何もかもが滑稽

何もかもが滑稽

映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「キセキ あの日のソビト」感想 GReeeeNを再評価できる 映画としては普通

どうもきいつです



なんとなく、アマゾンプライムビデオで映画を観ようと適当に選んでいました
その中にあったのがこの映画
特に期待もせずに観ていました

 

ちょっと、なめ過ぎてました
まあまあ良かった

てか、GReeeeN自体をちょっとなめてたかも


人気ボーカルグループ「GReeeeN」が結成して売れるまでの話を映画化
実話を基にしたフィクションって感じですかね
グループのリーダーHIDEと、グループのプロデューサーのJINを主軸とした物語です


僕は、学生時代の頃はけっこうGReeeeNが好きでよく聴いていました
アルバムも持っていましたし
大ファンって訳でもないですが、思い入れはあるほうだと思います


この映画を観ると、なぜGReeeeNが顔を隠して活動してるのか
歯科医と歌手を両立してるのか
そういう事もわかります

そして、GReeeeNってすげぇ

そう思えます
そもそも、歯科医をやりながら歌手でも成功するって、なかなかすごい事ですよ
かなり努力してると思いますよ

さらに、GReeeeNの楽曲の良さを再確認できます
僕も昔はよく聴いてましたが、今はもう全然聴いてないですし
新曲なんかも全然知らないです
でも、この映画を観て
そういやこの曲良かったなぁ
みたいに昔聴いてた頃の事を思い出せました
またGReeeeN聴いてみようかなという気持ちになりました


ストーリも良いと思いました
親が望む自分の将来、それと本当に自分がしたい事
その2つに板挟みになり苦悩して
父親ともぶつかり
でも、最終的には両方成功させてしまうんですから…
さすがにずるいわ


俳優陣もすごい良かったです
特撮好きの僕としては、仮面ライダーWとシンケンジャーとトッキュウジャーが出てるだけすごい上がるんですが

それだけじゃなく、主演の松坂桃李さんと菅田将暉さんがすごい良かった
特に、菅田将暉さんが普通の演技も良いんですが、歌声がすげぇよ
もうGReeeeNでした
歌のシーンも菅田さん本人がちゃんと歌ってるようです


ただ、最初にハードルを下げ過ぎたってのもあるのか
良いと思った後、時間がたつと…
冷静に考えるとやっぱり…

名作になりえる要素があるにもかかわらず
それを超える程の足を引っ張る部分もありました


1番大きい要素は、全体的に淡々と進みすぎる
山が無いんですよね
爆発的なシーンが無いんで、観てる側の感情も波立たないんですよ

そして、セリフで説明するところが多すぎて画面も単調でした

グループが結成した後は、けっこうトントン拍子に進んで行くので
本人たちがあんまり努力してないように見えます
結局、才能だけで成功しただけ、みたいに見えてしまう


そして、無駄な部分も多かったと思います
最初のほうのCDショップで海援隊のCD買うくだり
しかも、2回もそのシーンある
普通に要らなかったと思う べつに面白くもなかったし

医者の父親が担当している心臓病の女の子
これがサブストーリー的に同時進行して行くんですが
これ全部いらなくない?

他もノイズになるようなシーンは多々ありました


それから、なんで?って思ったのが
GReeeeNの楽曲が劇中3曲しか使われていない
てか、この映画、歌自体が全然使われていない
音楽がテーマの映画なのに

GReeeeNって相当曲数もあると思うし
それぞれの場面に合う歌もあったと思います
代表曲の愛唄すら使われてない
終始GReeeeNの歌流れてても良かったんじゃない?
最近そういう映画多いし


まあ、GReeeeNが好きな人は観ても良いんじゃないかと思います
結構良い部分もありましたし
俳優さんたち素晴らしいですしね
今ならアマゾンプライム会員の人なら見放題です





あっ、ども。おひさしぶりです。(通常盤)



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