何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

Twitterが面白くない理由

 

どうもきいつです

皆さん
Twitterってホントにつまらないですよね

僕もTwitterやってますけど
何故こんなつまらないことをやっているんだろう?
と思うことが度々あります

今回は何故こんなにもTwitterは面白くないのかを考えていきたいと思います


まず、早々にTwitterがつまらないと言いましたが
僕もTwitterをやっています
2017年から始めてるみたいです
なんか自分のプロフィールにそれが表示されてる

結構、長い期間やってますよね
期間だけで言えばそこそこです
ただ、全くTwitterをさわっていない時期もありましたし
そもそも、今もそんなにTwitterをやってないかな…
1日に1つツイートすればいいところです

現時点での僕の総ツイートは7800ほど
7800と聞くと多く聞こえますが
この数字かなり少ないです

フォローしている人の中で同じくらいの時期にTwitterを始めている人を見てみると
普通に万単位でツイートしてる

しかも、その人たちも依存してるほどかと言うとそうでもなく
どちらかと言えば低浮上気味だったりもします

そう考えると
僕はほぼTwitterをやっていないと言っても過言ではない

では、何故Twitterをやらないのか?
そう、面白くないからです!


ここからは
何故Twitterが面白くないのかを
様々な要因から語っていきたいと思います

 

1.そもそも始める前から面白くないと思っていた

僕が面白くないと言っているのは
Twitterが面白くなくなったとか
Twitterに飽きてきたとかではなく

こんなことを言ったらもとも子もないけど
始める前から面白くないと思っています

では何故Twitterを始めたのかと言うと
好奇心です

やってないのにTwitterつまらないとは言えないし
実際やってる人も多いので
どんなものかと試しに始めたのがきっかけ

その後、Twitterでいろいろ試してみました
旅行先の写真を上げてみたり
フォロワーを増やしてみたり
好きな映画を紹介してみたり
時事ネタに物申してみたり
などなど…

その結果
やっぱり面白くなかった…


2.面白くない奴が多すぎる

これは1番の要因かもしれません
Twitterの世界は圧倒的に面白くない人間が多い

最大で5000人ほど無闇にフォローしていた時期がありましたが
その時のTLなんてクソつまらなかったです

面白くない人のツイートなんて面白いわけもなく
そんな人たちのツイートを眺めていても面白いわけがない

Twitterは面白くない人が集まる場所
だから必然的に面白くないわけです


3.面白い人が低浮上orやっていない

Twitterの世界は面白くない人ばかりですが
中には面白い人もいます

そういう人のツイートはやっぱりチェックしたくなるし
興味が湧いて仲良くなりたいなと思ったりもするわけです

しかし問題がある
そういう人ほど低浮上
か、そもそもTwitterすらやっていない

これには理由があります

面白い人がなぜ面白いのかと言うと
いろいろと興味を持ちそれに挑戦して様々な経験を積んでいる
多くの人と関わりコミュニケーションを取っている
知識を求め情報を収集しそれを基に思考して自分なりの考えを持っている

面白い人ほど常にリアルの世界で多くの事をやっています

そうです
面白い人はTwitterなんてやっている暇がないのです

多くツイートしている人にも面白い人はいますが
全体的に言えば面白い人ほどそんなにツイートしていない印象


4.バズってるツイートが面白くない

Twitterでよく目にするのはバズってるツイート
これがことごとく面白くないですね
みんな面白がってるけど
一体これの何が面白いのか?

バズってるツイートには傾向があります
・過去に見たことあるようなものの使い回し
・社会に物申してるっぽい視野の狭い批判
・信憑性のない自己啓発的な優しい言葉
・そんなの前から知ってる今さらな情報

言っちゃ悪いけど
正直、レベルが低い

逆に面白いツイートや的を射ているツイートほどバズらなくて
つまらないツイートの中に埋もれてしまってますよね

これはやはり
面白くない低レベルな人が多いから低レベルなものだけがもてはやされ
本当に面白いものはスルーされているからなんでしょうね


5.みんな自分の事にしか興味がない

Twitterと言えばこれですね

自己顕示欲と承認欲求が全開で
どうすれば自分が目立てるかに全力投球
他人のことなど全く眼中にありません

僕もたまにツイートするけど
ツイートしても全く反応がないので虚しくなるんだよ
かまってくれよ

SNSってコミュニケーションを交わすツールだとも思っていますが
今やTwitterはその部分がかなり薄れて
もはや、まともにコミュニケーションすら取れない世界になってしまっている

僕はTwitterをやる中でコミュニケーションを交わすことに面白さを感じているので
自分中心の一方的な人とは関わっても全然面白くないし
そもそも、自分にしか興味がない人にこちらから興味を抱くこともできない

他人を自分が目立つための道具にしか思っていないような人は多いですよね


6.Twitterやってる人の偏りが激しい

トレンドワードを見るとそれが顕著に表れています
いつもトレンドはオタクなワードが大半を占めている

基本的にTwitterをやってる人は
漫画、アニメ、ゲームが好きなオタクばかりです
アイドル、特撮、映画のオタクも多いかな
さらに、年齢層は30代以上が多い印象
いや、もっと高齢かも
Twitterは高齢化してます

一昔前のアニメなんかがトレンド入りすると
みんなこぞって興奮しだし、それに関する思い出を語りだしたりする

時事ネタ(これはこれで偏りが激しい)なんかもトレンド入りしますが

べつに偏ってるのは悪くないけど
個人的にはTwitterの世界があまりに狭く
面白くないな…と思ってしまう

やはり、不特定多数の人間が参加する場所なら
様々な価値観、様々な個性、様々な考え方を見たいというのが本音

でも、Twitterの世界は量産型のオタクが多く量産型のツイートで溢れかえり
個性もなにもない場所のように思えて仕方がない

他の人を見ていても
世界が広がるどころか内に内に入り込んで
視野や価値観が狭くなってる人が多く感じるかな…


7.見ていて不快なツイートが多い
 
とにかく見苦しいツイートが多い
自分のことを棚に上げて他人を批判したり貶したりを普通にやる

「どんな理由があろうとイジメはやっちゃいけない!!」と言っておきながら
誰かが過ちを犯せば
「やらかしたお前が悪い!!批判されて然るべきだ!!」と理由を付けてネット上で袋叩きにする

こんなの見せられて何が面白いのか
ただただ不快でしかない

でも、この人たちは自分が正しい
これが正義だと思い込んでる

単純にこんな人たちとは価値観が合わない
価値観の違う世界ほど居心地の悪い世界はないです

 

それでもTwitterを続けている理由

ここまで散々Twitterを面白くないと貶しましたが
それでも僕はTwitterを続けています

その理由は
そんな中でも面白い人はいてその人たちのツイートをチェックしたい
Twitterをきっかけに関わっている人と縁を切りたくない
ですかね

これで首の皮一枚繋がっている状態です


正直、面白いと思っている人や関わりのある人がTwitterを辞めたり
Twitter以外の場所で繋がれたりすれば
Twitterなんていつ辞めてもいい気持ちです


僕がたまにツイートするのも
仲良くしてくれている人たちに忘れられたくないからです

僕が面白いと思っている人とコミュニケーションを取るのは楽しいですし
そこから新しい知識、情報、価値観などを吸収したりもできるんですよ

本来は僕みたいな使い方をするのが健全だと思うんですけどね
多くの人たちは違うようです

 

Twitterが面白くなくなればなくなるほど
面白い人がどんどんと離れていきます

なら僕がTwitterをやる理由もなくなります


僕だけでなく
現実が充実すればTwitterなんてやる意味がない

現実の世界でコミュニケーションを取る方が楽しいし
現実の世界で注目される方が満足できる

Twitterの世界に入り浸っていても得るものは少ないと思える


結局、面白いことはTwitterではなくリアルの世界にたくさん転がっていて
そういうものに触れている人が面白い人になっていく

そして、面白い人ほどTwitterから離れていく

面白くないTwitterの世界に閉じ籠っていれば
ますます、つまらない人間になっていくんだろうな…

 

 

映画「そして僕は途方に暮れる」感想 クズ男だけど嫌いになれない

どうもきいつです

ドラマ映画「そして僕は途方に暮れる」観ました

2018年にシアターコクーンで上演された舞台「そして僕は途方に暮れる」を映画化した作品
ささいなトラブルから人間関係を断ちながら逃げ続ける青年の姿が描かれます

監督は舞台も手掛けていた三浦大輔
舞台で主演を務めたKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が本作でも主役を演じています

 

あらすじ
自堕落な生活を送るフリーターの菅原裕一は
同棲している恋人の里美に浮気がばれてしまう
しかし裕一は話し合うこともせず家を飛び出す
そこから親友、先輩、姉のもとを渡り歩くが
ばつが悪くなると逃げ続け
ついには行き場を無くしてしまうのだった

 

感想
最低な人間だなと嘲笑いつつも
どこか共感できてしまう自分もいる
クズだけどなんか憎めない
そして、1番つつかれたくない自分のクズな部分をつつかれているような気も…

 

映画館で予告を見たときから気になっていたので観てきました

僕はダメ男が主人公の映画が好きなので
本作にも結構期待していた

どんなダメ男が描かれ
どんな結末が待っているのか
それを想像するとワクワクしてくる

 

本作のダメ男こと裕一は
クズはクズでも壮絶なクズですね
現実だとなかなかここまではできない
限界突破したクズです
もはやここまで行けば格好いいほど

とことんクズを追求した物語なので
やっぱり好感を持てない人も多いよういです

全く共感できないとか
クズすぎて好きになれないとか
そんな感想もよく見かけました

あまりにクズすぎて笑える
みたいな人もいると思います


一方、僕はというと
確かに滑稽な姿に笑えたりもしましたが
それよりも共感してしまう気持ちの方が大きかった

僕もこっち側の人間だな
と、あらためて痛感させられたかな…
僕もクズです

 

主人公の裕一はとにかく逃げます

自分の浮気ばれたことが発端で
彼女と話し合うこともぜずまず逃げる

その後も知り合いの家に転がり込んでは
ばつが悪くなるとすぐに逃げ出す
そして着信拒否

シンプルに最低ですよね

細かく言えばこの裕一にはダメなところがたくさんあるんですけども

根本的なところは
自分や他人と向き合わず目をそらし
その場しのぎでやり過ごそうとする
それが1番の元凶なわけですよ

こんなことしてるからダメなんだよと思いつつも
これがすごく共感できてしまうと言うか…

僕の場合は逃げたくなっても
逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…
と、シンジ君ばりに葛藤してどうにか思い止まってはいますが

その場しのぎで逃げ出したい気持ちは十分に理解できる
実際に逃げたことたってあります


この映画を観ていると
そんな自分のクズな部分をチクチクとつつかれているようで
少し居心地の悪さを感じたりもしました

で、いつの間にか裕一にめちゃくちゃ感情移入してしまっています

てか、ここまで全てを投げ捨てて逃げている裕一には少し憧れたりも…

裕一は僕がやりたくてもできないことを簡単にやってのけてしまう
これには、もはや尊敬してしまう

 

最近では
逃げたいときは逃げてもいいよ
嫌なことは無理やりしなくてもいいよ
みたいな優しい言葉もよく耳にします

しかし、この映画では
世の中そんなに甘くないぞ
と、逃げた先の地獄をこれでもかと見せつけられる

こんな地獄絵図のような逃避行を見せられちゃうと
やっぱり逃げちゃダメだな…
と思わされるますよね

これがこの映画の面白さだと思う


さらに本作では
逃げずに向き合った姿も描かれます

最終的に裕一は彼女と話し合う決心をして真剣に向き合うわけですよ

普通なら
逃げずに自分の境遇に立ち向かったから
最終的にハッピーエンドで
逃げなくて良かったね
になるんですが

本作の場合は立ち向かっても地獄と言うね…
こんなことなら逃げてた方がマシ立ったんじゃね
みたいな

でも、これが現実だったりもする
逃げても地獄
逃げなくても地獄

そんな人生を経験するから人間は成長するのかもしれない
裕一が成長したのかどうかは分からないですが

まあ、理不尽だからこそ人生という映画は面白くなってくるのかな

 

あとは、主人公を演じる藤ヶ谷太輔が完璧にクズを演じていたのが印象的でした

絶対に本人はクズじゃないのにこの映画ではクズにしか見えない

目が泳いでる時やリュックに荷物を詰め込んでる時とか最高ですよね

やはり舞台で演じていたのもあってか
裕一という人物を完全にものにしているように思えました

終盤の鼻水垂らしながら泣く場面もすごく良かったですよね
この場面の感情ってすごく絶妙だと思うんですよ

裕一自身がなぜ泣いてるのかどうすれば良いのか全くわからず
ただただ感情が溢れてくるってシーン
とても抽象的な感情だけど
それがストレートに伝わってきました

 

この映画は
ハッピーエンドで終わるわけでもないし
裕一が成長したかどうかもわからない
そして、とことん裕一がクズすぎる

なので、この映画を受け付けない人もいるかと思う

特に逃げない強い心を持っている人からすれば
裕一がただの馬鹿にしか見えないかもしれません

でも、僕のように心に刺さる人もいると思います

本作は人間の弱さにしっかりと向き合った作品
そんな弱さから学べるものは大いにある

こういう作品はとても好きです

 

 

映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」感想 映像は綺麗

どうもきいつです


SF映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」観ました

2009年に公開され大ヒットを記録した「アバター」の続編
前作から10年後を舞台に
ジェイクとその家族たちの新たな戦いの物語が描かれます

前作と同じくジェームズ・キャメロンが監督を務めています

 

あらすじ
地球から遥か彼方の星パンドラ
地球人の侵略に勝利したジェイクは先住民ナヴィの一員となり
ネイティリと結ばれ家族を築き幸せに暮らしていた
しかし、再び地球人によるパンドラ侵略が始まる
ジェイクは家族を守るため海の部族が暮らす未知なる土地へ旅立つのだった

 

感想
やはり映像のクオリティは段違いの美しさ
これはIMAXの大画面
そして3Dで観ることによって真髄を知ることができると思う
ストーリーに関してはちょっと…
上映時間も長すぎるかな…

 

前作「アバター」にはさほど思い入れもなく
本作にも特別期待はしていませんでしたが
ハリウッド超大作なので観に行ってきました

まず前作の話をすると
当時、映像のすごさや3Dというので話題になっていて
僕も映画館の3D上映で観ました

映像は今観てもやはりクオリティが高く
評判通りの素晴らしさ

ただ、記憶に残っているのは“映像が綺麗”だけで
ストーリーは完全に忘れてた

ぶっちゃけストーリーは大したことない
最近、改めて「アバター」を観なおしましたけど
その印象は拭えなかった

 

そして、本作の話です

大まかな感想は前作と同じ
映像はすごいけどストーリーは微妙
って感じです


最初に言っておきたいのは
僕は本作を駄作だとは思ってません

映像に関しては本当にすごいの一言で
それだけでこの映画を映画館で観る価値はある
と言うか
映画館で観なければこの映画の本当の価値はわからないかもしれません
これは前作同様

前作にしろ本作にしろ
映画館の3D上映で観ること前提で作られているわけです
しかもIMAXですね

高画質すぎて映画館で上映トラブルが起きるほどですから
相当、映像のクオリティにはこだわっている作品

なのでIMAXの3Dで観なければ
この映像を100%楽しむことはできないんじゃないかなと思う

僕はIMAXでしか本作を観てないから比較はできないけど
たぶん普通の3D上映とかでは観ない方がいいかもしれないですね

IMAXの3Dを一度観てしまうと普通の3Dには戻れなほど3Dの違いは明白なので

 

で、実際にこの映画を観ると
映像の細かい良し悪しなんてわからないド素人の僕ですら
明らかに他の映画と違うのがわかります

なんて言えばいいのか…
映像なんだけど
より現実に近いと言うか

映像を観ているのではなく
自分がその世界に入り込んでいると思えるほど
現実味があるんですよ

これはCGがリアルだとかだけでなく
動きが滑らかで本物に近い動きを再現できているからというのもあります

簡単に言えば
上映設備も発達していてより映像をリアルに近づけることができ
本作はそれを最大限に生かしている作品というわけです

本作を完全な状態で観るにはIMAXレーザー・HFR・3Dで観なければならないけど
この環境で観れる場所は限られてる

とは言え、普通の上映だとしても映像のすごさは感じれると思います


本作は本物に近いリアルな映像を3Dで体感することによって
没入感が半端ない

まるでアトラクションのようで
このすごい映像だけで最後まで飽きずに観れてしまいます

アクションシーンは最高にワクワクするし
自然の美しい景色には感動させられる

そんな気持ちは他の映画でも感じることはできるけど
本作はそれを極限まで研ぎ澄ましたような作品に仕上がっている

とにかく映画館で観なければこの気持ちは味わえないと思ってください
できればより良い環境の上映で観るのがオススメ


映像へのこだわりは異常なほどで
それを体感できるだけで満足な映画ではあります

 

でも、やっぱりストーリーが気になるんですよね…

はっきり言って面白くないです

無駄に長いし大したことは起きていないし
なんかショボい物語なんですよ

映像はあんなに壮大なのに
ストーリーはめちゃくちゃ小さい話

主人公が怖じ気付いて侵略者から逃げ
最終的に追い込まれたから仕方なく戦う
みたいな

それを3時間以上の時間でやってるわけです


そんなに長い時間あるわりには
登場人物たちに感情移入できないし
面白い展開もないし
しょうもない日常生活は見せられるし
同じようなことの繰り返しも多くて単調です

これ、たぶん90分くらいにまとめれるよ


なによりも
主人公ジェイクを好きになれない
これが本作の足を引っ張っているように思える

本作は家族愛がテーマになってるんですけど
これがアメリカらしい大雑把な家族愛で
すごく薄っぺらかったりします

それと同時に父親であるジェイクも薄っぺらいんですよね
口では偉そうなことを言ってるけど行動が伴っていなかったり


基本的に元凶はジェイクやその家族で
そのせいで周りの関係ない人々や自然も攻撃を受ける

自分たちが狙われてるから逃げるわけなんですが
そのわりに集落に住み込んで
結局、ジェイクたちがいるから村が焼き払われ
関係ない人たちが傷つくんですよね

もはやジェイクが疫病神にしか見えない

てか、ジェイクのやることがことごとく好感を持てないんです

家族を守りたいのはわかるけど家族しか見えてない視野の狭さも嫌い
偉そうなことを子供たちに言ってるくせに逃げ回ってるだけなのも嫌い
そのくせ英雄ぶって格好つけるのも嫌い
てか、1作目から嫌いだったわ

とにかくジェイクが嫌い

 

で、敵の地球人側もやってることがショボくて
あまり魅力がないですかね

リーダー格のクオリッチはジェイクに執着してるだけで
いまいち敵としての思想がないなと思うし

地球人たちがやってることと言えば
環境破壊や捕鯨だとか地味に嫌なこと

スケールが小さいんですよ
敵が小者っぽくて
そんな敵と戦っても盛り上がらない

主人公も小者だから
小者vs小者の戦いは全然盛り上がらない

基本的に登場人物の思想が無いと言うか
なんか原動力や気持ちの強さみたいなのを全く感じないんですよね

みんながみんな
ただストーリー上を動かされてるだけの駒のような…


物語の中に環境破壊や侵略や捕鯨とか
メッセージ性なんかも込めているんだろうけど
薄いキレイ事にしか思えなかったですかね

 

あとは
映像を見せることに特化しすぎて
ストーリーが全然進まないのもちょっとしんどかったかな

映像を見せるタイプの作品だとはわかりつつも
ひたすら森の景色を見せられたり
海の中を見せられたり
それが冗長でテンポはなかなか悪く退屈に思う時間があったのは否めない

そのせいで緊張感も薄まるんですよ
危機が迫ってる状況なのに綺麗な映像を見せるシーンでストーリーが滞り
一旦、気持ちがリセットされてしまう

その結果
盛り上がるはずの展開でもいまいち盛り上がりに欠けます

抽象的な言い方になるけど
ストーリーがなんかぬめっとしてる


単純にストーリーがもっと短ければ
ジェイク嫌な部分とかストーリーのショボさとか気にならなかったと思う

テンポがよければアトラクション感も増して
もっと映像の中に入り込めただろうし

すごい映像を見せたいのはわかるんですが
ちょっと自己満足になってるような…

 

このシリーズは5部作の予定らしく
ってことはあと3作続くってこと?

正直、これをあと3作も観たいかと言うと
うーん… て感じ
いくらすごい映像が観れると言えどちょっとね…

今後に続く謎なんかも散りばめられてたけど
あまり興味はわかないし

こんな薄いストーリーであと3作もどうやって作るんだろうと
逆にそっちの方に興味がわいたり…


1作目からストーリーに魅力がない作品なのに
ストーリーが面白いタイプの作品でやるべき
5部作みたいなことをやるのは謎

すごい映像を見せたいのなら
「アバター」でなく完全新作でやってくれた方がこっちとしては嬉しいです

 

批判的なことが多くなったけど
すごい映像を体感するのなら映画館で観て損はないですよ

ストーリーはつまらないけど
それを補うだけの映像の力があるのは間違いない

今の映画でできる限界レベルの映像をやっている作品だと思います

 


アバター エクステンデッド・エディション [Blu-ray]

 

 

本日のオススメしたい何か 映画「クロニクル」

どうもきいつです

今回、オススメしたいのは映画「クロニクル」です

超能力を手に入れた高校生たちをファウンド・フッテージ形式で描いたSFアクション
2012年アメリカの作品

 

この作品は個人的にもかなり大好きな作品

ホラーならファウンド・フッテージやPOVで描かれる作品はたくさんありますが
SFでこのタイプの映画はあまりないですよね
初めて観たときはかなり斬新に思いました


序盤はホームビデオの繋ぎ合わせのような映像で
超能力を使って調子に乗りながら遊ぶ高校生たちの姿をほのぼのと見せてくれます
日常生活の中での超能力の描写は映像的にも面白いです

終盤になると怒濤の展開で
超能力による派手な映像もたくさん見れるので
これはこれで面白い映像になってるんですよね


ストーリーもよく出来ていて
高校生たちの青春を描くジュブナイルでありながら
とても切なくダークな物語
思春期の精細さや痛々しさが丁寧に描かれていると思います


主演を演じるデイン・デハーンも素晴らしく

超美形のイケメンだけど闇を抱えているような表情が
本作では最高にマッチしています


84分と短めの映画なので暇潰しに観るのもちょうどいいと思う

B級映画やSF映画が好きな人にはオススメしたい映画です

 


クロニクル [Blu-ray]

 

 

本日のオススメしたい何か ゲーム「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」

どうもきいつです


今回、オススメしたいのはゲーム「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」です

2017年にNintendo SwitchおよびWii U用に発売されたオープンワールドアクションゲーム
魔王ガノンを倒すため主人公リンクとなりハイラルの地を冒険します

めっちゃ評価が高く今さらオススメするようなゲームではないけど
めちゃくちゃ面白いのでオススメします

とにかくこのゲームは冒険してる感が最高に楽しいです
好きな場所に好きなタイミングで行けて好きなようにストーリーを進められる
オープンワールドの醍醐味ですね

それにプラスして
ゼルダの伝説らしい謎解きやアクションなども楽しめる

難易度もほどよく
若干、難しいような気もするけど頑張ればクリアできます

強い敵が出てきても知恵を振り絞れば倒せたりもするし
戦わず逃げるのもありだし
強くなってからかつての強敵をボコボコにするのも気持ち良い

プレイする人によってこのゲームの物語は違ってくるんじゃないかな


それに、やっぱり景色も綺麗
ついスクリーンショットを撮りたくなる
オープンワールドと言えばこういう要素も重要です

このゲーム
マップもなかなか広大でしたね

散策してるだけで気付いたら数時間経ってたり…

でも、それが無駄な時間でなく
ストーリーが全く進んでなくても楽しくて満足感がある


Nintendo Switchを持ってるなら
このゲームは是非やってほしいゲームの1つです

ただ、ハマると時間がどんどん溶けていく…

 


ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

 

 

本日のオススメしたい何か ドラマ「First Love 初恋」

どうもきいつです


今回、オススメしたいのはドラマ「First Love 初恋」です

2022年11月よりNetflixで配信が始まった全9話のNetflixオリジナルドラマ
とある男女の出会い・別れ・再会が20年の時の流れと共に描かれます

宇多田ヒカルの楽曲「First Love」「初恋」からインスパイアを受け制作され
主演を務めるのは満島ひかり、佐藤健です


なんとなく観始めたんですが
これがなかなか面白く最後まで観てしまいました

個人的にラブストーリーはかなり好き嫌いが分かれるんですけど
本作は好きなタイプのラブストーリー

単純にストーリーは面白かったし
登場人物たちにも感情移入できたし
最後まで見入ってしまいました


特に脚本が上手いと思わされましたね
続きが気になる作りで一気に最後まで観たくなるやつです

謎の散りばめ方や伏線回収なんかも上手く
最初は掴み所のないない物語が
最終的には1つの形にまとまっていく

バラバラのパズルのピースを少しずつはめていき最後には綺麗な絵が仕上がる
みたいな気持ちよさのあるストーリー


ストーリーの仕掛けだけでなくドラマもしっかりと描いていて
謎が多い時は何を考えているかわからない登場人物たちですが
伏線回収に伴って登場人物たちにどんどんと感情移入もしてしまいます
この作りも上手いなと思わされる

映像や演技もチープさは全く無く映画のようなクオリティでした


完成度の高いドラマが好きなら本作はとてもオススメです

ハッピーエンドで観終えた後の満足度も高い
夏帆はちょっと可哀想だったけど…

 

 

映画「THE FIRST SLAM DUNK」感想 別のSLAM DUNK

どうもきいつです


アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」観ました

1990~1996年まで週刊少年ジャンプで連載されていた「SLAM DUNK」の映画化作品
原作終盤の山王戦を中心に物語が描かれる

原作者の井上雄彦が監督と脚本を手掛けています

 

あらすじ
かつて弱小チームだった湘北高校バスケ部はインターハイに出場するまで成長し
2回戦で超強豪高である山王工業高校との戦いに挑もうとしていた

 

感想
原作「SLAM DUNK」の1エピソードを映画化した作品だけど
ただの映像化作品では終わっていなかった
原作を知らなくても理解できる映画になっています
逆に原作を知ってるとノイズが多くなるかも

 

26年を経ての「SLAM DUNK」映画化
ということで観てきました

僕は「SLAM DUNK」は好きなんですが内容を忘れてたし
公開直後は本作をスルー

たまたま原作を全部読み返せる時間ができたので原作を復習し
ちょっと遅くなったけど本作を観てきました

 

概ね好評な本作で
僕も最後まで面白く観ることができましたが
原作を読んだ直後というのもあり
この映画に否定的な原作ファンの気持ちも少し理解できたりもしました

原作漫画ありのアニメ映画としては特殊な作りでしたし
人によって見え方が違ってくるのかなとも思います

 

本作の話をするとなると
やはり原作との違いの話は必然になってきます
肯定するも否定するもここが重要だと思うんですよ


1番の違いと言えば主人公ですね

原作は赤リーゼントで有名なバスケ素人の桜木花道が主役なんですけど
本作は“りょーちん”こと宮城リョータが主人公
花道の1学年上で同じバスケ部

僕は前情報を知らずに観たのでここはかなり意外でした


そんな主人公変更に伴って描かれるドラマも違ってきます

本作は原作では描かれていなかったリョータの
バックボーンや葛藤や成長などが中心になっています

原作ではリョータの家庭が描かれるどころか
家族の存在すら無かったですからね

この時点で原作とは別ものになってるわけですよ

しかし、山王戦の大まかな流れや試合結果
要所の名場面などは原作そのままで
今までアニメ化されていなかった山王戦の映像化作品にもなっています


漫画の映像化でありつつ別の物語を描いているという
今まであまり観たことない作風に新鮮な味わいを感じました


ここに否定的な人がいるのも理解できます

原作が好きな人ほど
余計な事をせずに原作通りにアニメ化しろよ
と思ってしまうのがファンの心理

実際に僕も
もっとテンポよく試合を見せてくれた方が盛り上がるのにな
とかも少し思いました

でも、これって原作を知ってるからそう思うわけですよ

 

本作の狙いはおそらく
1つの作品として観れる映画

本作がもし純粋に原作通りの山王戦を映像化しただけの作品になってたら
山王戦に至るまでの原作をちゃんと読んでる人だけが面白い映画になっていたと思う

確かに山王戦って
原作ではクライマックスで最高に盛り上がるし
めちゃくちゃ面白いエピソードなのは間違いない

でも、この面白さって
ここに至るまでの花道や仲間たちの成長
今までの試合や山王のバックボーンなど
連載漫画ならではの積み重ねがあるから

これを2時間弱の映画で表現できるなんて100%無理で
それこそ原作を復習しなければならないんですよね

これがテレビアニメ放送中のリアルタイムの映画化なら全然ありだけど
今や「SLAM DUNK」は過去の作品で
読んだことない人はかなり増えてるだろうし
昔読んでたけどもう内容忘れたなんて人もすごく多いと思う


そう考えれば
今回の映画化の狙いは正解ですよね
実際に成功して評価も高い

山王戦の試合を映像化するだけじゃドラマを作れないし
原作の知識がない人からすればバスケの試合を観てるだけになる
バスケが好きならそれだけで面白いかもしれないけど
それこそ敷居が高すぎると言うか

本作のリョータ中心のストーリーは
原作を知らない人や忘れてる人でも感情移入できるので
1つの作品として筋が通っているんですよ


それに
この映画きっかけで原作を読んでも映画にはない原作の面白さを感じれるだろうし
原作が好きな人がこの映画を観ても原作にはないストーリーを知れるし
よく考えると悪いことがあまりない

頭の硬いファン以外には好印象な映画のように思えてきた

 

そして、試合の場面もすごく良いと思います

フル3DCGになると言うことで少し不安に思ってましたけど
実際に観てみると
むしろ、3DCGで良かったなと思えます


スポーツの動きって3DCGと相性がいいのかも

動きにリアリティがあって臨場感をすごく感じました
本当の試合を観てるような気持ちにもなれます

映像化されていなかった山王戦の映像化としてもクオリティが高くて満足できる

漫画では理解しがたい細かな動きや動きの流れなんかも目で見て理解でします

「ドラゴンボール超」の映画とかでも思ったけど
キャラクターの激しい動きやカメラワークの縦横無尽さがあるアニメは3DCG向きなんですかね

日本のアニメ業界の中でも東映アニメーションが1番3DCGの扱いが上手いような気がする


個人的には山王戦のラスト数秒の描写が最高に好きで
漫画史上でもトップクラスの描写だと思ってますが
本作でもそこは上手く映像化していたんじゃないでしょうか

正直、原作は超えれてないけど
てか、超えれるわけがないですがね

 

観る前は
どうせ過去の遺産にすがったアニメだろ
みたいな嫌なことも考えてたけど

実際に観てみるとちゃんと作ってる映画だと感じさせられました

こんなタイプの映画は作ろうと思ってもなかなか作れないと思う
「SLAM DUNK」だからできたのかもしれませんね

 


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