何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「コードネーム U.N.C.L.E.」感想 無駄にオシャレで 無駄にスタイリッシュ だがそれがいい


どうもきいつです




スパイ映画「コードネーム U.N.C.L.E.」観ました
レンタルショップで目に留まったので借りて観てみました
なんとなく、この映画の存在は知っていたんですが
今までスルーしてました




本作は、1960年代に放映されていたテレビドラマ「0011ナポレオン・ソロ」を
2015年に映画としてリメイクした作品のようです

こんなドラマ全然知らなかった
まあ、50年以上も前ですし当然ですよね


物語の舞台は、1960年代前半の冷戦時代
核兵器の拡散を目論む謎の国際犯罪組織を止めるべく
CIAエージェントナポレオン・ソロとKGBエージェントのイリヤ・クリヤキンが
長年の政治的対立を超え手を組むことに
この2人が組織の科学者の娘であるギャビーとともに
核兵器の大量生産を阻止すべく奔走する



この映画、個人的にはすごい好きでした
おもしろい

正直、大した内容ではないんです
ストーリもよくあるようなシンプルな作り
そして、ツッコミ所も結構あったりする

なにより、パッと見は真面目なスパイもの映画なんですが
実際観てみると
おバカ映画です
ギャグです

ホントバカバカしい作品ですよ
でも、それがイイ

でも、ただバカなだけじゃないんです

このバカバカしい内容を
オシャレにスタイリッシュにカッコよく演出している

もう、全編隅々までオシャレです

むしろ、オシャレ過ぎて鼻につく
やり過ぎて逆にダサい

これは褒めてます



オシャレ演出の度が過ぎてて
これ意味ある?
て部分も多々あるんです

敵の拠点に忍び込む時とかに
漫画のコマ割りっぽく画面を分割するシーンがあるんですが
正直、見づらいし
意味も感じられないんですよ

でも、なんかオシャレ
それだけで十分です


この作品、全体的にギャグが多めなんですが

笑いが押しつけがましくない
劇中の登場人物は、いたって真面目に行動して喋ってるんですが
その中で起きる出来事や言動がおかしかったりズレてたり
そしてバカバカしい
ナチュラルに笑えるんです

そして、無駄にオシャレでスタイリッシュな演出の中で
バカな事をしているので
余計に面白い
まあ笑えます



登場人物たちも魅力的です

主人公のソロ
彼は二枚目のプレイボーイ
言動はとても軽いです
でも、沈着冷静なカッコいい所もあります
そして優しい一面もある

ソロの相棒イリヤ
彼は寡黙で不器用な男です
そしてパワー人間
素手で車を止めようとかします
相手を立ったまま気絶させる必殺技「ザ・キス」がおもしろい

このコンビがすごく良かった

性格的に真逆の2人で
全然かみ合わず衝突しがちですが
なんだかんだ息が合ってる名コンビです

この2人のやり取りも結構笑えます


本作のヒロイン的な立ち位置のギャビー
彼女もとてもいい

まず、単純にかわいい
見た目も性格もかわいいです

ホテルで酔っ払って
急に踊りだし
そしてレスリングに持ち込む
意味わからん
でも、笑える
かわいい

彼女の60年代ファッションも良いですね
まあ、絶えず服装が変わります
それが毎回めっちゃ似合ってるし、どれもかわいい
でかい丸サングラスもすごい似合ってる
ギャビーはずっとかわいかったです



バカバカしいギャグ映画なんですが

アクションシーンは本気です
特にカーチェイスなんかはハラハラです
派手でカッコいいんですよ

バカなだけじゃなく
こういう本気のシーンも入ってくると
メリハリが出て飽きずに観れますね



全体的にバカな映画
そして、無駄にオシャレで無駄にスタイリッシュ
内容はほぼ無いです
でも、おもしろい

なんかわからないけど
この映画が好きです
気楽に観れる娯楽作品でした





コードネームU.N.C.L.E. [Blu-ray]