何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「アイアムアヒーロー」感想 日本だからこそのゾンビ映画 ストーリはあんまり無い

どうもきいつです




人気漫画の実写化映画「アイアムアヒーロー」観ました
僕は漫画未読です

 

知っているのは、冴えない主人公という事とゾンビものという事だけです

 

でも、ゾンビ映画は好きなので期待しつつも軽い気持ちで観てみました


結構ちゃんとゾンビ映画になってましたね
内容や設定もゾンビ映画観てるって思わされます

今まで、日本でこんなちゃんとしたゾンビ映画無かったんじゃないですかね?
かなりお金もかかってると思う
それが観れただけでも良かったと思いました


それに、日本だからこそのゾンビ映画になっていました
1番日本っぽさがで出たのは
やっぱり銃が無いって事ですよね

ハリウッドのゾンビ映画なら、みんな銃を追ってますし

でも、日本では銃なんてめったにお目にかからないです

そんな、銃が貴重な世界で
冴えない主人公だけが唯一銃を持っているってのが面白いです


日本の街中にゾンビが溢れているのも新鮮に感じました
昼間の街中で人間が襲われて血しぶきが飛び散っているのは
なかなかテンションが上がります

最初の方の、ゾンビが現れだしてからタクシーに乗るまでの
主人公が街を進んで行くシーンもすごく良かった
1カット風に映像が進んで行くんですけども

街を進んで行くにつれカオスな世界になっていく様子は
なかなかハラハラしますね
あれだけでも映画の中へ引き込まれました



この作品ならではのゾンビの設定も良かったと思います

この作品の中ではゾンビの事はZQN(ゾキュン)と呼ばれています
そのZQNたちは生前の言動ずっと繰り返しているんです
買い物するような言動を続けてたり、走り高跳びをずっと続けてたり
そのZQNごとに個性が見えます
その姿が不気味でありユーモアも感じます

こういう設定は数あるゾンビ映画でも無かったんじゃないでしょうかね
この映画ならではの面白さだと思います


ゾンビの造形も怖いし気持ち悪かったですね
グロいシーンもしっかりグロく作られていました
苦手な人は絶対見れないと思います

ただ、ゾンビの造形は怖くしようとし過ぎて
逆にチープに見えるときも多々ありましたね
ちょっと狙い過ぎと言うか


それと、ゾンビの動き

これはみんなゾンビの動きをしていて
ゾンビらしかったです

ゾロゾロ歩きながら基本襲ってきますが
ダッシュで来るアグレッシブなのもいます
走るゾンビなんて今ではありがちですが

たまにワイヤーアクション丸出しのゾンビがいて
これはちょっと萎えましたね
いくらなんでも動きがおかしすぎる



ゾンビ映画として楽しめたんですが
ストーリーがあまりにも無さ過ぎたのは気になりました

この映画、目的や目標が無く
基本はゾンビから逃げて助かりたい
ってだけの映画です

一応、主人公の成長物語的なものはありますが
それだけでは薄いと感じました


それに、この映画の中の出来事、やってる事、人間ドラマ、展開
は今までのゾンビ映画でやりつくされてきたような事ばかりで
真新しさが無いです
なので、観ていてちょっと飽きてきます

でも、主人公のダメ人間なキャラクターは良く
演じている大泉洋さんの演技も相まって
ストーリーの部分はカバーできてたんじゃないですかね

最後の銃で戦うシーンはカッコよかったですし


ただ、最後の銃のシーンはちょっと長すぎですかね
カッコよかったんですけど
さすがに、あれだけやられると
まだ続くの?
って思いながら観てました



ストーリーが薄すぎるってのはあるんですが

日本が舞台のゾンビ映画では
かなり気合が入っていたんじゃないかと思います
ただ、これ以降に日本でゾンビ映画を作るなら
もっと工夫を凝らさないとダメかもしれませんね

この作品、日本のゾンビ映画としては十分楽しめる内容だと思います





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