何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」感想 アホらしくて楽しい

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どうもきいつです


コメディ映画「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」観ました

ロックスターに憧れるビルとテッドの時空を越えた冒険を描いたコメディ
「ビルとテッドの大冒険」のシリーズ3作目
前作から29年ぶりの新作です
ロックバンドを組むビルとテッドが
それぞれの娘たちと共に人類滅亡の危機に立ち向かいます

監督は「ギャラクシー・クエスト」などのディーン・パリソット
主演は前作に引き続き
「マトリックス」のキアヌ・リーブスと
「グランドピアノ 失われた黒鍵」のアレックス・ウィンターが務めています

 

あらすじ
ビルとテッドはロックバンドで活躍していたが
30年経った現在は人気が落ちていた
そんなある日、2人の前に未来人が現れ
77分25秒後に世界が滅亡すると告げられる
世界を救う音楽を完成させるために
2人と彼らの娘たちは時空を巡る旅に出る

 

感想
バカバカしくて最後まで楽しく観れました
アホなコメディ映画だけど
最後はなんかハッピーエンド
ただ、前作を観てる方がもっと楽しめたんだろうなと思いました

 

映画館で予告を見て気になったので観に行ってきました

調べてみると前作があるのがわかったんですが
前作を観る術がなかったので
とりあえず本作を観ることにしました


正直、前作を観といた方がよかったかなぁ…
と思いつつも
あまりのバカバカしい内容に楽しく観ることができました

この映画は中身なんて空っぽで
ひたすらアホなことをしてたって印象です

なのに最後はなんか幸せな気持ちにもさせてくれる

すごく変な映画でした


本作はシリーズ3作目ということもあり
過去作品のネタがとても多いな
と思わされます

前作を見てなくても
なんとなくそれはわかります

前作を観てれば面白かったんだろうな
という場面がたくさんありました

本作を観る前に
できれば前2作は観ておくべきだったのかもしれない

登場人物の関係性だとかバックボーンだとか
そんな説明は全くありませんし
前作に絡めてるんだろうなってセリフがあったり
とにかく前作ありきでいろいろと事が進んでいく作品ではありました

 

とは言え
前作を観ていなければ理解できない映画
というわけでもなく
観ていなくても全然面白く観れる

そもそも、めちゃくちゃアホなことをやってるおバカコメディーなので
前作からの伏線がどうとか
そんなものは全くない

ストーリー自体もほんとにバカバカしくて
なんじゃそりゃって内容ですし

77分25秒後までにすごい音楽を完成させなければ世界後崩壊する
ってう、わけがわからんストーリー

タイムリミットがあるのに
現在、過去、未来を行き来しまくり
その上、地獄にまで行ってしまう

何を基準にしたタイムリミットなんだよ
とツッコミなたくなる

そこがアホらしくて面白い


主人公2人も
自分達が音楽を作らなければならないという状況なのに
全く作る気がない

未来の自分達が完成させてるだろ
と楽観的にひたすら未来の自分達に曲をもらいに行く

完成してなければさらに未来
それでもなければさらに未来と
他力本願にもほどがある

いやいや、今のお前たちが作る気なければ
未来のお前たちも作ってないだろ

てか、パラドックスなんて完全に無視で
ガンガン未来の自分達に会いに行こうとするし

しかも、未来の主人公たちは容赦なく過去の自分達を殺そうとするし

もうなんでもありかよ

矛盾をなくそうと練りに練ったさまざまなSF作品を嘲笑うかのようなSFの世界観
難しいことを考えてるのがバカらしく思えてくる

そんなアホな世界観に登場するキャラクターも
みんなアホ
ビルとテッドはもちろんアホですし
未来人たちや未来からの殺人マシーン
地獄の死神

みんなクセが強いしバカバカしい人たち

唯一ビルとテッドの娘たちはまともでしたね
お父さん大好きなめっちゃかわいい娘たちに癒されました


そして、アホな場面もたくさんあって笑わせてくれる
と言うか、すべてがアホなんですけども

今の自分達の行動が未来の自分達にバレてしまうからと
バケツを被って逃げたりする
そんな逃げかたすれば普通に捕まるけどね
でも逃げれてしまう

刑務所に入れられた未来のビルとテッドが
筋肉ムキムキのマッチョマンになってるのは最高に笑った
なんでそうなるんだよ

殺人マシーンが間違えて殺すとか
それがきっかけで自殺したり

基本的にやってること全てがアホ
アホすぎてとにかく笑ってしまっていました

 

そんな、アホなB級コメディー映画ですけども
最後はとてもハッピーな気持ちにさせてくれる
なんか明るい気分になりました


理論はよくわからんけど
なんだかんだで全て上手くいって世界が救われるってラスト

強引でご都合主義な終わりだけど
今までも強引でバカバカしいことの連続でしたし
特別ここが浮いてるわけでもない

世界中の全ての時代の人たちが楽器を持って
楽しそうに歌ってノリノリでそして世界が救われる
これって素晴らしいことだなと思わされた

ラストはすごく盛り上がる展開だし
観てるこっちも楽しくノリノリになってきます

よくわからんけど感動しました

 

あと、みんな楽しそうですよね
キャストたちは楽しんで演技をしてるんじゃないかなと思います

「ジョン・ウィック」なんかではストイックなキャラを演じてるキアヌ・リーブスですが
本作ではめっちゃユルユル

普段と違うキアヌ・リーブスは
それだけでなんか面白いです
そして、楽しんで演技をしてそう

楽しく作っている映画というのを感じるので
観てるだけでとても楽しい気持ちにしてくれるんだと思います
で、幸せな気持ちにもさせてくれる

 

なにからなにまでアホな映画で
だからこそ、どこか疲れた心を癒してくれたようにも思います

バカバカしくて笑える映画
そして、幸せな気持ちにもさせてくれる映画
くだらないB級映画だけど
とてもいい映画だと思います

 


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