何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

邦画を貶す権利が俺にはある だから、クソ邦画をさらす

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どうもきいつです


第92回アカデミー賞でポン・ジュノ監督が手掛けた
韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が
作品賞を受賞したということでとても話題になって
いますよね

そんな中、それをきっかけに
なぜか日本の映画が貶されているという事態が起きています

邦画はレベルが低い
邦画は世界に通用しない
邦画は他の国に比べて遅れている
邦画は終わっている

そんな感じの事を言われてしまっている


確かに一理あると思います
しょうもない映画が多いのは否めない

無駄に乱立する漫画、アニメの実写化の数々
話題性のみのキャスティング
隙あらば涙を誘う感動映画

 

ただ、1つ言いたいのは
そんな事を言っている奴らは邦画を観てるの?
本物のクソ映画を観たことあるのか?

そもそも、邦画をたくさん観ているのならば
邦画そのものを貶すという発想には至らない
普通に面白い映画はたくさんあります


じゃあ、こういう時に現れる邦画を貶すやつらは
一体何者なのか?

たぶん、邦画なんて観てないけど
偉そうな事を言いたいだけの奴だと思う
もしかしたら洋画すらも観てないかも


こんな人たちは具体的な事は言いません
邦画というのはこういうものだからつまらない
というイメージでしか語らない

アイドルばかりがでているから
漫画実写ばかりだから
ぶつぶつ喋って何言ってるかわからない
映像ががしょぼい
などなど
そんな事を言っている

でも、具体的にどの作品のどこがダメなのかは
言わない

たまに作品名を出しても
デビルマン
デビルマン、デビルマン、デビルマン、デビルマン、デビルマン、デビルマン、デビルマン、デビルマン、デビルマン

そればかり
あんたら時間止まってるんですか?
何年前の映画だよ!!

そもそも観たことあるのかよ
俺は観たことねーよ
誰が観るんだよ


クソ邦画も日夜更新されているんです
いまだに新たなクソ邦画が量産されているのに
貶している人たちはたぶんそんな映画の存在も
知らないんでしょうね

日本にどんな映画があるのかも知らないくせに
上から目線で偉そうに語ってんなよ!
って話です
そんな人たちは邦画を貶す資格なんてない

クソ邦画にお金と時間を無駄に消費させられて
初めて貶すことが許される
だから、僕にはクソ邦画を貶す権利がある


ということで、憎しみを込めてクソ邦画をさらします
貶している奴らに本当のクソ邦画とは何かを
教えてやりますよ

 


「少林少女」


中国で少林拳の修行を終えて帰国したした少女が
祖父の道場を再建に向けて奮闘するアクション映画
「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督の作品

この映画がすごいのは確かに観たはずなのに
全く内容を思い出せないところ
あらすじを読み直しても全然ピンとこない
確実に観てるのにですよ

ただ、1つだけ確実に覚えていることがある
時間を無駄にした…
という後悔の念
これだけが唯一残る映画

この映画を愛せる人は
柴咲コウに異常なほどの愛情を抱いている人間だけだと思う

 

「こどもつかい」


謎の男“こどもつかい”により子供がさらわれ
やがて帰ってきた子供と会った大人が3日後に死んでしまうという怪事件を描いたホラー映画
「呪怨」などの清水崇監督による作品

全部が酷い映画
ホラーなのに全然怖くない
ストーリーは全然面白くないのに無駄に長い
良い人間は死なず悪い人間は死ぬという
ホラーとして全然理不尽じゃない展開が本当につまらない

タッキーがホラーキャラクターを演じていますが
ジャニーズアイドルだからの弊害が出まくっている
イメージを崩せないから変に小奇麗で恐怖感が
煽られません
劣化版ジョニー・デップみたいな衣装も酷い

恐怖演出も使い古されたような
くだらない演出ばかりで萎えましたね

 

「天使の恋」


過去にトラウマを抱えた女子高生が
ある大学教授と出会うことで人を愛することを知り
成長していく姿を描いたラブストーリー
原作は大人気ケータイ小説です

ケータイ小説が全盛期の頃の映画ですが
まさにケータイ小説らしい気持ち悪い内容

援交、レイプ、堕胎、いじめ、自殺、殺人、複雑な家庭環境、過去のトラウマ、謎の難病、余命わずか、記憶喪失
これぞフルコース
そして、そんな重そうな要素がたくさんなのに
ありえないほど薄っぺらい

さらに、壊滅的な佐々木希の演技力

当時、こんなのが感動する、泣けると
もてはやされていた恐怖…

 

「ニノ国」


現実世界と魔法世界を舞台に
2つの世界を行き来する少年たちの究極の選択を
描いたファンタジーアニメ
レベルファイブによるRPGゲームをアニメ化した作品です

ジブリっぽい絵に騙されてはいけない

整合性の悪いストーリーで全然納得できない内容
世界観の説明を全て言葉でしていて退屈で眠くなる

伏線などは全く無く
後出しで主人公に都合の良い設定を次々に付け足していくのはすごくムカつく
オチは唐突で意味不明

そして、なによりもアニメ映像のクオリティの低さ
劇場版アニメとしては質が低い
今どきはテレビアニメでも
もっとクオリティ高い作品が増えているというのに

キャラクターも全員好きになれない
というより嫌いなくらいでしたね

パッと見がジブリっぽいというのがまた悪質

 

「フォルトゥナの瞳」


死を目前にした人間が透けて見える能力を持つ青年が、大切な女性の死の運命が見えてしまったことで
運命を変えようと奮闘するラブストーリー
百田尚樹による恋愛小説が原作

この映画はとにかく嫌い
普通につまらないストーリーでもあるけど
倫理的にどうかしてる内容です
偏ったキレイごとに反吐が出る

自己犠牲を正当化、美化し
それが唯一の正義と言わんばかりのメッセージ
自己犠牲を払わない人間は
愚か者、弱い、悪
と言っているようなもの
かなり怖い思想ですね

それだけでなく
設定は雑だし人物描写はすごく薄い
恋愛の表現はデートと甘い音楽を流すだけ

こんな映画は子どもには見せたくない

 

「最高の人生の見つけ方」


余命宣告を受けた2人の女性が
少女の落とした“やりたいことリスト”を
実行するために世界中を旅する物語
同名のアメリカ映画を原案にリメイクした作品

オリジナル映画の重要な部分を
ことごとく無視するスタイルに腹が立つ

この映画に携わった人たちは
オリジナルを本当に観たことあるのか?
と疑問に思うほど

むやみやたらとお涙頂戴な展開ばかりを
繰り返そうとするのも気持ちが悪い

2人の関係性を描くべき作品なのに
個々の家族であったり会社であったりと
変な方向に話を広げていくのも意味不明

無駄なシーンもめちゃくちゃ多くて
ももクロのシーンなんてさすがに長すぎて
気持ち悪さしかなかった

最後の宇宙のシーンとか超キモい

とにかくキモい映画

 

「ファンタスティポ」


とある会社を継ぐことになった兄弟
トラジとハイジが父親譲りの奇抜なセンスで
会社を切り盛りしていく物語
国分太一、堂本剛がダブル主演を務めています

何をしたいのかが謎な映画
終始意味不明な内容です
シュールな笑いをやりたいのかもしれないけども
笑いのセンスが壊滅的

最後の歌のシーンだけのために
延々と無意味なシーンを見せられている感覚
クソ長いMVですね

MVの監督が無理やり映画を撮らされたんでしょうね
無意味なシーンの連続に
映画を観ているのが辛くなるレベル

ファンならギリ観れる内容だと思う

 

「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」


悪の組織ショッカー軍団に支配されようとしている
世界を救うため
全ての力を振り絞り戦いに挑む仮面ライダーたちの
姿を描いた特撮映画
仮面ライダーシリーズ40周年を記念に作られた映画です

仮面ライダーをいっぱい出せば客が入るだろ
って発想の客を舐めきった映画

ストーリーがめちゃくちゃで意味不明
現在過去の時間の概念がバグってます
仮面ライダーが全員登場する描写も
唐突過ぎてちょっと怖い

オーズのタマシーコンボとかも
設定がよくわからない

ラストは何も解決していないのに解決した感じに
なってしまっているところが
本当に怖いし気持ちが悪い

なによりも、ゲスト出演した仮面ライダーWの
桐山漣と菅田将暉にWの決めゼリフ
「お前の罪を数えろ!」を言わせないという
ゲストの無駄使いはなんなのか

ディエンドがバイクに乗っているのも
個人的に萎えた

金儲けのためだけにやっつけで作られたんじゃ
ないかと思ってしまうほど出来が悪い映画でした

 

「銀魂」


宇宙からやってきた天人に支配された江戸を舞台に
万事屋を営む銀時と仲間たちが繰り広げる
様々な出来事を描いたドタバタコメディー映画
大ヒットコミックを原作に
今をときめく福田雄一が監督を務めた作品

いかにも福田雄一って感じのギャグセンスが
本当に寒い
佐藤二郎やムロツヨシにアドリブ言わせてるんで
しょうけど全然面白くない
ワンパターンだし

そもそも、俳優のアドリブセンスに頼ってるだけで
監督自体は何も面白くない
俳優同士の内輪ネタが面白いからと思って
見せているのかもしれないけど
それが面白いのはお前らだけだから

佐藤二郎のアドリブに笑いこらえてるのとか
何を見せられているのか…って気持ちになる

それだけじゃなくて
真面目なシーンやアクションシーンが本当に下手
顔面アップでベラベラ喋るシーンが多すぎ
アクションシーンはもっさりしすぎ

テンポが悪いし爽快感が無いし
観ているのがしんどくなってきます

何が一番悪いって
福田雄一には原作リスペクトが感じられない
原作を無視して自分の笑いを押し付けてくるだけ
なんですよ
パロディーとかも多いけど
全然敬意を払ってませんよね

こんな映画が2時間以上
恐怖

こんなのが評価されているようじゃ
邦画が終わってると言われても仕方がないですね

 


と、こんな感じでクソ邦画はたくさんあります
まだまだいっぱいあります

邦画を貶したいならせめて5本くらい
クソ邦画を観てからにしてください

いろいろ作品挙げましたけども
好きな人がいたらすいませんね

でも、クソだと思ってしまったから仕方がない


邦画を終わらせないためにも
みんなもクソ邦画をさらしましょう

褒めてるだけの平和主義じゃ世界は変わらない