何もかもが滑稽

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映画、漫画、アニメなどが好きで、その事についての感想、思ったことなどを書いています。 それ以外の事も時々書きます。

映画「ターザン:REBORN」感想 地味 ひたすら地味 記憶に残らない作品


どうもきいつです




アクションアドベンチャー映画「ターザン:REBORN」観ました

 

「ハリー・ポッター」シリーズなどの
デビッド・イェーツ監督によるアクションアドベンチャー作品
ジャングル育ちの英国貴族ターザンの
新たな冒険を描いています

 


あらすじ
ジャングル育ちの野生と貴族としてのスマートさを
持ち合わせた特別な人物として
英国政府から一目置かれる存在のターザンだったが
ある時、何者かの罠にはめられて妻をさらわれ
故郷のジャングルを侵略されてしまう
妻と故郷を守るため
ターザンはジャングルへ舞い戻る決意を固める



感想
正直、退屈でした
特別に酷い映画というわけではないですが
終始、暗くて盛り上がりにも欠け
常に睡魔と戦いながら観てました


まず、この作品
なんか特殊です
今までにあったターザン作品の続編でも無ければ
リメイクというわけでもない

新しく作られたターザン
という単体の作品です

でも、物語はターザンがジャングルから
人間の街へと移り住んで
人間として生活しだした後の話です

なんか続編っぽい設定なんですよね

まあ、この設定はどうでもいいんです



問題は
この映画がずっと退屈だったって事です

でも、特別に目立っておかしな部分があったわけでもなく
映像も綺麗でしたし
アクションシーンもありました
ストーリが破綻してるわけでもない


ただ、ちょっと雰囲気が暗過ぎるんですよね
だから、全然乗れなかった

ターザンにこんな暗さ求めてないですよ
世界観をダークにし過ぎです

ターザンも性格が暗いというか
物事全てに乗り気じゃないんですよね
なんか嫌々やってる風にも見える


それと、この映画が何を伝えたかったのかが
わからないってのも
乗れない理由ですね

いろんな要素を詰め込んではいるんですが
全部、表面をなぞっているだけで
全く深く掘り下げられていないので

結局、ターザンとジェーンの愛を描きたかったのか
環境問題的な事を言いたかったのか
人種問題を訴えたかったのか

ブレてて、どこにも焦点が合ってないように感じました



ターザンの強さもブレていました

基本超人的な強さを誇っているターザンですが
ストーリーの都合に合わせて
弱くなってしまう事もあって
そういうのも違和感に感じてしまいます

あと、ターザンがあまりにも野性味が無さ過ぎますね
いくら都会で生活していたからって
あれじゃあ、ただのマッチョの紳士ですからね

ターザンが変っていうのも
ネックになってました


こういうマイナス要素で
全体的に地味な印象になってしまっています



そんな地味な部分を
映像やCGで補えてるかというと
そうでもなくて

確かに映像は美しいですし
CG技術も高いと思います
でも、特別に抜きん出てるわけではないです

同じ時期に公開されていた「ジャングル・ブック」と
比べたら
やっぱり普通だな
って思ってしまいます

「ジャングル・ブック」は
すごいって言えるほどの事をやってましたしね


そして、この映像の部分でも暗いんですよね



アクションシーンも
なんか、ぱっとしないんですよ
全然悪くはないと思うんですけど

アクションがちょっと単純すぎるんですかね?



この映画、印象に残ることが少なくて
ターザンの肉体美くらいしか頭に残ってない
この映画自体のことを
すぐに忘れてしまいそうです

ターザンに求めてることを
ことごとく削ぎ落としたような作品でした




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