難解な意味不明映画ではあるものの
雰囲気や映像のセンスは光っていて
引き込まれる映画だったりもする

アクションが少ないし意味不明だけど
退屈ではないんですよね

面白い映像の見せ方が多く
それがさらに意味不明さを加速させてるものの
そこが魅力的と言うか


エレベータの中でのジェイクの葛藤のシーン
ここはわけわからんことになってるけど
なんかゾクゾクする場面です

恐怖や不安が上手く表現されていて
見ているこっちまで同じような気持ちにさせられてしまう


ジェイクの兄とその娘を守るために戦うヒットマンのシーンは
シンプルに見せ方がカッコいいですよね

スタイリッシュだし面白い表現でもあるので
ここはわかりやすくカッコいい場面


あとは、登場人物の会話や駆け引きは
緊張感があって引き込まれる

ジェイクとマカ
ジェイクと2人組
それ以外にもいろんな登場人物たちが対峙する場面があるけど
どの場面も張り詰めた緊張感にハラハラさせられる
どんどんと引き込まれていくんですよね

全体的には難解だけど
登場人物の会話や駆け引きにフィーチャーして見てみれば
結構、面白い映画なんですよね

それだけでも全然退屈しないと思う
そこがこの映画の魅力でもあります

 

派手なアクションは無くとても地味な映画で
いつものように物理的に戦うジェイソン・シテイサムは見れないですが

でも、違った意味での極限の戦いは描かれていて
ある意味、本作も戦うジェイソン・ステイサムが見れるわけです

こんなジェイソン・ステイサムも悪くない

 

結果的には
意味不明だけどつまらなくはない映画
監督がガイ・リッチーなだけあり
センスの光る作品です

ジェイソン・ステイサム映画としては異質ではありますが
ジェイソン・ステイサムが演じるからこその
ジェイクというキャラクターなのかも

よくわからないけどもう一度観てみよう
と思わされる中毒性がある
何回も観ることでより味わい深くなる映画のようにも思います

マジで意味不明な映画だけど
僕はこの映画が好きかもしれない

 


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