何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

ドラマ「トクサツガガガ」感想 オタクなら共感できる そして小芝風花ちゃんが超カワイイ


どうもきいつです



ドラマ「トクサツガガガ」観ました

 

NHK総合のドラマ10にて2019年1月から
全7回放送されていたテレビドラマ

 

原作は丹羽庭による漫画で
特撮オタクの女子の日常を
描いた作品です

 

主演の小芝風花は本作が
連続ドラマの初主演です





あらすじ
24歳のOL仲村叶は隠れ特撮オタク
母にその趣味を拒絶されずっと隠してきた
会社でもオタばれしないように
気を使って日々を過ごしている
そんなある日
通勤途中に特撮のマスコットを
かばんにぶら下げた女性を見かけて
知り合いになる方法を探し始める



感想
オタクの苦悩が心に刺さる
特撮が好きでなくとも
オタクなら共感できるドラマだと思う



原作漫画は存在を知っているくらいで
内容に関してはほぼ知らないです

なんとなくドラマを観だしたんですが
これがなかなか面白かったです


24歳の大人の女性が
特撮ヒーローが好きだけど
それを周りに絶対にばれたくない
それでも同じ趣味の友達が欲しい

そんな女の子の日常を描いている
だけなんですが

彼女の直面する出来事が
なかなかよくあるな
って感じのエピソードで面白いんですよね

例えば
休日に何をしているかを聞かれるのが
めっちゃ嫌とか
同僚と行くカラオケで歌う歌が無いとか
なんかすごく共感できる

で、同じ趣味の友達が欲しいと思っても
なかなかそういう人が周りにいなかったり

逆にそんな友達と一緒にいる時は
周りを気にせずにはっちゃけ過ぎてたり

こういうあるあるが
面白いし微笑ましい



そして、このドラマで
取り上げられている
特撮ヒーローっていうのが
かなり良いところをついてると思う

これがアニメオタクやアイドルオタク
だったとしたら
ちょっと違ったと思うんですよ
同じような物語を描けるとは
思うんですけど

アニメ、アイドルは
今となっては若干許容されてきてると
思うんです

それに比べて特撮は
マジで人に言いづらい趣味です

このドラマでは主人公が女の子ですけど
男でも特撮趣味は周りに言いづらい

今でも特撮は子供のもので
大人が好きだったら
いい大人が…
っていう風に見られがちです

僕も特撮好きですけど
あまり声を大きくは言えないですもん


その底辺趣味の特撮を題材にすることで
オタクの苦悩が
より浮き彫りにされていると思います



あと、特撮にかなり力を入れている
というのもポイントが高い

このドラマに登場する
特撮スーツがガチのクオリティです
日曜の朝レベルの完成度の高さ
エフェクトなんかも本格的だったりする

ここまで力を入れているのは
かなり好感を持てる

フィギュアやキーホルダーなんかの
小道具も高クオリティなんですよね
食玩の箱とかもめっちゃ凝ってる
普通に欲しくなるレベルです



ドラマの内容もかなり良かったです

基本はオタクの日常ドラマですが
ストーリーの軸に
娘と母の価値観の違いが描かれています

自分の好きな特撮は
絶対に手放したくない娘と
女の子なら可愛いものに興味を
持ってもらいたいと思う母親

2人の価値観のずれにより
母娘関係もギスギスしてしまう
それを通して主人公の叶が
成長する物語でもあります

この母娘のぶつかり合いが
結構、心に刺さるし切なかったりする
それに共感もできる

自分の場合は
このドラマみたいに
趣味を否定されたりは無いですが

それでも、あまり良い顔はされないですよね
いつまでそんな事やってんねん
って感じの空気は感じ取れる

普段味方のはずの家族が
趣味の事になると敵になるんですよ

そういうのが共感できるし
でも、親の気持ちもちょっとは考えないとな
なんて事も思いました



それとですね

主演の小芝風花ちゃんは
今まで名前を知っていたくらいで
ちゃんと演技を見たのは
今回が初めてでした

そして、このドラマを観て
すごく好きになった

普通にルックスも可愛いですが
演技がすごく良かったです

喜怒哀楽の表情がとても豊かで
すごい魅力的
アホっぽい表情とかも
めっちゃ可愛いです

小芝風花ちゃんが
めっちゃ可愛いドラマでもありました



特撮オタクをフィーチャーした
作品ですが
オタクならみんな共感できるような
内容です
コメディドラマとしても
笑えるし面白いドラマでした





NHKドラマ10「トクサツガガガ」オリジナル・サウンドトラック